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チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?
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フローベルガーとブランクロシェ

フローベルガーとブランクロシェ

Tombeau fait a Paris sur la mort de Monsieur Blancrocher FbWV 632

フローベルガーのリューティスト、ブランクロシェを偲んで書かれたトンボー。

ソロ鍵盤楽器のために書かれていて、作曲年代不明。

Charles Fleury Sieur de Blancrocher (1605?〜1652 11)について
フランスのリュート奏者

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小泉俊春 石仏展 ー手のひらの仏の佇まいー

小泉俊春 石仏展 ー手のひらの仏の佇まいー

神楽坂 アユミギャラリーで22日まで開催中。

手に持って愛でることができる小さな仏さま。
ふっくらとして美しいお顔立ちやお姿が、可愛らしいと言っては失礼か?
つい笑みがこぼれる。

私は石のことをちっとも知りませんでした。
石を削っていって全く違う(黒と白のような)色が表れる石があることを。
地表の石か地中奥深くの石かでもいろいろ違うようです。
作家の小泉さんにお話を伺うことができました。

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Juan Eiras    Martin Codax 音楽賞受賞!

Juan Eiras Martin Codax 音楽賞受賞!

おめでとうございます!

スペイン・ガルシアの作曲家 Juan Eiras 氏がMartin・Codax音楽賞受賞!
第11回 Martin Codax Music Awards ガラの様子です。

授賞式の様子。

1時間過ぎくらいにJuan Eiras氏の受賞&スピーチ。

素晴らしい音楽祭ですね。

このような素晴らしい作曲家 Juan Eiras 氏からチェンバロソロ曲「GYOTAKU」を

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Harmonium

Harmonium

Peter Piel の「学習と教会のための60のハルモニウムまたはオルガンのための曲集」Op.85

ハルモニウムはどの辺に位置する楽器なのか?
この曲集は当初はペダルなしのハルモニウム用であったが、ペダルを追加することによってよりオルガンのような効果が得られた、とあります。

楽譜には小さくペダル部分が書き加えられ、いかにもその部分は弾かなくても良いように考えられます。

しかし、追加して弾

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いろいろな記譜法

いろいろな記譜法

オルガン研究会でフローベルガーの「ブランクロシェを偲んで」を弾くにあたり、いろいろわかりました。
まず、リュートはその時代タブラチュアと呼ばれる記譜法で書かれていました。
それにはおおまかにイタリア式、ドイツ式、フランス式とあって、それぞれ特徴がありました。

この記譜法が使われ始めたのは14世紀以降とされます。
イタリア式
世界初のリュートのタブラチュア譜は1507年に出版されたFrancesc

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和紅茶

和紅茶

紅茶専門店「LUPICIA」の和製の紅茶が美味しい。
日本はお茶の国。緑茶がおいしいのだから当然紅茶もおいしいです。
先日AKOMEYAのイベントで知ったのが静岡県牧之原市の紅茶でした。

オーガニックとか国産とかにこだわっているわけでもないですが、
あぁ〜、日本のお茶、おいしいなぁー。と思います。なんか、安心です。

紅茶を淹れて茶畑が思い浮かぶ。

ウィーン万博と薩摩焼

ウィーン万博と薩摩焼

川上音二郎、貞奴一座がどんな時代に世界を巡業していたのか、1900年にロイ・フラーの招きでパリ万博に参加した頃は日本はどのように認識されていたのか、とても気になっていまして、調べていますが、先ほど、また面白いことがわかりグググっ〜っとブレてます。

1853年にペリーが来航。鎖国終了に向かって行きます。それから14年後の1867年にはパリ万博に参加しています。

沈壽官薩摩焼が出品されたかは定かで

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加納木魂さんのリュート

加納木魂さんのリュート

名古屋の加納木魂さんにリュートを作ってもらったのはもう40年ほど前のこと。
オランダ留学から帰国した菊地雅樹さんの紹介でした。
加納木魂さんはギター、リュート、テオルボなどの世界的製作家です。
ギター族の楽器には縁がなかった私ですが、名古屋の工房にお邪魔し、加納さんの楽器の美しさや加納さんのお人柄にすっかり魅了され、弾けもしないのに注文してしまいました。
少し、菊地先生に習うこともいたしましたが、

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ロイ・フラーと川上貞奴と沼田一雅  1900年

ロイ・フラーと川上貞奴と沼田一雅 1900年

ロイ・フラー(1862−1928)はアメリカのダンサーでモダンダンスと舞台照明技術のパイオニアである。
フラーは自分でデザインした独特な絹の衣装と照明を組み合わせ、即興的な振り付けで踊るダンサーである。

フラーはパリで活躍し、ダンサー、イサドラ・ダンカンなどの画期的な活動をする芸術家を支援した。日本の川上音二郎・貞奴の率いる一座を1900年のパリ万国博覧会に招いたのもロイ・フラーで、そのパリ公演

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Juan Eiras氏

Juan Eiras氏

第11回 Matin Codax 音楽賞にエントリーしているJuan Eiras氏のデータです。

道川栄子展  ー四季の陶ー

道川栄子展 ー四季の陶ー

神楽坂アユミギャラリーで5月3日から5月8日まで開催中です。11:00〜19:00(最終日:13:00〜17:00)

入り口から正面、どどんと迫力あります。
作陶された作品が写真でも生き生きと。

道川さんの作品集も会場で販売されています。

アユミギャラリーの外から。
格子の隙間から覗いてみました。
土の物っていいですねー。
ほっこり温かい。

一水寮、悠庵、つくも庵と宮下智吉さんの漆の器

一水寮、悠庵、つくも庵と宮下智吉さんの漆の器

何度かご紹介している新宿区の路地裏のスポット。
ここにはフランス料理屋さん、いくつかのギャラリー、メガネ屋さんがあります。
今回の展示はこの中のつくも庵です。

宮下さんの温かい笑顔が迎えてくれます。
宮下さんの漆器の深い色合いがとても素敵です。
5月7日17時まで

建物について
一水寮(いっすいりょう)は、東京都新宿区横寺町に所在する歴史的建造物(民家)である。登録有形文化財に登録されている。

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日本茶を五感で楽しむワークショップ

日本茶を五感で楽しむワークショップ

神楽坂駅前にあるAKOMEYA
このゴールデンウィークは日本茶と日本茶を楽しむワークショップが行われています。
5月12日まで

正式名称は
「日本茶を五感で楽しむワークショップ
全国のお茶を楽しめるポップアップストア」 です。

今日はたまたま夕方の散歩の時に立ち寄りまして、滑り込みセーフでお茶をゲットしました。
静岡県牧之原市のお茶農家のお茶をいただきました。

「釜炒り茶 柴本」の柴本俊

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「アンネの日記 」Roberto Oliveiraさん

「アンネの日記 」Roberto Oliveiraさん

アンネの日記

スペインのパーカッショニストであるOliveiraさんが「アンネの日記」について語っています。
私はEnrique.X.Maciasさんの研究者であるOliveiraさんとMaciasさんの曲を通して知り合いました。日本語版の「アンネの日記」を探しているということで数冊送りました。役に立っているかなぁー。日本では子供用の簡易版からあります。もう一度読み返してみたい本です。
コレクシ

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