HSPと共に生き、専門家になる


最近HSPという単語をよく耳にする。このHSPとは、Highly Sensitive Personの略で、生まれたときから色々な刺激に繊細で、敏感な人たちのことをさしているようだ。

僕はHSPだ。医者から診断が降りたわけではない。
ただ、今までにあったことを考えれば、100%そうだと言える材料は揃っている。

子供の時から、色々な刺激が直で身体に入ってくる。
音、光、人の目線、空気、肌触り、食感。それに伴って生じる、身の毛もよだつような緊張感。冷や汗。
刺激に耐性がないうちは、例えるならば、素手でバラのトゲに触れるくらいビックリするような感覚があった。

20代前半までは、灰色の曇天の中をやみくもに進んでいくような気持ちだった。
しかしある時突然、HSPという単語と出会った。さらに詳しい専門家とも会い、「君は当事者だね」とも言われた。

それが分かったとき、すごく嬉しかったし、何より安心できた。
今までずっと原因が分からなかったし、自分の感覚がおかしいと思っていた。
でもそうではなかった。
過去の色々な出来事がHSPという特性とつながった瞬間に一切の不安は取り除かれた。

普通の人間とは、異なる感覚を持つ。

これはつまり、自分が感じたことを相手となかなか共有できないということ。

でも、言い換えれば自分にしか分からない鋭い感覚を持っているということ。

普通では気づかないことに気づくことができる。

こんなに素晴らしくて、美しいと思える感覚を自分は持っている。
少数かもしれないが、同じような感覚を持つ人は世界に必ずいる。

僕は今、発達障害(発達特性)を持つ子供たちに勉強を教える仕事をしているが、HSPと思われる子はたくさんいる。

もちろん大人の方にも多いだろう。

HSP。感覚過敏。
生きづらさは確かにあるかもしれない。それでも「どう対処すればいいのか」が分かれば最後には楽しさだけが残る。
それを今、僕は体感し始めている。

当事者だから専門家になれる。20年以上自分の身体で調べて、考えて、実践してきたから分かることがある。そしてこれからも研究し続ける。

これからの時代をHSPとしてどう生きるか。

そしてこの感覚をどのように使っていくか。



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