obama

【30代OL】※実在の人物・団体とは一切関係ありません。

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最近の記事

2024/03/07 嘯いて奮い立たせればよい

2024年も明けて早くも春も始まろうとしている。 年末を走る酒の席で、同年代の方達が「若い頃に比べて時間の流れが早くなってあっという間に1年が経っちゃう」と話しても、わたしは暇さえあれば朝寝昼寝をするから時間の流れの早さは相変わらず。眠っていることが多いからだろうと思っている。本当に何もしていないし、何かをしたい気分が起きない。思い返しても、あれこれというものがパッと思いつかない。 わたしは日々を惚けていたいから、まめに手帳を書く。大まかな内容として「予定(必須)」「予定(で

    • 1110日記 片思い、あいしてる。

      片思いだったのだろう。 離れている間、一方的に美化して想像し期待を膨らませ、声音で機嫌を伺いながら気に入ってもらうように言葉を選んで談笑する。生活の近況を話しながら、いつかわたしの元に来てくれると信じていた。わたしを選んでくれると期待していた。 昨年の師走、わたしの結婚について報告して、いつか彼を会わせたい旨を伝えると、電話の向こうで、 「だから、あなたと関わりたくないのよ。こんな気持ち、もういやなの。」 と彼女は啜り泣いていた。さみしかったのか、悲しかったのか、悔しかったの

      • ◇2018/0301 相席居酒屋にて

         先日、友だちと相席居酒屋に行ってきた。  学生時代からお店の存在は知っていたものの、ザクのように大量生産された茶髪で垢抜けた少し犬っぽい女子大生と、スーツに身を包んで髪型ばっちしなのに、鼻の頭に脂を浮かせたおじさんが向かい合って座る絵面が浮かんで嫌厭していた。「タダ飯とタダ酒がたらふく頂ける」という噂を聞き興味は湧いていたが、行ったことがある大学の友人は「タダで飯も酒も得られたけど、男の人からすごく罵倒された」と話していた。お金のない貧乏な女性が酒と飯を得るために行き、女

        • 0613日記 世界から愛されているということ

          「俺はお前の、その世界から愛されているっていう態度が気に食わないんだ。」 と先輩が吐き捨てるように言った。わたしの誕生日のことだった。 正月明けだということもあって、夜、友達伝いに、同年代の大人たちが正月に帰省して持って帰ってきた餅を持ち寄りパーティーをしていると聞いたので、会場となっているシェアハウスの居間に転がり込んだ。ふと思い立って、バイト終わりに、バイト先のママからもらったお菓子や食べ物を持って転がり込んだ。8名くらいの友人達が小さな炬燵を囲み、8畳程度の和室でガス

        2024/03/07 嘯いて奮い立たせればよい

          0416 惰性で生きてたっていいじゃん

          年明けごろから寝付けない日が続いた。 今は平日の朝の9時に出勤し夕方の5時に退勤する仕事をしている。勤めて半年だが、これまでの仕事の中で、こんなに退屈な仕事はないというくらいに淡々と仕事をしている。業務の中で専門性の有無を感じないが、それはわたしが業界にどっぷり浸かっていた証拠なのかもしれない。「表4」「ママイキ」「げたばん」「ソート」「キャリブレーション」。家の玄関から職場までの距離は、公共交通機関を使って片道30分程度で着く。退勤のタイムカードを最速で切って、帰宅までの

          0416 惰性で生きてたっていいじゃん

          ◇0219日記 カノープスを叫ぶ上司

          「カノープス!」  定時を過ぎた事務室で、斜め向かいに座る50代の上司が突然声を上げた。ほとんどの職員が定時に帰る職場で、わたしは年末に退職した職員の仕事を請け負ったことと、自身の退職に伴う引き継ぎ資料の作成で連日残業が続いていた。週末の定時を過ぎた事務室には上司とわたしの2人きりだった。定時を過ぎると、西日があっという間に落ちる季節。日中は来客や職員の出入りが多く、定時を過ぎるともに壁に音も生気も吸い取られてしまうんじゃないかと想像するほど、事務室は不気味に静まり返る。つ

