【発達障害?】自分が何者かわからなくなって半年経った【自己愛性?】棚卸し①友達ゼロ

今年の6月、突然頭の中で何かが弾けた

自分は今までなんて嫌なやつだったんだろう
なんて変なやつだったんだろう
こんな変なやつ他にいるのか

自分はふつうの人間だと思っていた
日本の平均値に比べれば、学歴も語学力もPCスキルもかなりあるほうだと思う
給与は安いがかなり世間体のいい就職先にいる
ちょっと優秀だと褒められることもあった

でも、思い返すと明らかに変で挙動不審なのだ

数年間、躁鬱の躁状態にいたのか、
統合失調症から急に治ったのか、
いや、今までが普通で、
今、自分がおかしくなりはじめてるのか

自分が何者なのかわからなくなった

必死にググりまくった結果、自己愛性パーソナリティ障害というものが自分そのものだと言うことはわかった

その自認の衝撃なのか
いや、何かがおかしい

わからないまま毎日へとへとになって、お酒に逃げて、
独立起業する方法を探して、
プログラマーもどきの制作物をつくったりして半年が過ぎた

SNSのアカウントを作っては消すを繰り返してる

今まで自分が目を背けてきた自分の悪い部分、変な部分と向き合わないといけない

みんなちゃんとしてるふりをするだけだ
隠れてサボったりズルをしたり変なことをしていると思っていたけど
本当にみんな普通の人なのかもしれない
自分が虚言癖や自己肯定感が異常の無能なのかもしれない

いや、もしかすると自分はギフテッドや起業家のような本当に特別な存在なのかもしれない

認知療法のように
思いつく限りの自分のいままで奇行や
世の中っておかしいよなーって思ってた考えを
このnoteに棚卸ししていこうと思う

棚卸し①
週末に遊ぶ友達が一人もいない

僕には週末に遊ぶ友達が一人もいない
職場でも、休み時間や給湯室での雑談すらもう数年していない

公立小中に通った
典型的な発達障害児で、
早口で授業中に先生に向かって発言していた
積極奇異というやつだと思う

机はぐちゃぐちゃ
図工なんて絵どころかパレットごとぐちゃぐちゃ
忘れ物無くしものはしょっちゅう
病院に行くと泣き喚く
家では内弁慶

でも、実家が極貧自営でゲームもおもちゃもなく
親の仕事が友達に見せたくない仕事だったのでほとんど友達とはほとんど遊ばなかった

なぜか勉強は出来た

小学校高学年から中学校になるにつれて、
僕は神童になった
休み時間は図書室で本を読み
宿題は綺麗な字で書く

ヤンキー中学校だったので、
宿題を出して、テストで80点90点取るのは僕ぐらいだった

授業中、発言することなんてほとんどなくなった
積極奇異から孤立型になった

テスト前1週間は一日3時間ほど勉強した

家が変で極貧なので、友達と遊ぶことはなかった

育った中学校はいわゆる教育崩壊、学級崩壊、学校崩壊だったと思う

遅刻、エスケープは当たり前
学校の裏サイトの陰口で不登校はクラスに数名
部活を最後まで続ける人なんて3割もいなかったと思う

人間はどうせ馬鹿だしサボる
こいつらと俺は違う
だってサボってないし、テストの成績いいし、宿題出してるし
ゲームで遊んでるといつかブラック企業でこき使われる負け組になるぞ、
俺はエリートになるんだって思ってた

今僕がここに書いているような程度の文章すら、
ほとんどのクラスメイトはかけていなかった

支離滅裂な接続詞を使ったり
分析結果を書く問題に、自分の感想文を書いたりしていた
役所の手続きや機械の取説なんてほとんど読めないだろう

自分を律して論理的に考えられる僕は天才なんだと思った

みんなサボるけれど俺はサボらない人間なんだって思ってた

公立高校の入試問題はほぼ満点だった
なんの苦労もせずに高校には合格した

進学校に行った

高校でも自分の地頭は優秀な方だった

授業中はずっと寝ていたけれど
テスト前の数時間勉強でクラスの上位にずっといた

みんな、なんで勉強して宿題も出してるのに、こんな簡単な例題も解けないのかって不思議だった

高校と中学のクラスメイトの違いは、自分を律しているかだった

中学のヤンキー、アスペ系ヲタク、洗ってないような服をきてる限界家庭の子とは違って
宿題もだすし、おしゃれもするし、同級生をリスペクトするのだ
悪口や陰口、告げ口なんて滅多に聞かなかった

授業中もサボらない

特に体育
運動神経抜群のヤンキーたちがいた中学時代よりも、ガリ勉部活ガチ勢大半の高校の方が体育の成績は落ちた
みんなサボらないし努力するからだ

僕は友達も作らずに勉強も部活もせずに、速攻帰宅して、iPod touchでゲームをしたり、えっちなコンテンツを楽しんでいた

学校で誰かに話しかけられても、答えられなかった
ASDなのか適応障害なのか、
中学時代よりも勉強ができて人間力が高い世界で半日を過ごすので負荷がかかりすぎているのか

家に帰って、ボーっと寝転んで何も出来ずにiPod touchをいじるだけの毎日だった

今思えばここで、子どものままで3年間を過ごしてしまったこと、
社会化がうまくされなかったことが、人生の最初の分かれ道だった思う

ぼっちだった
ペアになる時、班を作る時はぼっち民たちの群れに混じっていた
クラスのぼっち民も部活や同じ中学の友人はいるので
文化祭はクラスの控え室で一人でボーっと寝ていた

