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マリナーズ2023ドラフトピックス
初めに 現地7月9日、シアトルのルーメン・フィールドにて2023年MLBドラフトの1日目が開催されました。マリナーズは通常の1巡目指名権に加え、プロスペクト・プロモーション・インセンティブ・ピック(フリオ・ロドリゲスの新人王獲得によるもの)及びコンペティティブ・バランス・ピックAによる追加の1巡目指名権を2つ得ており、計4つもの指名をする機会がありました。この投稿では、このドラフトDay 1の指名
もっとみる【SEA】コルテン・ウォンをトレードで獲得【トレード補強】
初めに
現地時間12月2日、マリナーズにとって今オフ早くも3つ目となるトレードの成立が報じられました。以前から獲得に興味を示しているという噂の出ていた、コルテン・ウォンをブリュワーズから獲得したのです。
補強必須だった穴を埋めるウォンの獲得
アダム・フレイジャーがFAでチームを去ったこともあり、マリナーズにとって2Bは今オフ補強必須と言えるポジションでした。SSの大物FA選手を獲得して2
【SEA】クーパー・ハメルをトレードで獲得【トレード】
初めに
昨日テオスカー・ヘルナンデスのトレードが成立したのも束の間、なんと二日連続となるトレードが成立しました。今度はアリゾナ・ダイヤモンドバックスと、カイル・ルイスとクーパー・ハメルの1対1トレードです。
マリナーズ獲得選手
クーパー・ハメルは2016年ドラフト18巡目(全体531位)で指名を受けたスイッチヒッターです。2021年7月にミルウォーキー・ブリュワーズからダイヤモンドバック
【SEA】テオスカー・ヘルナンデスをトレードで獲得!【トレード補強】
補強ポイントに合致した長距離砲を獲得
今季のマリナーズの打撃成績は以下の通りです。
打率以外の数字は決して悪いものではないですが、それでもマリナーズはワールドチャンピオンを目指してチームを構築していく段階にあり、そのためにも打撃力の強化は今オフの必須課題と言えました。その手始めとして、直近5シーズンで121発を記録しているヘルナンデスの補強を敢行しました。
ヘルナンデスの魅力はなんとい
【SEA】ここまでのオフシーズンまとめ
初めに
ヒューストン・アストロズが5年ぶり2度目の頂点獲得を達成してから、十日ほどが経ちました。アワード発表が行われたり、GMミーティングが開催されたり、QO返答期限が過ぎるなど、既にオフシーズンらしさも出てきています。今回の投稿では、今オフシーズンのマリナーズのここまでの動きを簡単にまとめて紹介していきたいと思います。
FAでの流失
まず以下の5選手がFAとなっています。
ミッチ・ハニ
THE DROUGHT IS OVER!
現地時間9月30日のアスレチックス戦。1対1で迎えた9回裏、代打カル・ローリーの放った高い飛球は高々と舞い上がり、ライトポールに直撃。この瞬間、マリナーズのポストシーズン進出が決定しました。アメリカン・フットボール、バスケットボール、アイスホッケー、そしてベースボール。北米4大スポーツのアクティブな記録では最長の、20年連続ポストシーズン出場なしという不名誉な記録にようやく終止符を打つことができ
もっとみる【SEA】ルイス・カスティーヨを獲得!!!【トレード補強】
先ほど、衝撃的なニュースが流れてきました。
シンシナティ・レッズのエース投手、ルイス・カスティーヨをマリナーズがトレードで獲得したという報道です。放出した対価の内容を見ても、マリナーズの気合の入れようが伺えます。以下に詳細を紹介します。
レッズ獲得:4人のプロスペクト
さて、レッズが獲得した4人の対価の中でもノエルビ・マーテイとエドウィン・アローヨはいわゆるトッププロスペクトと呼ばれる
【SEA】マリナーズ2022ドラフトピックス
初めに
今回の投稿では、マリナーズが今年のドラフトで指名した選手を紹介していきます。ジェリー・ディポート政権下では、大学生偏重のドラフトを行ってきたことを昨年のドラフト指名選手の紹介記事で触れています。
21年は上位3つの指名権で高校生を指名するなど、それまでの傾向とは打って変わった高校生偏重のドラフトを敢行し、モックドラフト界隈を泣かせたとの噂があります。
