Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近…

Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近年、歴史的楽器の陰に隠れたように見えます。私はその歴史と演奏を続けています。教室ではチェンバロ、オルガン両方向からバロック音楽を中心に研究しています。20歳になるにゃんこと暮らしてます。

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    チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?

  • チェンバロ創世記

    バロック時代の代名詞のようなチェンバロって、いつ、どこで、誰が、復興させたんだろう?

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    現代のハープシコードに関するサイトです。 20世紀以降現在進行形で世に発表されていく新しい音楽をまとめていきます。音楽・作曲家・作品の入手方法・演奏家・ハープシコード製作家などを紹介します。 徐々にまとめていきますが、とりあえずは6月23日の「現代スペインチェンバロ音楽」の会に向け、まとめていきます。

  • バロック音楽 雑記

    チェンバロのバロック部門の記録や思いつきなどをつぶやきます。 コロナ禍に続けたノン・ムジュレの演奏もまとめました。

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日本茶を五感で楽しむワークショップ

神楽坂駅前にあるAKOMEYA このゴールデンウィークは日本茶と日本茶を楽しむワークショップが行われています。 5月12日まで 正式名称は 「日本茶を五感で楽しむワークショップ 全国のお茶を楽しめるポップアップストア」 です。 今日はたまたま夕方の散歩の時に立ち寄りまして、滑り込みセーフでお茶をゲットしました。 静岡県牧之原市のお茶農家のお茶をいただきました。 「釜炒り茶 柴本」の柴本俊史さんが丁寧にお茶の話をしてくれました。 釜炒り茶の製造販売をしていることやヤギ

    • 「アンネの日記 」Roberto Oliveiraさん

      アンネの日記 スペインのパーカッショニストであるOliveiraさんが「アンネの日記」について語っています。 私はEnrique.X.Maciasさんの研究者であるOliveiraさんとMaciasさんの曲を通して知り合いました。日本語版の「アンネの日記」を探しているということで数冊送りました。役に立っているかなぁー。日本では子供用の簡易版からあります。もう一度読み返してみたい本です。 コレクションは11カ国、60冊以上お持ちです。ガリシア語版が欲しいということで探している

      • Menuet チェンバロ再発見 No.3

        Menuet Favori de Madame de Maintenon (Piece de Clavecin) 1896年 チェンバロ再発見No.1の「Les Adirux」は1876年でした。 チェンバロ再発見 No.2は Eduard Chavegndの1885年の「Histoire d'une Marionnette]です。が、後にChavegnadはまた登場しますので、そこでまとめてみようと思います。 次に見つけたのこの曲です。 楽譜には再構成reconstitu

        • Juan Eirasの新しいVideo

          第11回 マルティン・コダックス音楽賞に関するエントリー情報です。 ガリシアの作曲家 Juan Eirasが受賞できますように! 昨年6月の私のコンサートのデータも含まれました。 とても光栄です。 433のエントリーの中から57のファイナリストが絞られました。 Juan Eirasの作品もその中に選ばれました。 Martín Códax presenta os 57 proxectos finalistas nos Premios da Música 2024 A b

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          https://www.facebook.com/share/v/wWqz9yahULd6YiFF/ ガリシアの作曲家で、大切な友人のJuan Eirasがビデオを製作しました。 私の【GYOTAKGU】も参加してます。 ぜひ、ご覧下さい

          https://www.facebook.com/share/v/wWqz9yahULd6YiFF/ ガリシアの作曲家で、大切な友人のJuan Eirasがビデオを製作しました。 私の【GYOTAKGU】も参加してます。 ぜひ、ご覧下さい

          白日居 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ

          以前から気になっていたギャラリー「白日居」。 神楽坂駅から徒歩1、2分のビルの3階です。 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ    4月30日まで 扉を開けたら別世界ですよ。 落ち着いた空間が始まります。 岸野氏の日本画が一点一点精緻な線を紡ぎます。 心・楽しい・柔らかい。 ギャラリーの空間、とても素敵でした。 白日居は通常は書道教室だそうです。

          白日居 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ

          宮下智吉 漆の器展

          宮下さんの漆のお皿を持っています。 和菓子にもよく合う、可愛い器です。 今日は神楽坂駅すぐのフランス菓子オー・メルヴェイユのお菓子を乗せてみました。 可愛いでしょう! その宮下さんの個展のお知らせ 神楽坂の路地のギャラリーです。少し前に紹介した素敵なリノベーションの一角です。 ほっこりしに行くつもりです。

          宮下智吉 漆の器展

          Les Adieux チェンバロ再発見 No.1

          この曲には1876年の記載があります。作曲年なのか?出版年なのか?表紙に「Clavecin」と書かれ、最も初期のチェンバロ作品と言えます。 この曲の成り立ちについて チェンバロ(クラヴサン)の現代復活時期に関しては公には1889年のパリ万博でのLouis Diemerの演奏です。その時使用された楽器は偶然発見された、1769年製、パスカル・タスカン製作の楽器に間違いはありません。 この楽器は1882年にトマシー二によって修復されたという記載がされています。発見時期は不明です。

