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【詩】夜明け

おぼろげに 夢のように
ささやかに きえてゆく
忘れたくない 思い出が
私のなかで 泣いている
忘れたくない 思い出よ
  夜は明ける
    夜は明ける
      夜は明ける

いくたびの 願い星
指をおり 願っては
幻想のなかに とじこめて
私のなかで 泣いている
忘れたくない 思い出よ
 嘘でもいい むなしくて
 声をかける 人もなく
 切りとって 離れないで
  夜は明ける
    夜は明ける
      夜は明ける

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