『「繊細さん」の本』感想!
近くに不機嫌な人がいるとドキドキしてしまう。この感覚はみんなあると思っていたけど、じつはそうじゃないみたいだ。
武田友紀さんの『「繊細さん」の本』を読み終わったから、感想を書いていきたい。
“繊細さんかもしれない……”が確信に変わった
最近よく耳にするようになったHSPという言葉。「生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」の意味で、『「繊細さん」の本』もけっこう話題になっていた印象がある。
僕は、自分がHSPや繊細さんにあてはまるのではないかとうすうす思っていた。光や音などの刺激を受けやすいし、人の感情を察知しすぎて疲れてしまうのはザラだ。
この本を読んで、繊細さんの特徴にめちゃくちゃあてはまってびっくりした。いや、本当に全部ってくらいあてはまる。
他人の気分に左右されるとか、カフェインに敏感に反応するなど。実際に職場で他人の気分を感じ取りすぎて疲れたり、ウーロン茶を飲んだらゲロゲロと気分が悪くなったりしていた。
あぁ、自分って繊細って呼ばれる人だったんだ。そう認識したときもやもやがちょっと晴れて心が軽くなったし、同時に「じゃあどうすればいいんだ……」という気持ちにもなった。
『「繊細さん」の本』は、繊細さんがどうすればしんどくならなくて済むか、対処法がたくさん紹介されている。繊細さんかも……と感じる人は読むとすごく役に立つと思う。
加えて、“繊細さんの感覚を非・繊細さんは持ちあわせていないから分からない”ということが書いてあって、これが僕にとって目からウロコで、軽く衝撃を受けた。
近くに不機嫌な人がいたら心臓がバクバクしてしまうとか、自分に起こっている感覚はみんなも持っていると思っていたからだ。バクバクするまでいかなくても、他人の感情を察しているものだと思っていた。
でも、どうやらそうではないらしい。非・繊細さんはそもそも繊細さんのような敏感な感覚を持っていないから、他人の気分を感じ取る方がムリな話なのだ(それがいいとか悪いっていうわけではなく)
性質の問題なんだろう。きっとこの事実を知っているかで生きやすさが変わってくる。他人に自分の感覚を求めなくなって、なんで?? みたいにしんどい思いをしなくて済むから。
ある種の思い込みから解放されて、読んでよかったと思った。
また、仕事の日だけじゃなくて楽しく遊んだ日の翌日もしっかり休むようにしたり、非・繊細さんに言葉ではっきりとどうしてほしいか伝えたりっていう対処法を実践していきたいと思った。
繊細さんの特徴にあてはまる! だけじゃただの診断になってしまう。自分の性質を理解して、じゃあどうすればいいかっていう対処法をこれから駆使してちょっとでも生きやすくなりたい!
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