自己肯定感を高めよう!
1、はじめに
「また夜更かしをして無駄な時間を過ごしてしまい、寝不足で頭が回らない」
「やるべきことをいつも先延ばしにしてしまって、あとから後悔してばかり」
このように、自分の悪い習慣のせいで、自己肯定感が低下してしまっていると感じていませんか?
自己肯定感が低いままだと、自分に自信がなく他人の目ばかり気にしてしまい、ストレスが溜まってしまいます。さらにそれを放置すると、うつ症状が出るなどの悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
自己肯定感を高めることで、以下のような効果があります。
・幸福感を得られる
・失敗に強くなる
・周囲の人に対して寛容になれる
・他人と自分を比較して落ち込むことがなくなる
・理性的に物事を考えられるようになる
現在を「生きにくい世の中」と感じている人も、上記のような状態になることができれば、今よりもずっと生きやすくなるはずです。
ただし、自己肯定感の低さは長年培われてきたものです。1日や2日なにかを頑張っても、すぐに自己肯定感を高めることはできません。
大切なのは「習慣化」です。自己肯定感を高めることができる習慣を身につけることで、少しずつ自分を好きになることができます。
そこで今回は以下の内容を詳しく解説していきます。
・自己肯定感を高める重要性
・自己肯定感を高めるメリット
・自己肯定感を高める習慣
・自己肯定感が下がる習慣
この記事を読むことで、どうすれば自己肯定感を高める習慣を身につけることができるのかがわかります。
さらに、習慣化するための方法についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
2、自己肯定感を高めるのがなぜ大切なのか
自己肯定感を高めると、自分自身を好意的に受け止めることができるようになります。
詳しくは後述しますが、自己肯定感が低いと他人の評価が気になったり、自分は人と比べてダメな人間だという意識が拭えず、生きづらさを感じてしまうことも。
毎日周囲の目や自分の失敗などに怯えて生活するのは本当に辛く大変なものです。
自分を好意的に受け止められるようになると、自分の長所を理解できたり、さまざまなことを気にしなくても大丈夫になるため、心にもゆとりが生まれます。
しかし、「自己肯定感」と聞いても、ピンとこないという人もいるでしょう。
まず、自己肯定感とはどのようなものかについて解説していきます。
3、自己肯定感とは
自己肯定感とは「自分をありのままに受け止め肯定し、好意的に受け止めることができる」感覚です。
他人との優劣で自分を推し量るのではなく、自己価値を感じることができる状態を言います。
自己肯定感は、日常生活や仕事、さらには人間関係などさまざまなものに影響し、自己肯定感の高さによって人生の幸福度も左右されます。
3、自己肯定感を高める5つのメリット
自己肯定感を高めると、以下のようなメリットがあります。
・幸福感を得られる
・失敗に強くなる
・周囲の人に対して寛容になれる
・他人と自分を比較して落ち込むことがなくなる
・理性的に物事を考えられるようになる
このような効果を得られると、自分にも他人にも優しくなることができ、日々の生活がより良いものになります。
①幸福感を得られる
→同じような生活を送っていても、自己肯定感が高いか低いかで幸福感は大きく変わります。
自己肯定感が低ければ、自分や他人にイライラしたり、頻繁に不安を感じるなど精神的な苦痛が多くなります。
しかし、自己肯定感が高ければ自分にも他人にも寛容になることができ、自分が主体となって動くことに苦痛を感じることがなく、何かに失敗しても前向きに捉えることができるようになるため、幸福感を得やすいのです。
②失敗に強くなる
何かを失敗した時や困難にぶつかった時に、「大丈夫!」「きっと乗り越えられる」と考えるのは自己肯定感が高い人で、「なんて自分はダメなんだ」と落ち込むのが自己肯定感が低い人です。
自己肯定感が高いとなぜ失敗に強くなるのかというと、自分自身を肯定していることで「自分ならきっとできる」と前向きに捉えられるようになるからです。
失敗をしても落ち込むのではなく「次はどうするか」を考えられるので、ネガティブな思考にはなりません。
つまり、自己肯定感が低い人は失敗してしまった過去を見ていますが、自己肯定感が高い人は未来を見ているということです。
③周囲の人に対して寛容になれる
自己肯定感が低いと、周囲を気にしたり完璧を求めたりすることで気持ちに余裕がありません。
さらに、自分のことばかりを考えているため、周りの人への気配りなども疎かになってしまいがちです。
しかし、自己肯定感を高めることであれこれ気にすることがなくなるため、気持ちに余裕ができて周囲にも目を配ることができるようになります。
誰かがミスをしたら、今までならミスしたことに対して怒ってイライラしていたのが、自己肯定感が高まることで一緒にミスの原因を探したり、話を聞いてあげるなど手を差し伸べることもできるようになるでしょう。
④他人と自分を比較して落ち込むことがなくなる
自己肯定感が高いということは自分自身を肯定的に捉えることができるため、誰かと自分を比較して、自分にがっかりしてしまうこともなくなります。
「人は人、自分は自分」というのは頭では分かっていても、なかなか比べることをやめるのは難しいものです。
しかし、自己肯定感を高めると、自然にそのような考え方をしなくなっていきます。
⑤理性的に物事を考えられるようになる
自己肯定感が低いままだと、ネガティブな感情が先行してしまい、物事を感情的に考えてしまうことが多くなります。
自己肯定感を高めることができれば、ネガティブな考え方をすることがなくなるため、感情的にならずに落ち着いて物事を考えられるようになるでしょう。
