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記事一覧

ネスレ社が〈ネスカフェ〉ブランドのサステナビリティ改善に今後10年間で7億スイスフランの投資を計画

昨今の消費者からのサステナビリティ需要に応えるために、ネスレ社は同社の代表ブランド〈ネスカフェ〉のサステナビリティ改善に今後10年間で7億スイスフランの投資を発表しました。

本投資は、2025年までに同社が調達する100%のコーヒー豆を責任ある形で調達することと、2050年までに二酸化炭素排出量をネットゼロ達成することを含んでいます。ちなみに今回の投資金額は、過去10年間の同社のサステナビリティ

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ラテンアメリカのマクドナルドが家庭ゴミをトレイにリサイクル

ラテンアメリカのマクドナルドが家庭ゴミをトレイにリサイクル

ラテンアメリカ最大のレストランチェーンであり、世界最大の独立系マクドナルドのフランチャイジーであるアルコス・ドラドス社は、現在マクドナルド店舗で使用しているプラスチック製トレイをより持続可能な素材「家庭ゴミからリサイクルされた素材」で作られたトレイに切り替えることを発表。

本プロジェクトは、イスラエルのUBQマテリアルズ社との協業にて実現。UBQマテリアルズ社は、家庭ごみをバイオベースの熱可塑性

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イギリスの飲食チェーン〈LEON〉が世界初のカーボンニュートラルバーガーを発売

イギリスの飲食チェーン〈LEON〉が世界初のカーボンニュートラルバーガーを発売

イギリスの自然派バーガーブランドのLEONがカーボンニュートラルなバーガーとフライドポテトのセットを提供し始めました。今回新たに発売された新メニューの「クリスピーチキンパーム」や「ヴィーガン・スウィートキャロライナBBQバーガー」のほか、レシピを刷新した「LOVeバーガー」「フィッシュフィンガーバーガー」「チャーグリルチキンバーガー」そして焼きワッフルポテトなどがカーボンニュートラルのメニューとし

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ペプシコ社が2040年までの温室効果ガスネットゼロを目標に

ペプシコ社が2040年までの温室効果ガスネットゼロを目標に

世界的な飲料大手のペプシコ社が、2040年までに同社の排出する温室効果ガスをネットゼロにすることを目標として公表しました。目標達成の第一フェーズとして、まずは自社製造プロセスからの温室効果ガス排出量を75%削減、自社以外のサプライチェーンの分野で40%削減すると述べました。

ちなみに同社の2019年の温室効果ガス発生量は全世界で約5,700万トン。そのうち約3分の1を占める農業サプライチェーンに

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フランスの〈ONA〉がヴィーガンレストランとして初のミシュラン獲得

フランスの〈ONA〉がヴィーガンレストランとして初のミシュラン獲得

フランス南西部のレストランONAが、ヴィーガンレストランとしては初となるミシュランを獲得しました。ONAとは「Origine Non Animale」または「Non-Animal Origin」の略だそうで、同店で提供する料理は地元産の野菜を中心としたコースメニュー。

2016年に開店したONAは当初、フランスの保守的な銀行からの融資をことごとく断られ、クラウドファンディングからの資金調達とエシ

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廃棄食材を飲食店が販売できるプラットフォームを提供するToo Good To Goが3,100万ドルの資金を調達

廃棄されてしまう直前の食材を、レストランなどの飲食店が安く販売することができるオンラインプラットフォームを提供するスタートアップToo Good To Goが3,100万ドルの資金調達を行いました。

同社は数年前からヨーロッパを中心に食品廃棄を減らすビジネスを展開し、2021年1月現在、15カ国で運営され、これまでに65,000の飲食企業がToo Good To Goで食事を販売し、5,000万

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「環境に良い牛肉」をどう証明するか?ウェンディーズとプログレッシブ・ビーフの事例

「環境に良い牛肉」をどう証明するか?ウェンディーズとプログレッシブ・ビーフの事例

牛肉生産企業向けにアニマルウェルウェアと持続可能性に関する認証サービスを展開する米国のプログレッシブ・ビーフ社が大手飲食チェーンのウェンディーズとのパートナーシップを構築しました。

2020年末時点で、ウェンディーズの米国産生鮮非冷凍牛肉の供給量の40%がプログレッシブ・ビーフ認定の養牛場から調達されているとのこと。さらに2021年には、全体供給量の50%以上をプログレッシブ・ビーフ認定された牛

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「食べ放題」「注文し過ぎ」は禁止に!中国のアグレッシブなフードロス対策

「食べ放題」「注文し過ぎ」は禁止に!中国のアグレッシブなフードロス対策

今年の8月、習近平国家主席は国内の食品廃棄物の削減を目的として「オペレーション・エンプティ・プレート(Operation Empty Plate)」を立ち上げました。そして、最初の施作として、中国のムックバンガー(一度に大量の食べ物を食べるオンラインパフォーマー)の動画をオンラインで流すことを禁止しました。

それに続き先日、レストランでの食品廃棄物を減らすことを目的とする新たな法律の草案を習近平

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肉に税金がかかる時代がやってくる

ロンドンを拠点とする250兆ドル規模の世界的な投資家ネットワークであるFAIRRイニシアチブは先日、彼らの最新の報告書の中で、新たな炭素税によって世界の食肉会社40社が2050年までに最大116億米ドルの利益を失う可能性があると見積もったことを発表しました。

同報告書は、世界農業の温室効果ガス総排出量の半分を占める家畜からの排出量に炭素税を適用するために、政策立案者の間で「勢いが高まっている」こ

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スターバックスが再エネ推進とリジェネラティブ農業への支援をコミット

今年1月にスターバックスは長期的なサステナビリティ戦略として「リソースポジティブ」な企業となると発表を行いました。本発表はスターバックスのチーフ・サスティナビリティ・オフィサーに就任した元リーバイスのマイケル・コボリ氏を起用した直後に発表されました。

リソースポジティブな企業となるための完全なロードマップはまだ公開されていませんが、その一部が先日12月9日に開催されたインベスターデイにて発表され

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オーストラリアにサステナブルなマクドナルド1店舗目がオープン

オーストラリアにサステナブルなマクドナルド1店舗目がオープン

数ヶ月前にニュースになっていましたが、オーストラリアにサステナビリティに特化したマクドナルド店舗がついにオープンしたようです。

オーストラリア国内のマクドナルド1,000店舗目となるこの「グリーンな」フラグシップ店舗は、ビクトリア州のメルトンに先日オープン。

同店舗では100%再生可能エネルギーを使用。デリバリーサービスにおいてもカーボンクレジット購入によりカーボンニュートラルを実現。太陽光発

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