          Les Adieux チェンバロ再発見 No.1

          ChavellosーGargamala

          スペインの民族音楽にとても興味が湧きます。 知識がなくて用語一つにも悩みます。 この民族音楽がとても好きで、調べています。 youtubeからいくつか拾ってみます。 ガルガマラは正式にはサンタ マリア デ ガルガマラのことで、ガリシア自治州ポンテベドラ県に属するモンダリス市にあるスペインの教区です。 Juan Eiras氏の活動している場所はビーゴという町で、そこもガルガマラの教区に入るようです。 教会区の教会でしょうか?サンタ マリア デ ガルガマラ。 サンチャゴ市立

          スペインの新曲

          昨年6月に行った「スペイン現代チェンバロ作品リサイタル」で弾いたJuan Eiras氏の書いてくださった「魚拓」がスペインの出版社 Makaral Edicionsから出版されました。 今日送られてきました。 以前の記事を貼り付けておきます。 スペインではヘノエバ・ガルベス氏という素晴らしいチェンバロ奏者がいらっしゃいました。多くの作曲家が彼女のために作品を書き、チェンバロの歴史が続いてきました。 スペインといえばスカルラッティ、ソレール、ロドリーゴなどチェンバロの魅力あ

          しかたらむかな

          神楽坂の裏通り、若宮町というところに突如現るおしゃれな空間。 どうやらこの路地にはレストランやパン屋さんがあるらしい 「しかたらむかな」???覗いてみました。 半地下の階段を降りたら パン屋さんでした。 ずっしり重い。高加水パンとのこと。 とても美味しいです。 いちじくとクルミのパン。ほんのりフルーツの甘みがワインにも合いそうです。 後でわかりましたが、ふらっと入ってこんな風に気軽に買えるなんてすごくラッキーだったようです。 是非予約する方が安心なようです。 ちな

          新潟県南魚沼 鈴木農場のマスタード

          美味しいマスタードです。 破っちゃってから気がつきまして、チョットなんですがぜひご紹介したいので載せます。 マスタードって酸っぱくてちょっと甘くて、と思っていましたが、これは辛い。パンチがあります。 これならソーセージでもお肉を焼いただけでもグッと締まって美味しいです。 昨日のパンと。 南魚沼鈴木農場 | 和からしマスタード |Minamiuonuma (minamiuonuma-suzukinojyo.com)

          新潟県南魚沼 鈴木農場のマスタード

          日本橋 桜、クラッシックカー、ミカドコーヒー

          日本橋でクラシックカーパレードが行われていました。 かっこいい! 桜も満開!暖かいし、ぶらぶら銀ブラ、日本橋ブラにちょうど良い日でした。 1948年にここ日本橋で創業したミカドコーヒー。老舗です。 一階奥はセルフサービスで300円。立ち飲みスタイル。すごい!安い! 階段も狭く急です。 案内されたのは3階のベランダ。 かえって気持ちがよい席でした。

          日本橋 桜、クラッシックカー、ミカドコーヒー

          ブラームス 4つの厳粛な歌 op,121

          先日 ブラームスのオルガン作品op,122の「11のコラール前奏曲」について書きましたが、その一つ手前のop,121もドラマティックです。 1896年3月26日に長年親交のあったクララ・シューマンが倒れ、5月20日に亡くなります。その間に1896年5月7日にこの歌曲を完成させています。 オルガンのための11のコラール前奏曲は1896年6月完成。 短い期間に作品を次々と完成させていきました。 オルガンの作品が辞世の曲となります。 その年の9月9日に、4つの厳粛な歌はウィーンでア

          ブラームス 4つの厳粛な歌 op,121

          ブラームスのオルガン作品そしてクララ

          ブラームスはバッハ、ベートーヴェンと並んで三大Bとされています。 ロベルト・シューマンとは23歳の違いがありながら、生涯、シューマン家と深い関係がありました。 1853年にシューマンを訪ね、その頃からのお付き合いです。口絵の頃、20歳のころです。 同じ頃、フランツ・リストの所も訪ねていますが、こちらあまり気が合わなかったのかその後はなかったようです。 シューマンの妻クララとも親交があり、クララからグラーフのピアノを長年借りていたほどです。シューマンは晩年精神疾患を患い、自殺未

          ブラームスのオルガン作品そしてクララ

          ミューザ川崎市民交流室

          3月27日のコンサートのこと。初めて行ったミューザ川崎の覚え書きです。 東京駅から20分ほどです。 川崎駅は駅直結でミューザ川崎シンフォニーホールや商業施設があり、まさに駅を利用する人の生活の一部になっています。 クリニック、薬局、レストランなど必要なものが何でも揃っています。 市民交流室はシンフォニーホールとは別にこの階段の上にあります。上りきって右です。 階段の上から見るとこんな感じです。広々とした空間が気持ちいい。 当日演奏に使われたタオンガ・ビューロ。 ひょうたん

          ミューザ川崎市民交流室