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愛のシンボル「ハート型」は、植物の葉がモチーフなんですって!てっきり心臓の形のデフォルメかとおもってましたよ恋するとドキドキしますから💛

こんにちは、DJムッチーです。
一年のイベントの中で一番苦手なバレンタインが終わってほっとしてます。最近は、自分へのご褒美とか友達へのプレゼントとしてチョコレートをプレゼントするようですが、一昔前は本命とか義理とか言って贈る側にも、お返しする側にも結構負担を強いる何とも悪儀礼でした。
僕は、恋人であろうと仕事の付き合いであろうと、食事に行ったら男が払うのが当たり前の世代なので、恋人以外の女性からプレゼントされるのって苦手なんですよね。いい歳してギラギラしたおじさまもいますが、ほとんどの同世代は、同じだと思います。。。いかがですか、シニアのご同輩?
さて、バレンタイン時期によく見るのが、愛のシンボル「ハートのオブジェやバルンやマーク💛」。僕は、てっきり心臓をモチーフにしたデザインだと思ってたのですが、そうではなさそうです・・・

古代ギリシャでは、蔦(つた)の葉っぱがモチーフ

ハート型の起源は古代ギリシャまで遡ります。古代ギリシャでは、蔦の葉をワインの神ディオニュソスを表現するために使われていて、祝祭の時に聖職者が身につけていました。その後、蔦の葉をモチーフにしたシンボルであるハート型は子孫繁栄・忠実・再生の象徴となって行ったそうです。その頃からハート型は結婚式で冠などに使われるようになっていきます。やがて古代ローマ時代になり、愛を告白するときに忠誠や長寿を表すハート型がつわれるようになり、中世を経てハート型は愛のシンボルとなったのだそうです。
そういえば、オー・ヘンリーの短編に「最後の一葉」という作品がありますすが、壁に残った最後の葉っぱが蔦でした。愛情の表現だったとこれを書いてて気が付きました。(読んだのが子供の頃だったもので・・エヘヘ)

蔦の葉をモチーフにした結婚式の冠

ゲルマン民族では、菩提樹の葉がモチーフに

ゲルマン民族は木の皮を縄にして使かっていました。ゲルマン民族が縄にした神聖な木が菩提樹(ぼだいじゅ)です。相手をつなぎ止めるイメージがある菩提樹の葉の形を愛の印としたそうです。これがゲルマン民族のハート型の原点なのだそうです。ご存知のようにゲルマン民族は大移動をしますから、いつしかローマの愛の印とゲルマン民族の愛の印は融合していったのでしょうね。

菩提樹の葉

日本にもあるハート型

日本の神社やお寺でもハート型をつかった飾り金具や灯籠を見かけることがあります。あのハート型は「猪目(いのめ)」とよばれるものです。ハートの形はイノシシの目を意味していて、強い動物の力で災厄をしりぞけて福を呼ぶという厄除けの文様なのだそうです。日本では昔から、神社やお寺の建築装飾に「猪目(いのめ)」が取り入れられてきたようです。残念ながら日本ではハート型は愛の印ではないようですね。
この猪の目がたくさんちりばめられているのが、「明治神宮」です。大正時代に建立された明治神宮には、いたるところで猪目を見つけることができあんます。お近くの方は是非、猪目を探しに行ってみてください。
僕のお気に入りの「猪目」が見れるお寺は、京都宇治田原の「正寿院」。「正寿院」は建立800年を数える古刹で、快慶作「木造不動明王坐像」と風鈴で有名です。このお寺の「猪目」の窓の素晴らしいこと。関西の方は、京都市内からは随分離れますが足を延ばしてみてください。良いひと時を過ごせますよ。

正寿院 猪目窓

因みに、調べてみるとハートが心臓を意味するようになったのは、古代ローマ時代の医師ガレノスが描いた人体解剖図にある心臓の絵からだということです。ローマ教会は解剖を認めなかったのでその後この絵が定着したようです。その絵は、蔦の葉とも松ぼっくりとも比喩されるユーモラスな絵だったそうですよ。

バレンタインセールの時に街を埋め尽くしたハート型の装飾品は、一夜にして無くなってしまいました。できれば来年は長く残せる凝ったデザインの物を飾ってほしいなと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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