          ◇0219日記 カノープスを叫ぶ上司

          ◇1228日記 穴を開けようか悶々としていたこと

           夏以降、舌にピアスを開けようと画策して、カレンダーと何度も睨めっこした。今年は何度か連休があった。特に秋以降、出勤日の都合で何度か祝日以外に三連休もしくは四連休を自由に作ることができた。施術はスタジオではなく美容形成外科を検討して、腫れのせいで3日は話せないだろうから四連休前日の仕事帰りに開ける。舌にピアスを開けたかった理由は、自分のおしゃべりなところが気に入らなかったから。ひとつの戒めのようにわたしが話過ぎることを、舌に開いた穴が止めてくれるような気がして、開けることに抵

          ◇1228日記 穴を開けようか悶々としていたこと

          ◇1019日記 シュガーハイで旗を振る

           わたしが付き合った男はみな、口を揃えて同じようなことを言っていた。 「僕(俺)は、外国に行く。」  例えばそれは留学であったり1年の放浪であったり、理由は様々だった。付き合い始めて何度かデートを重ね、食事も共にし、「ようやくこの人のことを受け入れられそうな気がする。日常に落とし込む準備を始めよう、住まいだとか二人で生活することといった将来を考えよう。」と頭を切り替え、そういった準備に移行するのはいつ頃がいいのか預金通帳とにらめっこを始める頃、彼らは外国へ行くことを色濃く

          ◇1019日記 シュガーハイで旗を振る

          ◇1004日記 デカルコマニーで崩壊を

           生き物のからだはぬくい。肌と肌が近づくとき、熱を帯びた皮膚の存在は何度でも驚きを感じられる。わたしは小さなことでも、その何かを日常に落とし込むのが苦手なのだろう。  ひとりの夜、思い出すのは遠い昔の罵声と怒涛に溢れた生活の息苦しさや後悔だった。成功とも成就ともつかない、逃げるように盲信的な正義を振りかざして駆け抜けた春のことである。あの春は二度とやってこない、それはまごうことなき真実であり、ひと夜にもがく孤独の要因だ。家族会議の最中に台所で握りしめた料理包丁を、忌む人間に

          ◇1004日記 デカルコマニーで崩壊を

          ◇0925日記 ババ抜きのババ

           近頃仕入れた、オールドミスという言葉に感銘を受けている。  わたしがその言葉を知ったのは20世紀初頭を描いた海外ドラマであり、日本でも一時使われていたそうで、ネットで調べると「和製英語」であり現在では「死語」であることが伺える。正しくは「Old maid」。意については気になった人だけ調べてみるといいが、かなり酷い言葉であり、侮辱する際に使われている。わたしが見た海外ドラマでは未婚の老女を示し、度々棘のある物言いに使われていたが、当の老女たちは「オールドミスの何がいけない

          ◇0925日記 ババ抜きのババ

          考えることから逃げている。積み重ねることも、実直に向き合うことも。期待することを恐れ、逃げた。文章すらも綴らないわたしはオワコンで、終活を考えている。

          考えることから逃げている。積み重ねることも、実直に向き合うことも。期待することを恐れ、逃げた。文章すらも綴らないわたしはオワコンで、終活を考えている。

          休みをとる前に職場の人に「困ることはないか」「締め切りや会議はないか」と聞くと、大抵「あなたがいなくてさみしいです」と返ってくる。

          休みをとる前に職場の人に「困ることはないか」「締め切りや会議はないか」と聞くと、大抵「あなたがいなくてさみしいです」と返ってくる。

          わたしの記憶力はびっくりする程に悪い。感情を形容する言葉でばかり語ってしまう。だから客観性を帯びることは到底難しく、本当に他人にとってはつまらないと、自分でも感じる。

          わたしの記憶力はびっくりする程に悪い。感情を形容する言葉でばかり語ってしまう。だから客観性を帯びることは到底難しく、本当に他人にとってはつまらないと、自分でも感じる。

          創作は趣味で、仕事は生きること。性根は怠惰で、野放しに楽しめることは睡眠。

          創作は趣味で、仕事は生きること。性根は怠惰で、野放しに楽しめることは睡眠。

          好きなひとを気付いたときに眺められたら、それだけで幸せ。疑いはないの。好きってのは、抗うことのできない見えない強い絆があるからなんだもの。

          好きなひとを気付いたときに眺められたら、それだけで幸せ。疑いはないの。好きってのは、抗うことのできない見えない強い絆があるからなんだもの。

          (オールドミスもとい) オールドメイドになる自信を持つ

          (オールドミスもとい) オールドメイドになる自信を持つ