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映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜』を観た話。

この記事には、本編を大爆笑して鑑賞するにあたり回避すべき重大なネタバレを大多数含んでおります。ぜひ鑑賞予定の方は躊躇せずブラウザバックしてください。その方が15倍楽しめます。

はい。帰ってきました。まさか帰ってくるとは思ってませんでした。しかも他に飛び火すると思ってませんでした。空前絶後の埼玉県ディスり映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜』。

ーあらすじー

前作で差別解放を成し遂げた埼玉解放戦線。連帯を生むために県内に『武蔵野線敷設』を提案する壇ノ浦百美(演・二階堂ふみ)だが、一向に話はまとまらない。そこで、敷設を加速させるため麻実麗(演・GACKT)は『埼玉に海を作る』とぶち上げ、沿線に大きな海岸とビーチを作る計画を提案する。そして、和歌山にある『白浜』から伝説の『白い砂』を採集してくることを告げ、千葉解放戦線の協力で海路和歌山へ向かう。しかし途中の大嵐で船が座礁。海岸に流れついた麗を見つけたのは、『滋賀解放戦線』のリーダー・(演・杏)だった……。


当然原作にないオリジナルストーリーで構成されており
その点をちょっと不安に思ってましたが何のその。

GACKTと杏ちゃんが和歌山で出会った途端に杏ちゃんが恋に落ちて(一応ですが今回杏ちゃんは男役です)と思いきや実は二人は…っていう禁断の恋に禁断の恋を被せる王道の流れ。また、埼玉ディスも『vs県外』から『vs県内』という前作以上によりセンシティブな話題へ果敢にツッコんでてファンを飽きさせません。

そして毎度お馴染み役者の無駄遣い。
片岡愛之助大阪府知事に始まり、藤原紀香、川﨑麻世、山村紅葉、ハイヒールモモコ姐さん、現代埼玉パートでは和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、村田雄浩(複雑な敬意を持つ日本の弾薬庫・さいたま市長役)。

これ以外にも恒例の出身有名人対決やチョイ役まで含めたらもーうキリがない!!よくこんだけのメンツを集めたなと言わんばかりのラインナップです。今日本で一番エンドロール終わるまで席を立てない映画かも。

あと戦闘シーンでまさかの鳥人間コンテスト登場。よく読売テレビが映像貸したな。これ制作フジテレビやぞ。とまあ暴れ放題、滋賀のためならなんだってやってのけてやるって感じの勢いを感じました。

惜しいな〜と思った点を上げれば、やっぱり関西2府4県をまとめてディスったんでちょっと1県1県が薄味かなぁと思った点(前回はせいぜい埼玉vs千葉vs東京で見やすかった)。和歌山とか大阪の植民地になってただけやし、川崎麻世ももっと出シロ欲しかったし、よしみちゃんも最後だけ出しておしまいじゃ寂しいぜ。

あと終盤やたら愛之助府知事が万博万博言い過ぎたところも残念かなぁ。そこで急に現実に引き戻されるのがねぇ。関西内で身分階級付けてるワルキャラやねんから、せめて『大阪・関西万博』って正式名称で言わずに『万博で大阪化計画リベンジやでぇ〜〜!!』とか言ってほしかった。


それでは最後に一言。

埼玉?熊谷?関係あるかボケ。
クワバラオハラがおったら
そこはもう大阪や。



おしまい。



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