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今年お花見に出かける日本人は約6,139万人で、訪日外国人は約373万人と予測されています。経済効果は1兆1358億7149万円という予測が発表されました。興味深いのは訪日外国人の多さ!インターネットで世界は狭くなっている?

こんにちは、DJムッチーです。
今年は桜の開花が早いと予想されていましたが、3月に入って寒い日が続いたので、実は例年よりも遅い開花だったようですね。
おかげで近年には珍しく、今年は入学式を桜が飾ってくれますね。桜は新入生の希望と不安が綯交ぜになった心を優しく包むイメージがありますね。
関西では今週末から見頃を迎える桜の名所がたくさんあって、どちらも盛況でしょうね。

今年のお花見の経済効果は1兆1358億7149万円

経済予測の権威、関西大学名誉教授 宮本 勝浩先生によりますと、花見に出かける日本人は約6,139万人、訪日外国人客は約373万人と予測されました。その結果導かれる経済効果は、1兆1,358億7,149万円に上るとの事です。
宮本先生が予測された昨年のお花見の経済効果は約6,160億円でしたから今年は去年の約2倍の賑わいになると予想されます。
新型コロナが5類になって初めての、マスクナシの気兼ねのないお花見なので、花が咲くわくわく感みたいなものが皆に伝染して浮かれて出かけてしまうのでしょう。
宮本先生の予測内容を紹介しますと・・
まずは直接効果
日本在住者の花見の推定人数は、20歳未満が約642万人、20歳以上80歳未満が約5,497万人、合わせて約6,139万人になると試算。
花見での一人の平均消費額は、20歳未満は約4,935円、20歳以上は6,935円。これらの金額と人数を掛け合わせて合計すると
日本在住者の総支出額は約4128億9965万円になるとの推計でした。

訪日外国人の花見客の数は、JTBの調査から引用して
3月中旬から5月中旬の間で約373万人と推定。
また国土交通省観光庁の報告書から、一人一日当たりの宿泊費や観光、レジャーを含めた旅行支出額を約3万286円と試算。
その結果、訪日外国人客の総支出額は約1129億6678万円との推計でした。
この二つを合計すると直接効果は、5258億6640万円と予測されます。

訪日外国人も大勢いらっしゃいます

1次経済効果と2次経済効果について
1次経済効果とは、購入した弁当に入っていた玉子焼きや漬物の原材料費のような「直接効果の原材料の売上増加額」のことで、この額は約3365億5455万円となります。
さらに、経済的効果が生産者や小売りの収入に波及する二次波及効果を試算すると約2734億5054万円となりました。
全てを合わせた経済効果は約1兆1358億7149万円になるとの予想です。
この予測は、万博やオリンピックなどの経済効果予測に使われるIO分析という手法で算出されていて、かなりの精度で的中するのです。

外国人が惹かれるミトロジーとは「mononoaware」

お花見に行く約30%が訪日外国人と言うのは、非常に興味深い数字だと思います。訪日外国人うち少なからずは、日本の不思議な精神性を体験しにやってきていると言えると思います。辛い冬を耐えて、桜の花に「もおのあわれ」を見出して、刹那の春を祝う日本人特有のミトロジー(神話的精神性)を体験したいと考えているのではないでしょうか。神意を持って作品を修復する日本の金継技術に惹かれたり、神を降ろして鍛える刀鍛冶の技術に惹かれるように、西洋合理主義には見なれない独特の魅力があると思います。
ネットで「SAKURA FESTIVAL」と検索すると、海外のお花見紹介のページには「もののあわれ」の表現が見受けられるのも、その傾向だと思います。

Cherry blossoms hold cultural significance throughout Japan. And each year, Japan’s iconic cherry blossoms are widely-celebrated to mark the arrival of spring, a time when optimism, renewal, and new life are at their peak.
While the lifespan of the sakura is relatively brief, the short span of time when cherry blossoms are in bloom serves as a reminder of the impermanence of beauty and life. This idea is often referred to as “mono no aware,” or nothing lasts forever, and can be found depicted in art, folk songs, and Japanese popular culture.
In the Shinto religion, it is said that sakura hold sacred spirits or forces, which makes cherry blossom season an important cultural event among these communities. And in Buddhism, cherry blossoms symbolize the ephemerality of life.
桜は日本全国で文化的な重要性を持っています。そして毎年、日本の象徴的な桜は、楽観主義、刷新、新生活が最高潮に達する春の到来を告げるために広く祝われています。
桜の寿命は比較的短いですが、桜が咲いている短い期間は、美しさと人生の無常を思い出させます。この考え方は「もののあはれ」、つまり永遠に続くものはないとよく言われ、芸術、民謡、日本の大衆文化などに描かれています。
神道では、桜には神聖な霊や力が宿っていると言われており、そのため、これらのコミュニティでは桜の季節が重要な文化行事となっています。そして仏教では、桜は人生のはかなさを象徴しています。

JAL Guide to JAPAN

4月5日からは、「大阪造形局の桜の通り抜け」が始まります

大阪では、4月5日ごろからソメイヨシノ系の桜が見頃を迎えます。天神橋から桜ノ宮にかけての大川端の桜は、東京の目黒川と並び称される桜の名所。大阪ならではの屋台や出店もたくさん出ていて手ぶらでもお花見が楽しめます。(しかし、屋台の食べ物はどれも高い!W)
大川端のソメイヨシノが見頃を過ぎると、今度は造幣局の桜の通り抜けでソメイヨシノではない様々な桜を楽しめます。
今年は、ソメイヨシノの開花が遅れたので、造幣局の通り抜けも4月5日から開始されて4月11日までとなります。大阪へお出かけでしたら、ソメイヨシノと造幣局内の関山、松月、普賢象、楊貴妃などの八重桜が同時に楽しめます。ただ八重桜は遅咲きなので、満開は楽しめないかもしれません。

造幣局の通り抜け 平日に行くのが正解です

週末のお花見が楽しみでしかたがありません。
桜前線を追いかけて各地でお花見を楽しむ風流な旅をしてみたいものです。
三春駒で有名な福島県の三春町は、梅前線に桃前線と桜前線が追い付く地。
梅、桃、桜を同時にめでることができる地なんです。
今年こそは三春町へ行ってみたいと思っていますが、どうなることやら!

それでは今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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