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アーカイヴ「月モカ」

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2015年からFbオフィシャルページで始めた、毎週月曜日に投稿するモカコエッセイ「月曜モカ子の私的モチーフ」通称月モカ。2021年度、毎週月曜日に、初稿からかいつまんで順番にアー… もっと読む
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#Mihokingo

アーカイヴ月モカ❗️Start✨Vo.1「東京百景/又吉直樹」(2015.03.02)

毎週月モカを更新することが、今どうしてもできないので、ふと、この6年分の月モカをかいつまみながらアーカイヴ投稿していくのはどうか、と思い立った。きっかけは定山渓-ジョウザンケイ-温泉だった。 今はこのことは語らないでおく。 旅はいつもわたしに何かを教えてくれる。 旅に出たくなるのは、何かをその土地に、教わりたい時なのかもしれない。 ー2021.4.26 中島桃果子ー ✴︎   ✴︎   ✴︎  以下アーカイヴ ✴︎   ✴︎   ✴︎ 第1回月曜エッセイです! (↑まだ

月曜モカ子の私的モチーフvol.210「雑女医」(2019.04.15 アーカイヴ)

先週の月モカの締めくくりは、 『東京に着いたとたん発熱とかするかもしれないけれど。そんな怒涛の一週間。Giftedに関すること、明日からぽちぽち上げていきます。』 であったが、Gifted関係ぽちぽちどころか、肺炎になって入院している。 そしてその間にマダムキッキ(82)は名古屋―東京を2往復したそう。                            (なんでもキッキさん、携帯を東京に置いたまま名古屋へ。そして名古屋に東京の鍵を置き忘れてしまい、夕方東京へ。その時間管

月曜モカ子の私的モチーフvol.209「何かしらのウイルス」(2019.04.08 アーカイヴ)

当然今日の月モカには「Gifted」やその前後の仲間たちとのいろいろを書きたい。しかしそれを書く前にこれを書いておかないとどうも自分の中で脳内が整理できない。と、いうわけで、Giftedの予期せぬ副産物の話。ベスフレの弟ベスプリ(このたび “ほへ丸” に改名しようと思う)がGiftedの直後から発熱、何と40度の高熱が数日続き、それがあろうことかハイスペック母にうつって母がダウン、さらにはベスフレに感染、というカオスの話である。                        

月曜モカ子の私的モチーフvol.208「物々交換」(2019.03.25 アーカイヴ)

もともと世の中は物々交換が主流であった。 そしておそらく交換するにあたり互いの欲しいものがかみ合わないまたは成立しない場合に、じゃあそれと同じくらいの価値があり、腐らず、また価値の変動がないものとして、それでもってまた他の何かと交換できるものとして、金とか、貨幣とかが生まれたのだとわたしは思っている。 けれどいつしかその手形のような、取り急ぎの「中継ぎ」の役割であったものが主役(通貨)となり、ツール(手段)であったものが最終目的になっている現代に至る。            

月曜モカ子の私的モチーフvol.201「ハロー2月」(2019.02.04 アーカイヴ)

ハロー2月、ハロー、New Life。 季節の分け目の節分を終え、立春の本日、わたしも新しい春を迎えています。実は1月の末で長らくお世話になった銀座のお店を上がることになり、 作家活動を始める以前からつまり15年ほどもやっていた夜のバイト生活に終止符を打つことにした。                           「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉があります。これは早稲田の穴八幡宮などではお金の融通を意味するものとしてお守りが配られたりすることから本来の意味を

月曜モカ子の私的モチーフvol.200「Time goes by」(2019.01.28 アーカイヴ)

※ 月モカアーカイヴをこちらに載せるのが少し滞っておりまして、昨日から怒涛のように載せています、タイムラインうるさいかな? ごめんなさい、なお、読んでいいね!くださった皆様、ありがとう、嬉しい。 ハロー祝200回! そしてアラビヤからもう4年が経つのである。 なぜ祝200とアラビヤが関係あるかというと、ちょうど4年前、アラビヤから帰ってきた頃に月モカは始まったのである。2015年だった。 毎週月曜にポチポチと書き続けて、気づけば200回というのは、うん割とわたしっていろんな

月曜モカ子の私的モチーフvol.199「スーパーブラッドウルフムーン」)(2019.01.21 アーカイヴ)

 ✴︎   ✴︎   ✴︎ 諸君、すべての諸君に捧ぐまえがき まず、君は「おとな」かね、それとも「子ども」かね。 もし君が「おとな」であったなら。 これから始まる一切の物語について「何も考えない」ことをお勧めする。 「せいごうせい」だの「つじつま」だの「そんなはずはない!」だのは、 できれば本を閉じてからがよかろうかと思う。 なぜなら我ら「おとな」は、年を重ねて少しづつ、いろんなことが「わかるようになってきた」つもりでいて、その実、ほんとうは、いろんなことがどんどん「わか

