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14.今も後悔⁈食わなかった据え膳3店
本屋を見たら入らなきゃ気が済まない性分だ。
見かけたら、電車時刻が切羽詰まった状況以外なら、どうあれひとまず中に入る。
この人生を貫いているけれど、記憶にある限り入ることを諦めてしまい、未だに後悔している店が3店舗ある。
1店目は、都内某所商店街の古書店。
一緒にいた人も本好きな人だったのだが、「あっ、本屋」と言ったら、「そうだね」の一言で返されておしまい。
当時、ちょっといいなぁ〜と思って
15.愛言葉は「あなたは本当に本が好きなのね」
先日、母に本屋の話をしていたら、母がポツリと言われた。
「この辺りは昔、本屋がたくさんあったのにねぇ…」
言うまでもなく、それはレンタル店が一緒の複合店ではなく、【昔ながらの本屋さん】という意味である。
そうなのだ。
実は私の地元は、本屋さんがたくさんあった。
これを書き始めてから、もっといろんな場所の書店を…と思うのだが、やはり生まれ育ったこの地域の、今は消えてしまった本屋さんがたくさん目
10.ファンシーコーナーしか行かなかったことが悔やまれる…
名前は極めて和風なのに、建物の中は魅力的。
そんな本屋さんが地元にあった。
本屋さん自体は広い通りに面した場所にあったので、いつも通りすがりの車窓から「この本屋さんに来たいなぁ」と思っていたけれど、親の庇護の元にある子どもの身。
通りすがったからとて、忙しい親に頼んでプラッと入ることはできない。
遠目に見て…というか、道路の盛り土との差があったからなのか、本屋さんの入り口が少し低くなっていて子ども
12.「こわいのがおいかけてくるよ〜」
これはかなり最近体験した本屋さんの話だけど、夏なのでひんやり話をおひとつ。
人によっては、私という人間性に疑問を持つかもしれないが、臨時の1日バイトも含めたら転職経験50回は優に超える私。
しかしながら、大好きな本屋さんでの仕事経験はなかった。
たまたま商品として扱うものの中に、本が含まれていることはあったけれど、まるまる書店ですという環境での経験はなかった。
なぜかといえば、目の前に餌があ
7. It was a bookstore school for me.
小学生の時に、地区の名前が付いた本屋さんが新規開店した。
パン屋系お菓子屋が併設されていたけれど、その本屋さんは、まさに私のための本屋さんだった。
なにしろ、家から歩いて子どもの足でも10分ぐらい。
両親に頼んで連れて行ってもらわなくても、明るいうちなら1人で本屋さんへ行けるのである(昔は子どもが1人で出歩いても、明るいうちなら割と大丈夫という平和さがあった)。
店内の雑誌棚以外、書籍やマンガ、
5.フツー過ぎて能面みたい
バブル時代は、ファンシーショップや文具店やレンタルショップが併設されて、本の方がおまけみたいなチェーン店でも、毎日行ってもワクワクするぐらい新しい本がたくさん出版されていて勢いがあって、私の小遣いは本屋のレジにどんどん吸い込まれた。
本を買った分、貯金していたらマンションぐらい買えたろうし、親孝行もたくさんしたかと思う、たぶん。
そんな出版蜜月はバブル崩壊と共に尻すぼみになっていく。
出版される