1巡目全体21位:コール・ヤ
【SEA】再建トレード総括③
■好打者セグーラの放出(18/12/3)
このトレードも、前回紹介したカノーのトレードと同日に発表されています。
2016年シーズン終了後にケテル・マーテイ、タイワン・ウォーカーとのトレードでミッチ・ハニガーらと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスから移籍してきたセグーラは、マリナーズでは2年連続で打率3割をクリアし、テーブルセッターとして活躍していました。
またセグーラはこの年の6月に5年
【SEA】再建トレード総括②
■超巨大契約のカノーと守護神ディアスのセット販売(18/12/3)
2018年オフに敢行したトレードの中で最も規模が大きいのがこのトレードです。同年禁止薬物の使用で80試合の出場停止処分を受ける衝撃的なスキャンダルもあったカノーは、球団史上最高額となる10年$240Mの契約の5年目が終了したところでした。既に35歳と高齢でもあり、これから再建へと向かっていくチームには居場所のない選手でした。
【SEA】再建トレード総括①
■初めに
今までに投稿した記事の中で、マリナーズが2018年のオフから再建モードに切り替えたこと、そして今年から本格的な勝負期が始まることは繰り返し述べてきました。再建トレードで獲得したプロスペクトたちが、戦力になれたのかなれなかったのか、ある程度評価ができるだけの時間が既に経過しています。そこでこのシリーズ投稿では、マリナーズが行った再建トレードの内容を振り返り、現時点でどのような結果になっ
【SEA】2022年マリナーズ戦力分析 野手編
■初めに 今回の投稿では2022年マリナーズ野手陣の戦力分析を行います。新加入の選手は名前を太字で表示しています。また、下のリンクは昨年開幕時の戦力分析記事です。1年間で顔ぶれがどれだけ変化したのか確認できますので是非ご覧ください。
また先日投稿した今年の投手編の戦力分析記事も是非ご一読ください。
■予想ラインナップ2B アダム・フレイジャー(左)
1B タイ・フランス(右)
DH ジェシ
【SEA】2022年マリナーズ戦力分析 投手編
今回の投稿では2022年マリナーズ投手陣の戦力分析を行います。新加入の選手は名前を太字で表示しています。また、下のリンクは昨年開幕時の戦力分析記事です。1年間で顔ぶれがどれだけ変化したのか確認できますので是非ご覧ください。
■先発ローテーションロビー・レイ(左)
ローガン・ギルバート(右)
マルコ・ゴンザレス(左)
クリス・フレクセン(右)
マット・ブラッシュ(右)
ローテーション
【SEA】ウィンカー&スアレスをレッズから獲得【トレード補強】
■トレード概要 今オフにおけるマリナーズの最大の目標は、チームの中軸を担える強打者の補強、でした。マーカス・セミエンやクリス・ブライアント、トレバー・ストーリーなど、大物FA内野手の争奪戦への参戦が予想されていましたが、意外にも外野手をトレードで獲得することによってこの目標は達成されました。
スアレスの契約の残りの3年約$39M+チームオプション$15Morバイアウト$2Mは全てマリナーズが負
【SEA】ロビー・レイと5年$115Mで契約合意【FA補強】
■チーム待望の真のエースを獲得 現地時間12月2日、シアトル・マリナーズはトロント・ブルージェイズからFAになっていた先発左腕ロビー・レイと5年$115M(3年目のシーズン終了後にオプトアウト条項付き)で契約に合意しました。
フェリックス・ヘルナンデスが全盛期の力を失って以降のマリナーズは、イニングイーターであるマルコ・ゴンザレスや、怪我がちでありながら支配的な投球内容のジェームズ・パクストン
【SEA】パドレスからアダム・フレイジャーを獲得【トレード補強】
■今オフ初の補強 いよいよ来年から本格的な勝負期へと突入し、今オフの主役の一人と目されていたマリナーズですが、補強第1弾はジェリー・ディポートGMお得意のトレードを通じて行われました。
マリナーズ獲得:アダム・フレイジャー(INF/OF)
パドレス獲得:レイ・カー(LHP), コーリー・ロージアー(OF)
■フレイジャーの紹介とチームプラン 来年30歳のシーズンを迎えるアダム・フレイジャーは、