見出し画像

『YELL』を久々に聞いたら超絶ズルいなぁって感じた #いきものがかり

こんばんは。瑞野蒼人です。

今週は休みが日曜日しか無くてかなりブルーです。1日だけの休みで一体どうやってリフレッシュしろと?ましてこのクソ忙しい超立て込んだ時期に休み1日って殺す気か?と思い、今日とて酒をかっ喰らっています。

しかしさーみんな。
いきものがかりの『YELL』って超名曲だよね。

いやいやいやおっしゃりたいことは分かりますよ。確かになんかすっげぇ唐突だけどさ。いや、何でこんな話してるかっていうと、たまたま私が使ってるYouTubemusicでシャッフルかけたらこれが流れてきちゃって、酒飲んだ私はあまりの名曲っぷりに泣いちゃったのよ。そんでキーボードを叩いてる次第。

実は元から私この曲好きなんですよ。発表された当初から。結構昔だけど。下手したらもう10年ぐらいになるんじゃない?

小さい頃、Nコン(NHKの合唱コンクール)の課題曲になって、しばらく『みんなのうた』でこの曲が流れている時期があって。で、その時の歌とその歌に合わせて流れるアニメーションが死ぬほど感動的で、夕飯前に流れてるみんなのうたで何回も見て何回も泣いた記憶があるの。

記憶が定かではないんだけど、線描というか、鉛筆書きみたいなアニメーションがどんどん動いていって、学生の別れを描いていくみたいな内容だったと思うんだけど、中盤のCメロの所でぐわーっと嵐のように画面が展開していって、女の子が一人たたずんでるホームを猛スピードで通過していく電車、みたいな描写があってね。そこにものすごく感情を揺さぶられた記憶がある。

MVとかになったわけじゃないんだけど、そういう映像も素晴らしかったし、何より思春期の繊細でものすごく脆い心っていうのをあんなによく表現した危ういメロディーラインが書けるのって凄く天才的だなーって思ったんですよね。上手に心を揺れ動かしてくれるあのピアノのメロディというか、気が付いたときにはポロッと涙ぐんでしまうんですよ。実にずるい曲作りだな~いきものがかりは。けしからんなぁ(褒めてます)

翼はあるのに 飛べずにいるんだ
独りになるのが怖くて 辛くて
優しい陽だまりに 片寄せる日々を
越えて 僕ら 孤独な夢へと歩く

ってサビにかけて激しくうねっていくBメロとか、そこから突入していく誰もがご存じのあのサビとか。昔なら分からなかった歌詞の意味も、今ならすごく分かるんですよ。優しい陽だまり、とか、いちいちあの頃のことを思い出して涙腺に水平チョップかけてくるのが本当にしんどい。

ヒット曲ってそう思うとものすごくズルいと思う。全然聞かなくなったときには何の音沙汰も感じさせないくせに、たまにパッと目の前に現れて感動させてくるし、その曲を聴いて育ったころの記憶とか体験とかがフラッシュバックしてきて、それが一番大変な時代の頃の記憶だったりしたらもう泣くでしょ。泣くしかないのよ私たちにできることは。

そういう記憶とかまで全部真空パックにしてしまって、お手軽にサブスクで取り出して泣けるようになってるって、今のサブスク全盛時代ってなかなか恐ろしい時代なのかもしれませんね。でも、それぐらいの想いをしてでも、どうしても『YELL』をもう一度、何度でも聞き返してみたいし、いきものがかりって本当に良い曲書くなぁって痛感した夜でしたよ。


というか、一番狂気を感じるのは・・・

『YELL』と、あのハイテンションナンバー『じょいふる』とを両面ひっつけてシングルCDにしちゃったいきものがかりのぶっ飛んだセンス


・・・なんですけどね。



おしまい。



こちらの記事もおすすめ。⇩


この記事が参加している募集

note感想文

スキしてみて