そうすると、何かミスした場合にも気分が落ち込んで何もやる気が起きないということがなくなり、次はどうすべきかという未来を見据えた考え方ができるようになります。
4、自己肯定感を高める2つの習慣
自己肯定感を高めることが大切であることを説明してきましたが、実際に自己肯定感を高めるための習慣を紹介します。
自己肯定感は一朝一夕で高めることができるものではありません。
なぜなら冒頭でお伝えした通り、自己肯定感の低さは長年の習慣や環境によるものだからです。
自己肯定感は徐々に高めていくものなので、習慣化が重要です。
完全に習慣化することができれば、その時には自己肯定感もかなり高まっているはずです。
自己肯定感を高めるおすすめの習慣は以下の通り。
・後悔ではなく「次はどうするか」を考える
・ネガティブな考えや言葉をポジティブに置き換える
①後悔ではなく「次はどうするか」を考える
後悔はすでに起こってしまった失敗などに対して、落ち込んだりすることであるため、未来には何もプラスになりません。
それどころか、後悔をすることで気分が落ち込んでしまい、仕事が手につかなくなったりさらにミスを繰り返してしまう可能性もあります。
重要なのは、失敗をしてしまったときに後悔をするのではなく、「次はどうするか」という思考に切り替えることです。
再チャレンジできることなら「どうすれば次は失敗なくやり遂げられるか」を考え、再チャレンジできないようなことなら「この失敗をどう挽回していくか」を考えましょう。
さらに、失敗をしたことの後悔を引きずってしまうと、再チャレンジする機会があっても「また失敗するかもしれない」という思いを抱いてしまうでしょう。
最初のうちは、失敗をするたびに後悔がまず浮かんでくるかもしれません。
しかし、一瞬後悔をしてもいいのですぐに頭を切り替えて失敗した原因を探ったり、次に失敗しないための対策を考えてみてください。
そうすることで失敗すること自体も減っていき、失敗した自分を卑下することも減るため、自己肯定感を高めることができますよ。
②ネガティブな考えや言葉をポジティブに置き換える
前回のnoteでリフレーミングについて書きましたが、まさに同じことです。
ネガティブな感情は、気分が落ち込んだりイライラするだけで何もプラスになりません。
それだけでなく、前述した通り、何かに挑戦することや自分主体で動くこともできなくなってしまいます。
ネガティブな感情をポジティブに変えるためには、まずネガティブな言葉を意識的にポジティブな言葉に置き換えるところから始めましょう。
エジソンの名言に「失敗したのではない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」というものがありますが、まさにこの考え方です。
失敗をしても、「失敗してしまった」と感じれば落ち込んでしまいますが、「この方法はダメなことがわかったから違う方法を試そう」という言葉に置き換えることで、前向きな考え方になります。
一時期話題となった「引き寄せの法則」という成功論があります。
ポジティブな思考は人生にポジティブな経験を、ネガティブな思考は人生にネガティブな経験をもたらすという思考法です。
そしてもう1つ、「プライミング効果」というものがあります。
これは、先行する言葉がその後の行動に影響を与える効果のことを言います。
引き寄せの法則だけで考えると効果が薄そうに感じますが、プライミング効果をプラスして考えると、何かを行う時にポジティブな言葉を使うことで、その後の行動がポジティブなものになる、という効果を得られることがわかります。
つまり、ネガティブな言葉を意識的にポジティブな言葉に置き換えることでも、プライミング効果を得られる可能性が高いのです。
とはいえ、いきなりポジティブな言葉ばかり使うようになるのは難しいものです。
最初はネガティブな考え方をしたり、ネガティブな言葉を使ってしまってもいいので、すぐにポジティブな言葉に置き換えましょう。
よく使ってしまうネガティブな言葉は何かを考えて、思いつくものをすべて紙に書き出してください。
例えば、無理という言葉をよく使ってしまうのであれば、【「無理」→」「やってみよう」】というように、そのネガティブな言葉をポジティブに変換しましょう。
そうすることで、ネガティブな言葉を言いそうになっても、すぐにポジティブな言葉に置き換えることができるでしょう。
5、最後に
自己肯定感とは「自分をありのままに受け止め肯定し、好意的に受け止めることができる」感覚で、自己肯定感を高めることで自分自身の価値に気付くことができます。
自己肯定感が低い人には以下のような特徴があり、生きづらさを感じていることも少なくありません。
・何事もネガティブに捉えてしまう
・他人の意見を優先してしまう
・人と自分を比較してしまう
・自分だけでなく周囲の人に対しても厳しくなる
自己肯定感を高めることができると、
・幸福感を得られる
・失敗に強くなる
・周囲の人に対して寛容になれ
・他人と自分を比較して落ち込むことがなくなる
・理性的に物事を考えられるようになる
このようなメリットがあり、日々の生活が充実したものになります。
自己肯定感を高めるためには、今までの習慣を変える必要があります。
自己肯定感はすぐに高めることができるわけではないので、徐々に習慣を変えながら自分自身を見つめなおすことで高めていきましょう。
前述した通り、自己肯定感は一朝一夕で高まるものではありません。
今まで否定してきた自分自身を少しずつ認めていくことが大切なため、自己肯定感を高める為の習慣を身につけることが大切です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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