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血圧降下剤に頼らず、食事で高血圧を治す方法!!

こんにちは!
分子栄養学食生活アドバイザーの盛上です^^

前回に引き続き、今回も高血圧についての記事を書いていきます。
今回のテーマは「血圧降下剤に頼らず、食事で高血圧を治す方法!!」になります。

現在、この記事にお読みになって頂いているという事はご自身やご家族の方が高血圧で悩まれている、もしくは既に血圧降下剤を服用されていらっしゃるのではないでしょうか?

血圧降下剤に関する種類と副作用についてはこちらの過去記事で解説しております。ぜひ、合わせてお読み頂けたら嬉しいです^^↓↓↓

もちろんどのお薬にも副作用があり、血圧降下剤のように長期的に服用する薬は尚更です。
誰でも出来れば身体に化学物質は入れたくないと思いますし、たくさんのお薬を服用されているのなら少しでも減薬したいとは思いませんか?

今からお話する内容を理解して頂くことにより以下のメリットを得ることが出来ます!!

✅高血圧を改善するのに必要な栄養素が分かる☝
✅食事で改善する場合は何を摂ればいいのか?が分かる☝
✅サプリメントで改善する場合はどのような物を選べばいいのか?が分かる☝


それでは血圧を正常値に保つ為の食事(栄養素)ついて今回はお勉強していきましょう♪

はじめに~塩(ナトリウム)も体内には必要な栄養素!!~

過去の記事でも書きましたが、食塩の摂り過ぎにより高血圧になっている人の割合は実は100人の内1~2人になります。
残りの98~99%の方は減塩をする事で効果が無いか、もしくは健康を損ねる可能性まであります。

詳しくはこちらの過去記事で解説しております^^↓↓↓

そもそも、塩(ナトリウム)は体内でこのような大切な働きを担っています☝

✅体液の量を調節し、身体の構成単位である細胞の形を維持する。
✅栄養素の吸収や腎臓で尿を作る仕事に欠かせない。
✅逆にナトリウムが不足すると身体の機能を統合して調整する神経系がダメージを受ける。

以上の事から高血圧は「減塩」を重視するのではなく、適切な栄養素を食事またはサプリメントから摂るのが望ましいと思われます。

それでは次から適正な血圧にするための栄養素をご紹介いたします!!

①ナトリウムとカリウム

高血圧の一番の原因として考えられるのはナトリウム(塩)の過剰摂取ではなく、実はカリウムの不足になります!!

ナトリウムとカリウムの理想的なバランスは…

ナトリウムとカリウム

ナトリウムとカリウムのバランスが合っていたらナトリウムを過剰に摂取しても(腎臓が正常な場合は)適切な量だけ吸収され、過剰分はすみやかに腎臓から尿へ捨てられます。


ナトリウム

カリウム

この他にもカリウムはメロン、スイカといった果物や野菜など日常の食品に多く含まれています!
※一番下の参考資料にカリウム含有リストのURLを貼っていますので参考にしてみてください^^

②カルシウムとマグネシウム

高血圧にはカルシウムとマグネシウムの割合も大切になってきます。

カルシウムとマグネシウムの理想的なバランスは…

カルシウムとマグネシウム 

カルシウムは動脈の収縮に働きかけ、マグネシウムは動脈の弛緩に作用します。特に、マグネシウムはナトリウムやカルシウムを細胞の外へ出したり、縮んだ筋肉を緩める働きがあり、高血圧や不整脈を予防します。


カルシウム

マグネシウム


③良質なタンパク質+大量のビタミン

プロテイン

高血圧は血管の弾力性の問題でも起こります。
血管を作る材料として欠かせない良質なタンパク質と摂取したタンパク質を有効に使うためにはビタミンも大量に必要になります。

タンパク質は玉子、魚、牛肉、豚肉、鶏肉、大豆などに多く含まれます。

④オメガ3系脂肪酸のEPA

オメガ3

血圧の微調整を行うプロスタグランディン(生理活性物質)という物質を体内で作る際にEPA(エイコサペンタエン酸)が原料になります。

EPAはイワシやサバといった背の青い魚、またはマグロのトロなどに多く含まれます。
エゴマ油や亜麻仁油などにも含まれています。※しかし酸化に注意!!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

栄養素として勉強すると、とても難しく聞こえてしまうかもしれませんがそれらを含む食品として勉強すると少しは身近に感じられたのではないでしょうか?

もちろんこれらの栄養素を毎日の食事から摂ることが一番望ましいのですが、同じ食事をとり続けたり量や比率を毎日管理するのは簡単な事ではないと思います。
お食事で補える部分はお食事から、そして量の調整や比率の管理が難しい部分はサプリメントから効率よく摂るのも大切なことだと思います。

それでは今回のポイントをまとめてみましょう!!

高血圧を改善する食品(栄養素)
💡ナトリウム0.6:カリウム1
⇒ナトリウム(食塩)の減塩ではなくカリウム摂取を心掛けましょう!
カリウムは比較的多くの食品に含まれています。
(※ただし透析患者の方はカリウム摂取には注意が必要です!!)
💡カルシウム2:マグネシウム1
⇒カルシウムとマグネシウムのバランスはとても重要です!!
お食事で管理が難しい場合はこの比率でカルシウムとマグネシウムが入っているサプリメントを摂られる方が簡単です。
💡良質なタンパク質+大量のビタミン
⇒タンパク質は血管のみならず肌・爪・髪の毛などあらゆる体の構成に必要な栄養素です。魚やお肉、大豆などをあまり食べられない方はプロテインを飲まれるのもオススメです。また普段のお食事から大量のビタミンを摂取するのは困難なので、こちらも様々なビタミンが入ったマルチビタミンのサプリメントを飲まれることをオススメします。
💡オメガ3系脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)
⇒本来であれば魚の油からの摂取が好ましいのですが、海洋汚染などにより魚の体内に重金属が入っている場合もあり、あまり毎日摂取するのは好ましくありません。また、エゴマ油や亜麻仁油なども一度開封してしまうと酸化してしまう為あまりオススメではありません。
サプリメントで摂取される場合も必ず水銀検査や微生物検査などをしっかり行っている会社のサプリメントを選んでください。

もちろんこれらの栄養素に毎日気をつけながら生活するのは難しいこともあると思います。血圧降下剤に頼った方が簡単な場合もありますが、お薬には必ず副作用があります。

それらのメリットとデメリットを比べて頂き、出来るところから少しずつ改善して頂きたいと思います。

すでに血圧降下剤を飲まれている方にはすぐに断薬に繋がらなくても、減薬に少しでも繋がればいいなと思い今回記事を書かせて頂きました。


皆さんの健康ライフのお役になれば嬉しいです^^


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければフォローとスキ♡、コメントもお待ちしております^^

こちらの内容はStand.fmにて音声配信もしております^^
合わせてお聞き頂けると嬉しいです♪↓↓↓

参考資料
・祥伝社黄金文庫 医学常識はウソだらけ 著者:三石巌
・メディケアホーム南福岡→カリウム
http://medicare.kuma-clinic.jp/%EF%BC%9C%E9%80%8F%E6%9E%90%E9%A3%9F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%EF%BC%9E%E3%80%808%E6%9C%88%E3%80%8C%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%80%8D/
・からだケアナビ→マグネシウム
https://www.karadacare-navi.com/foods/13/
・厚生労働省 これからママになるあなたへ→水銀について
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/051102-2a.pdf

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