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【読書記録】まんがで読破 平家物語


ポイント

  • 何事もいつか終わりがくる

  • 勢いのあるときほど謙虚に

本のこと

平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。

しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。

平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。

https://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%A7%E8%AA%AD%E7%A0%B4-MD110-%E3%83%90%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4781607861

感想

「平家にあらずんば人にあらず」とまで言わしめた平家の権力の絶頂期。
今の日本では考えにくいけれど、たった700年前にそんなとんでもないことを言った人がいた。
そしてその一族が滅ぶところまでを描く「平家物語」。
いつか読んでみたいと思っていたけど手が出ず、まずは入門書からと手に取った一冊。
全体の流れが分かりやすく、ここからステップアップして原作を読んでみたい。
当然ながら「平」という名前がたくさん出てくるのでこんがらがってしまうけれど、まんがだと顔が違うので少し理解しやすい。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」
あまりに有名なこの書き出し。
どれだけ栄えていても、いつか終わりがくる。今は良くても、次の瞬間には失ってしまうかもしれない。
日々を大切に、驕らず、謙虚に生きていきたいものだと思う。

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