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2021年12月18日「読了した本にモヤモヤする時ってあるよね」

とうとう雪の季節になった。うっすらと積もった雪に子供たちは大興奮。大人は寒さに震えて、路面の凍結を心配しながら過ごした日。雪を純粋に喜べた時期は終わり、ただただ安全に運転ができるかどうか、その一点ばかり気にしてしまうようになった。

そんな今日はようやく『分別と多感』を読み終えたので、それだけで満足していた。

内容紹介でも、姉妹の恋愛が二転三転するといったことが書かれていて、そうなんだ~と軽い気持ちで読み始めたのだけど、最後の最後で「それはアリなんですか???」というものを見せられて、何とも言えない気持ちになってしまった。

どういった展開になろうと、それも一つの物語だし、物語を作っている著者が好きなように登場人物を動かせばいいはず。読み手が受け入れられるかどうかなんて気にせずに、ただひたすらに自分が書きたいと思う世界を書けば良い。

それが小説なんだろうな、といったことを思いながらも、でも私は『分別と多感』の展開に、「これでいいのか??」と思う気持ちが隠せなくて、上手く消化できない思いを抱いてしまった。

でも作品自体は面白かったと思うし、私が未読のままにしているオースティン作品は、残すところあと2作なのだけど、それらも必ず読むだろうから、結局はオースティン作品が大好きなんだな、私は。そう思いつつ、でも少しのモヤモヤを抱えながら寝た。

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