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今週の選挙(2024 1.21投票)


 今週の大注目選挙は「東京都・八王子市長選」になるのでしょうが、そちらは別の方が取材に入られているため省きました。 同様の理由で「宮城県・名取市議選」「茨城県東海村議選」も省いていますが、それでも多くの選挙が残っており、そのなかから10(+1)件セレクトして御紹介します。
 なんといっても今週は “選挙ゴロ” が今年一発目の選挙に挑んでおり、私が総力を挙げて取材・検証中! まずはそれを含む取材入りした2件の選挙から見ていきましょう。




【取材済】長野県・須坂市長選挙

 6期目を目指す現職。 高齢で多選ですが対抗馬が見つからず無投票の公算が強まる中、そこを狙って “選挙ゴロ” 小西彦治が長野県に初参戦!

 現在、小西氏を改めて検証するマガジンを連載中。「二度と長野の敷居を跨がせない!」というキモチを込めて全力で書いています。 是非とも多くの方に読んでいただきたく存じます。


【取材中】長野県・駒ヶ根市長選挙

 2期目を目指す現職に2期目途中で市議を辞した新人が挑む一騎打ちです。

 4年前に記者から市長に転身し堅実に市の問題を片づけてきた現職と、2期連続でトップ当選した最年少市議で劇団を主宰している経歴が目立つ新人。 あまりにも対照的な二人による一騎打ちを現在取材中です。 後日リリースするレポートをお楽しみに!

 では、全国の選挙を8件、プラス1件見ていきましょう。 この “プラス1件” っていうのが大変なコトになっておりまして・・・


◎青森県・六戸町長選挙

 7期(!)務めた現職が引退の意向を示し、次の座を3人の新人で争います。

 どの候補も政治経験が無く、(立候補表明順に)前回の町長選で現職に敗れた方と建設会社役員の方、そしてフリーアナウンサーの方が候補者ですが、四半世紀以上ぶりに町長が変わるのですから、町は(どういう方向にせよ)変わるコトになりそうで、町民が誰に次を託すのか注目です。


◎秋田県・井川町議会議員選挙(定数11/13人)

 現職8人、新人5人が立候補し、政党別では共産が1人立てている選挙で、女性候補は1人出ています。

 なんと16年ぶりの町議選で、こういうパターンだと誰か1人が空気を読まずに立候補したんだろうと推測できますが、それが誰なのかは結果を見れば何となく見えてくるような気がしています。 さぁ、誰でしょうか?


◎新潟県・出雲崎町長選挙

 選挙クラスタが秘かに注目しているのがこの選挙だろうと思われます。

 全国最高齢の首長として9期36年(!!)町長を務めてきた現職が、ようやく遂に引退を決断。 町長選も16年ぶりとなる、何もかもが久々な選挙で、町長の後継候補と見られる元町議と、町長と仲が悪いコトで有名な元町議の2人による一騎打ちとなっています。
 多選に多選を重ね、しかも本来はあと1期務めるつもりだったというのだから、多選否定派な私はそれだけでイヤなキモチになりますが、それだけ町民に慕われた証でもあるワケで、そんな町民が “どちら側” を後継に選ぶのか、注目なのです。


◎岐阜県・八百津町長選挙

 3期目を目指す現職に町議を3期務めた新人が挑む一騎打ちです。

 いわゆる「平成の大合併」の時期に八百津町を含む加茂郡の6町1村で美濃加茂市と合併協議を進めましたが美濃加茂市の住民投票で反対に遭い合併を断念。 加茂郡内で合併するコトもなく独立独歩を進めたものの過疎化が進んでいるのが現状です。
 二人は2012年、ともに村長選に立候補(ともに落選)し、その時は今回の新人候補の得票が多かったため、面白い戦いになっていそうです。


