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『誰にでも手に入るものを幸せって言うの』

【怪物】

■日本/2023年
■監督:是枝裕和
■脚本:坂元裕二
■出演:安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太ほか

是枝監督の新作ですね!是枝監督の作品を観るといつも思うのですが、「えっ!?ここで終わり!?」ってなります。いわゆるオープンエンド(見た人が自由に各々解釈する事が出来る結末)的な作品が多いですよね。今回の作品も結末が、あれ?あの部分はどうなったんだ?っというところがないわけではないのですが、監督のこれまでの作品の中ではオープンエンド要素は少なめな気がします。最初はミステリーなのかな?っと思ったら、むちゃくちゃヒューマンドラマで心に染みる作品でした。

田舎町に暮らすシングルマザーの麦野早織(演:安藤サクラ)は、息子の不可解な言動が多くなるにつれ、心配を募らせます。

息子の担任教師の行き過ぎた指導や発言がその原因ではないかと疑い小学校に抗議します。 

親、教師、学校という組織が争っている間に息子の湊(演:黒川想矢)はクラスメイトの依里(演:柊木陽太)と、喧嘩しながらも友情を深めていきます。とある嵐の日、この二人の少年はこつ然と姿を消し、消息を絶ってしまうのです。。。


一応ネタバレ厳禁作品になります。タイトルやトレイラーだけでは、こういう感じの物語なんだと誰も予想しえない方向性の作品でした。
映画としては、構成がすごく大事な作品だったと思います。洋画では昔からあるタイプなんですが、日本でも最近はこういうのが多くなってきて嬉しいです(*^^)v

また、この作品の音楽は坂本龍一さんが担当されていますが、公開前に死去されているそうです。特にラストのピアノのメロディがとっっっても素敵でした。

ネタバレ厳禁作品ならこちらも↓↓↓

第1弾

第2弾

第3弾

第4弾

第5弾

第6弾


〈一言メモ〉

映画の無料チケットの期限が迫っていて、とにかく映画館に到着したタイミングで上映時間の都合が合うものを観ようと思いバタバタと劇場へ突撃。そして出会ったのがこちらの作品でした!観たい作品の上映時間に合わせて映画館に行くのではなく、行った時間に上映されるものを観る、という感じで劇場に足を運ぶと、あらすじだけでは全くわからなかった予想外の感動に出会えたりします\(^o^)/




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