月曜モカ子の私的モチーフvol.198「灯(あかり)(2019.01.14 アーカイヴ)

ここ数年、正月はずっと母の実家で過ごすようにしている。折に触れ登場する江戸末期に建てられた古い屋敷のことで、わたしは幼少期をここで過ごしているので、あまり他所の家という感じがせず過ごしていて落ち着く。                            先日はそこの仏間と隣の部屋の間の襖を外し、大宴会が行われ妹と妹の旦那たちを含め十数人がそこに集ったのだが、普段は90歳の祖母がひとりでその屋敷で暮らしている。 みんなも小学校に久しぶりに行って、教室や机がしごく小さく見える体

月曜モカ子の私的モチーフvol.191「熊手」

商売と言っちゃあ商売だけど、そうとも言えないと言っちゃあそうとも言えない職業に就いているのでこれまで酉の市というのには縁がなかったのだけど、去年、親友のちほと一緒に住むに当たってこれはもうArtisticPantie(わたしが一応主宰している芸術女人集団)を繁栄していくぜよ!みたいな感じで、昨年初めて一緒に鷲神社(おおとりじんじゃ)の酉の市に行った。                            結果的にはこの1年、ちほにもわたしにも思いもよらぬことがたくさん起きて(

月曜モカ子の私的モチーフ vol.185「ハイパースペック母」

わたしの大きな悩みの一つに母親のスペックが高すぎて、 自分がただただチンケに思える、という悩みがある。笑。 まず体力。母はとてもタフである。そして緑の手を持っていて植物や動物とかと通じている。さらにエモーショナルクオリティがとても高くて、ややこしい対人&家族問題を上手に解決するし、その上人道的である。しかし別にお堅くない。(「相手が多くお釣りを間違えた時はわざわざわ言わへん。なぜなら相手の間違いやから」というような持論も持っている。) さらには危機回避能力がとても高い。口も

月曜モカ子の私的モチーフ vol.184「幼馴染」

「あんなそんな真ん中歩きなな!(歩いたらあかん、の意味)そこ神様通るとこやんか!もっとはじっこ歩き」                            幼馴染に背後からそう言われたのは伊勢神宮での下宮での出来事。 もっとはじっこ歩きと言われると自分がふてぶてしい人間なのではという気になって恥ずかしい。                           「あんた神社での手の洗い方とかも知らんやろ」 そう怒られてしまったのだがこの時点では (いやいやアラビア以降のスピ旅、ス

月曜モカ子の私的モチーフ vol.183「サボリレベル」

先週電波の悪いところにおり、それは本当なのであるが、実のところその後電波にありついたにも関わらず、月モカをサボってしまったのですが、おかげさまで新しいわたしに一歩近づきました。サボリ自体は良くないことだし申し訳ないのですが、つまりはサボってみたりもする、新しいわたしである。笑。 (凄まじい台風でしたが皆様お変わりありませんでしょうか。)                             一応静養を掲げてオフっていた9月であるので、いろいろと自分を掘り下げてながら過ごし

月曜モカ子の私的モチーフ  vol.173「Age is just number」

極暑の中、本日久しぶりのデイオフであり(ホリデイとはまた違うただの休みをデイオフと言うのだなと、スペインから来ていた友人ジョゼに学ぶ)、 何をしていたかというと部屋の掃除である。 7月の頭に出羽三山に行って、そこから久しぶりの友人フロムスペインの慌ただしさ、そこへ「かぐらむら」の締め切り、ザギンの周年、白熱してゆくワールドカップの頂上決戦、おいそれとは扱えないどれもが畳み掛けるながら並行して続いていて、もはや1日を1日として区切りながら過ごすのが難しく、この15日間は地続き

月曜モカ子の私的モチーフ  vol.171「生まれ変わりの旅」

毎日何かしらサッカーを見ていて完全に生活が壊れている、眠い。 いやしかし、昨日のロシア対スペイン、ずっと攻め続けたのはスペインだったがロシアは必死に、果敢に守り通して、延長戦を終え最終的にはPKで勝利、 史上最弱の開催国という下馬評を返上した。(わたしはスペイン好きだから、ロシアを称えつつすこしションボリ。しかも今日からスペイン人の友人ジョゼが日本に遊びに来るのにな…) 毎週土曜だけバイトしてるワインバーのボスが死ぬほどサッカー好きなのは知ってたけど、あの店にはテレビないし