毎年冬休み時期になると、虐待されていた日々を思い出しやすいので、子供の頃に毒親からの攻撃をどうかわしていたのかを書いていこうと思います。

子供の頃は長期休みが苦痛

家に居場所がないので、なるべく外で暇潰しをしていましたが、冬は寒さに負けて殴られることを選ぶという異常な選択しかありませんでした。
私の学生時代は成績、門限などで罰を受けていましたが、それもヒステリーな母親の八つ当たりがメインで暴力を振るわれていたので、長期休みは地獄でしたね。

幸いにも小学生時代は夏休みは親戚の家に泊まりに行きゲーム三昧、冬休みは親戚の家に行くことが多かったので、それなりに暴力の回避は出来ましたが、それでも長期休み時は標的になることが多くてしんどかったですね。

そんな毒親から身を守る術は子供にはほとんどないのでひたすら耐えるしかないのですが、私がやってきたささやかな自分を守る術があり

家での過ごし方

私は貧乏家庭だったので、１人部屋は姉しか与えられず、私の居場所は机のみでした。

もちろん近くに両親がいるので、何をしているかは一目瞭然でバッチリ監視状態。

毎回言うことが違う母親

母親は毎回言うことが違うので対応に大忙し。例えると「頭悪いんだから勉強しなさい！」から１時間経たないうちに、「頭悪いんだから夕飯の支度手伝いなさい！」という感じ(笑)

なので集中力なんて身に付くわけもなく、何事もやっているフリをしていました。

子供は親に反抗しても無力

なるべく暴力は避けたいので、母親の機嫌の様子見が重要でしたが、機嫌の様子見をしていても、母親の急なヒステリーに巻き込まれたら、怒りが収まるまで大人しく叩かれるしかない。

反抗したら鼻血が出るまで殴られ、裸足のまま大雪の中放り出された経験があるので、特に寒い時期はひたすら耐えるしかありません。

子供ながらに近所の目が気になりますし、外面がいい親なので、よっぽど私が悪いことをしたと思われたくなかったんですよね。

唯一の避難場所

毎日暴力をふるわれて逃げ場がないのはキツい…
包丁を向けられたり、物を投げつけてきたり、布団叩きで痣が出来るまで叩かれたりと、命の危険を感じた時、安全な場所を思いつきました。

それはトイレに逃げ込み鍵をかけること。

よっぽどのボロ家ではない限りトイレに鍵はかけられると思うので、それで私はやり過ごしていました。

でも頻繁に使うと先を越されるので、もう無理！と思った時の最終手段です。

ささやかな復讐

余談ですがその方法を使ってお腹を壊した母親からトイレを奪い、わざとトイレにこもり母親を漏らさせたことがあります(笑)

日頃の恨みをささやかにやり返し優越感に浸ることも過酷な子供時代を生きる術です。

高校生になったらアルバイトをしよう

高校生になってバイトが出来るようになれば、ひたすら働いてお金を稼げば他の選択肢が増えるので、冬休みをあまり家で過ごさなくてもよくなります。

でもいくら稼いでいるかとか正直に言ったらダメですよ！
私の親はおこづかい渡さないし、学校の必要なものもほとんど買ってくれなかったので、自分で払っていたから「無駄遣いしないで貯金しなさい」と言われるだけで済みましたが、お金に貪欲な親なら奪われる可能性があるので、通帳は肌身離さず持ち歩き、いくら稼いでいるかを聞かれても時給を低く見積り少なめに言いましょう！

バイトをしているとかなり便利で、バイトと偽り遊びに行ったりしてもバレませんでしたし、門限のある私にとってはかなり有利に働きました。

毒親問題は他にもある

毒親に育てられていると、日々の生活に我慢出来ず家出をしてしまい、こういう罪のない子が更に悪い大人の餌食になったり、事件に巻き込まれたりするのはやりきれないです。

子供の頃はあまり有効的な身の守り方がないので、虐待を受けている子のことを考えると苦しくなってしまいますね…。

児童施設の方が悲惨？！

私は小さい頃からおかしい子認定されていたので、精神科に入院させるなどの話もありました。
でも姉が「精神科ってお金かかるんだよ？！バカにお金使ってらんないでしょ！」とキレたので精神科送りにはなりませんでしたが、何とも言えない心境でした。
貧乏な家庭はお金に苦労しているので、更に心が荒んでしまうんですね。

当時の私はこんな扱いばかりだったので、いっそ最初から家族がいなくて、施設で育った方が幸せだったんじゃないかなと思っていましたが、国の児童施設さえも、職員からのいじめや行方不明になる子供もいるらしいので、何とかならないかなとモヤモヤします。

現在の過ごし方

いつもはあまり思い出しませんが、冬休み時期になると虐待の記憶がよみがえりやすいので、今は安全なんだよと自分に言い聞かせるように、なるべく暖かい部屋で過ごすようにしています(^^;