【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】

タイトルのセリフは、特攻隊員の青年が、出撃前に好きな女の子に送った手紙の一説です。

恋愛映画でどちらかが亡くなるとわかっている作品は、泣くの確定ですよね。その為、鑑賞を避けてしまったりするのですが、こちらはなんやかんやで鑑賞！！ベタなストーリーですが、結局はそういうのがやっぱり泣けます( ；∀；)

主人公は高校３年生の百合(演：福原遥)という少女です。卒業後の進路に迷う中、彼女はひょんなことからタイムスリップし過去へと飛ばされます。そこは第二次世界大戦の終戦直前の日本でした。百合は、いきなりタイムスリップしたせいか体調を崩します。そんな彼女を一人の兵隊が助けます。

その兵隊は佐久間彰(演：水上恒司)という名の青年でした。次第に二人はお互いに想い合うようになりるのですが、彰は特攻隊員で、一ヶ月もしないうちに出撃命令がでる為、それを待っているという状況でした。百合は未来から来ているので、戦争がもうすぐ終わり、しかも敗戦するという結末を知っています。彰に、日本は負けるんだ、出撃するのは意味がない、行かないでほしい、と内心を打ち明けますがなかなか説得できません。そうしているうちに彰やその仲間の特攻隊員達に出撃命令がくだされるのでした。

私は鑑賞後、恋愛映画というより戦争映画という感覚のほうが残りました。
出撃して体当りした隊員たちは、最期、空の上でどんな心境だったのでしょうか。亡くなっているので想像するしかないですよね。

また、彼らが今の日本を見たらどう思うのだろうか、と考えました。
平和になったなぁ、と喜ぶのか、日本が弱くなっているなぁ、と嘆くのか、どちらでしょうか。
佐久間はきっと、前者な気がします(^^)

映画の中で隊員たちは、出撃を数日前の直前に言い渡されていました。いつ来るかわからない順番をどんな想いで待っていたのかと考えると、1日1日がホントに大切だったんじゃないかな、と想像しました。

鑑賞後は自分の抱えている不安の殆どは、大したことがないように感じましたし、１日１日は本当に尊いな、とも思いました。

第二次世界大戦時代を描いた作品ならこちらも↓↓↓

〈一言メモ〉

戦争に関わる作品、久々の鑑賞てした。観てて辛いけど、やっぱりたまには観るべきだなぁ