◎滋賀県・大津市長選挙

 2期目を目指す現職に滋賀県議を3期務めた新人が挑む一騎打ちです。

 両者無所属候補ですが、現職には自民と公明に維新市議会の会派が応援し知事もコチラ側の模様。 一方新人は立憲、国民民主、社民、チームしが(嘉田由紀子元知事が立ち上げた地域政党)、教育無償化を実現する会(いわゆる “前原新党” )に連合が応援しています。
 つい先日、国会で統一会派を結成した維新と前原新党が早速割れて戦っているのが面白い構図ですが、市議のうち16人が現職、8人が新人についているというコトで、コレだけ見ると現職有利のように見えますが、終盤には新人の応援に泉健太立憲代表が入るらしく、更に期日前投票が前回より多いようなので、どうなるかは分かりません。 なんたって滋賀県の県庁所在地で行われる選挙ですから、その結果は県政や国政に波及するコトは必至。 大注目です。


◎滋賀県・甲良町長選挙

 3期務めた現職が立候補せず、次の座を自民党推薦を受けた方と元副町長と元町議の3人で争う選挙です。

 この現職、結構「アレ」な方なようで、2017年に初当選したものの、

 その時の選挙運動に問題があると追及されて「町政の混乱を招いた」として辞職し2019年2月に出直し選挙を挑み、(何故か)無投票で再選。 しかし議会からの追及は止まらず、辞職勧告決議案を喰らって失職。 2020年2月に2度目の出直し選挙に挑み35票差で勝利し、“2年半で” 3選を果たします。 そこから4年間務め上げたものの議案が度々否決される状況は続いており、「町政の安定」が最大の争点となりそうです。


◎大阪府・熊取町長選挙

 大阪維新の会公認で3期目を目指す現職に、自民・公明・立憲・国民民主・参政党が推薦する町議と、元維新で現在無所属の町議2人が挑む選挙です。

 現職にも新人にも「維新」の文字が見えますが、コレは、

 パワハラの加害者(維新の現職)と被害者(元維新の新人)という関係性のようで、審判を町民に委ねるというコトなのでしょうか。 とはいえ元維新の新人は他候補に比べ組織力の弱さは否めず、苦しい戦いとなりそうです。
 では現職にとって脅威なのは「非維新」で他党がまとまった方の新人候補で、自民は地元の国会議員に加え石破茂氏も投入するようで、本気で獲りに来ている様子が伺えます。 果たしてどうなるでしょうか。
 ・・・あと、ついでですが、非維新系候補に参政党の推薦が出ていますが、参政党を離脱した別の市の議員や反参政党で活動されている方が元維新の候補を応援している模様。 コチラは相変わらず内ゲバゴチャゴチャしているようです。


◎奈良県・田原本町長選挙

 2期務めた現職が引退を表明し、次の座を元副町長と共産系の元町議の新人2人で争う一騎打ちです。

 元副町長は、なんとまだ34歳!  法務省に入省してから2020年に役場入りし、2022年から副町長を務めたという異色の経歴の持ち主です。 構図から見て結果は大体予想がつくので、当選された方がどういう町長になるのか。 広島県の某市長みたいに、議会と対立したりネットでバズって勘違いしたりポスター代払わなかったりしない人であるコトを願うばかりです・・・


※福島県・小野町議会議員選挙(定数12/11人)

 定数12人に対し現職8人、新人3人の11人が立候補しましたが、定数割れとなってしまいました。 公職選挙法の規定により欠員が定数の6分の1(小野町は2人)を超えていないため再選挙は行われないようです。
 ちなみに政党別では「幸福実現党」が1人入っています。 中央政界では存在感が殆ど無いですが地方ではこうやって議員を置いているのが幸福実現党であり、参政党の将来もこうなるんじゃないかっていうのが、私が見立てる参政党のストーリー(おとなしいヴァージョン)です。

 え? おとなしくない方はどうなるかって? そんなの想像しただけで怖くて怖くて、とてもじゃないけど書けませんって・・・(汗)



以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。


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