本日は休日だけど、やや早めに起床。
湿気が高い。カーテンの隙間から元気な太陽の光が入っている。しかし、そんな晴れ間が見えていたのは一時的で、約1時間後の外出時には弱い雨が降り始めた。少し肌寒い。が、構わず自転車に乗り出かける。

目的地付近の駐輪場に自転車を停めると、そこは管理人がいるタイプの駐輪場だった。1畳程度の小さな管理人室にいる管理人は、静かに文庫本を読んでいた。わたしは、仕事の空き時間や待ち時間に読書をする人が好きなので、それを見て嬉しくなった。
そこから少し移動し、目的地である美術館へ。企画展の展示を見る。企画終了間近ということもあり、現地はそれなりに混雑。人の話し声などがあると鑑賞に集中できないため、いつもはイヤホンを携帯しているが、今日は忘れてしまった。そこで急遽、コンビニで耳栓を購入。しかし、思いのほか集中できる展示だったため、耳栓を使用することなく見終わった。内容は素晴らしかった。
美術館を出た後、近くの飲食店で昼食。アジフライと牡蠣フライを食べる。鰹節の入った和風タルタルソースが斬新だった。

自転車を取りに駐輪場に戻ると、シフトの関係なのか管理人が別の人に変わっていた。その人は本を読んでおらず、スマホを見ていたけれど、わたしが駐輪場から出て行く時、わざわざ管理人室から出てきて見送ってくれた。
その足で、近所の珈琲豆屋へ行く。その頃には曇天がすっかり晴れ渡り、さんさんと太陽の光が降り注いでいた。走行中、暑くなり上着を脱ぐ。なお珈琲豆屋では、お店のオリジナルブレンドと、季節の珈琲豆を購入した。

家に向かう帰り道、さつまいもと栗を買う。かぼちゃやさつまいもはそれなりに好きなのだが、栗はさほど好物ではない。もしケーキの中でモンブランが選択肢としてあるのなら、まず選ばない。嫌いじゃないけど、好きでもない栗。
そんな栗を好きになれたら、もっと人生楽しくなりそうだなと思い購入。お菓子などにして食す予定である。
自宅につき、珈琲を淹れる。香りがよく、絶品だった。そうして珈琲に癒されているうちに少し眠くなってきたので寝室へ。
ベッドに横になり少しすると、後住猫であるチビ猫がのしのし上がってくる気配がした。この猫は人間の足のカーブや足の間に寄り添って寝るのが好きなのだ。横になったわたしの太腿らへんにくっつき、毛繕いをはじめる。猫の体温を感じながらまどろんでゆく。

つまり今日はなんということのない、穏やかな土曜日であった。