高校でぼっちなのをカミングアウトするのが恥ずかしくて中学時代の友人とも疎遠になった

2chやTwitterで人の悪口をずっと言っていた

地頭が相当いいのか、勉強だけは大した努力もせずに本当に出来た

世間はガラケーとテレビと本屋と噂話時代で情報収集していた時代だ

iPod touchで情報を集められるので、大学受験も易々と突破した
進学校あるあるの自称プロの先生の指導法なんて無視して全部ネットの情報で自習した

センター試験では英国数で9割近くあったと思う

みんな近くの旧帝大を志望していたけれど
大学で高校時代のぼっちがバレるのが嫌で遠くの国立大にした

高校時代のクラスメイトとは卒業後一回も会っていない
中学時代のクラスメイトともほとんど会っていない
成人式は高校ぼっちだったことが、地元の中学の友人にバレるのが嫌で行かなかった

大学は楽しかった
ほとんど人生で初めて、休みの日に遊びに行く友達と
みんなと同じように遊べるおもちゃやお小遣いを手に入れた
地頭も高校時代よりさらに自分に近い人たちだったので会話が弾んだ

なによりキラキラした高校生じゃなくて
ダラダラとダメエピソード、自虐エピソードを言い合う大学生ノリが大好きだった
みんな童貞で、高校時代はいけてなかった連中だった

この時の友達とは今でも年に数回は会う
唯一の友人関係だ

大学生活の途中で、この友人たちと自分は違うと思い始めた

なんだかんだで名門国立大
みんなちゃんと課金されて育っているのだ
地方のヤンキーだらけの限界集落で、一番金のない家で育ち
高校時代の友達も思い出もない僕とは違うのだ

恵まれた友人たちに嫉妬したり、
なんでそんなに環境がいいのに僕と同レベルの大学や遊びをしているんだとか思ったりした
奨学金借りてないなら遊べよ、バイトする必要ないなら彼女作れよ、とか思った

自分はもっと優秀なはずだ、あいつらにできないことができるはずだ、なんて思い始めた

留学した

留学先は高校時代と同じだった
ダラダラしたカースト下位のダメ人間だらけの地元や大学と違い
キラキラして自分を律した人たちの集まりだった
現地の人も日本人も別の国からの留学生も

友達もできず語学力も伸びず、専門の勉強もせずに、
何も出来ずに、自分の部屋でグタっと横になりスマホをいじっていたら留学期間は終わった

またこれだ、
高校ぼっちを隠そうと中学時代の人から疎遠になったように
留学ぼっちを隠そうと大学の友人から疎遠になった

留学の影響もあり、大学に1年長くいることになった

大学の友人たちから一年遅れて就職活動をスタートした

全然ダメだった
そりゃ地頭良くて勉強ちょっとできるだけの無能だから
中学時代から、部活サークルのような課外活動は全くせずに、インキャの世界でブラックジョークと自虐ネタ言ってたアスペだもん

キラキラだらけの就活生に太刀打ちできるわけがない
なにより人見知りビビりコミュ障で、
親が社会人経験もない環境でそだってるから
面接の知識や常識がないのだ

大学受験ってなんて平等でドライに能力をみるシステムなんだろうって本気で思った

結局、公務員試験に切り替えた
地頭の良さを活かして2ヶ月の勉強で合格した

大学時代の友人には就活の醜態を見せられずにさらに疎遠になった

新卒で役所に入ったが、仕事についていけず一年目で逃げるように退職した
発達障害を疑ったが、検査までの数ヶ月間すら耐えられずに仕事を辞めて逃げるように実家に帰った

連絡先を消してバイトをしながら実家暮らしをした
バイト先では当然ぼっちだ
僕はこんなところにいるべき人間じゃないと思っていた
周りを見下していた

バイトの隙間を縫って、勉強をして別の役所に合格した
バイトは退職した
一年以上いたが、バイト先ではほとんど雑談をしなかった

新しい役所ではそれなりに人と話すこともあった
しかし、前職の短期離職やぼっち歴がバレるのが怖く
当たり障りのない会話しかしていない
特に極貧の実家のヤバい仕事の話なんて絶対にバレたくない

社会人になってからお昼ご飯はいつも一人で食べる
便所で食べたこともある

コロナと部署異動が重なった後は、ほとんど人と話さなくなった
一日中、無言でいる日の方が多い

ある日、大学時代の友人に見つかった
それから数ヶ月に一度会うことになった
これが唯一の人との繋がり

家ではYouTubeをみてお酒を飲んでたまに自己研鑽でプログラミングをする

ホリエモンの家無し家族なし車なしが当然
サラリーマンは奴隷階級、世の中バカばっか、無駄なことばかりしてる
みたいな話を聞いてずっと頷いてる

無駄な人付き合いやマナーや人生計画をするぐらいなら、PCのスキルを身につけようって思ってるけど
週に数日しか出来ずに、お酒飲んでYouTube見ちゃう

勉強しなきゃ、何者かにならなきゃ
人と遊んでる暇も体力も金もない
だから相手もいらないだろう

こんな感じで一年360日程度は一日中一人でだれかとコミュニケーションをとることもなく生きている

ネットで探せば、こんなぼっちや引きこもり、人生詰んだ民が大量に出てくるから安心していた

でも、僕らは異常なのだ。世の中の大半は普通なのだ、友達や家庭があって実家との付き合いもあるのだ
もしかするとネットの民もエアプかもしれない
大学の数年以外は、人生ずっと本当にぼっち、帰る実家もないのは僕ぐらいかもしれない

ああ、なんで僕は変なんだ
なんでそれに気づかなかったんだ

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