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赤字じゃダメですか? ~経営の基本から学ぶ~

個人事業や一人社長の場合、
会社が赤字でもいいんじゃないの?
という人がたまにいらっしゃいます。

会社が赤字でも、
自分の手取りが確保できていればOK…

ん~、そういう問題ではないんですよね~

今日は、会社や事業として、なぜ利益が必要なのか、
少し考えてみたいと思います



赤字だから、即倒産というわけではない

会社が赤字とは、
売上より、費用の方が大きい
つまり

売上<費用

となっているわけですね。

ただ、赤字だから、即倒産というわけではないです

赤字 ≠ 倒産

何年も赤字つづきで、存続している会社はたくさんあります
でもね、、、

赤字は異常
放置してはダメな、緊急事態なんです!


赤字 = 出血

人の体に例えると、
赤字は、出血している状態
お金(血)が垂れ流しのまま、放置でいいわけないですよね

人間の体は、小さい出血なら、放置でも自然と治るけど、
会社の経営はそういうわけにはいかない

赤字の原因を対策しないと、
どんどん悪化することが多いんです


赤字は構造でできている (赤字体質の恐怖)

赤字になるには、原因があります
そして、その原因がそのまま放置されているから、
ずっと赤字が続くわけです

  • 気づかない

  • 原因がわからない

  • 手を打たない (手の打ちようがないと、思い込んでいる)

  • 見て見ぬふり (知らなかったことにする)

経営者がこういう姿勢でいると、
社員も、こういうものなんだと思い込んでしまいます

赤字なのが「ふつう」。。。(そんなわけ、ないのに)
つまりに、「悪い教育」 がされている状態です


現状を冷静に把握して分析する (現状把握)

マズイ状態が放置されないようにするためには、
現状を冷静に正しく把握することが、最初の一歩となります

正しく、というと、正確性を求めがちですが、
だいたいでいいので、数値で客観的に把握します

計測と記録

そして、同じ方法で、継続的に計測し、
時系列に並べて、蓄積し、状態と変化を管理します

多少の誤差は気にせず、淡々と記録していき、継続して数値を見ていく
マズイ状態になれば、変化に気づく、という仕組みを持つことが大切です


過去の平均値と将来の目標値

過去の記録が溜まってきたら、
平均値くらいは、わかると思います

「今までは、こうだったんだな」 と過去の平均値がわかれば、
「これからは、このくらいにしたい」、という目標値も決めやすい
まずは、年に1回、考えて決めるくらいでも大丈夫

前年やその前の年の1年間の決算で、黒字か赤字かは、わかるハズなので
黒字にするための目標値を一旦決めます
〇〇をやれば、黒字になるハズ、という目標値です

ここができない人は、専門家にお願いしてください
黒字化の目標値を設定できないと、絶対経営は良くなりません!
(勘でなんとかなるほど、経営は甘くないです)


黒字をキープするのが経営の最低ライン

赤字が構造でできているように、
黒字も構造、つまり仕組みでできています

現状がどうなっているか、数値とアクションを常に注意して見ている人がいて、
ヤバくなってきたら、全員に注意喚起
すぐに対策を打つことで、赤字になる前に、回復していく

早めに手を打てば、最小限のコストで黒字をキープできる
こういう体制、仕組みができているのが、黒字体質の会社


「赤字でも大丈夫」 とか言っていると、
経営者としてヤバいやつにしか見えない
絶対、信用されないので、オススメできません

一時的に赤字になったとしても、
そのことを冷静に捉え、ちゃんと対策していけば、
大事には至りません


現状把握黒字体質

あなたの会社は大丈夫でしょうか?



この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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