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精神疾患の療養は「自覚すること」が一番大切

つい最近、初めて発症したぶりくらいヤバめの躁状態に陥りそうになっていた。

初めて躁状態になったときはまだ双極性障害Ⅱ型(躁鬱)をちゃんと診断される前で、とにかく大暴れしていた。(自分と周囲の人間の間ではバグ期と呼んでいるので以後バグ期と表記する)

どれくらいヤバかった(ひどい症状だった)かというとこんな感じ。

  • 対面・電話に関わらずとにかく誰かとひたすら喋り続ける

  • 喋れない時はひたすらツイート・インスタのストーリーとフィード投稿しまくる(想像を絶する量)

  • 全然眠くならずに24時間起き続けてると思えば、気絶したかのように1日眠り夜勤のバイトに遅刻する

  • ずっと心が多幸感で満たされていてお腹が空かないので食べない生活を続けていたら10kg痩せていた(当時は痩せてラッキーという感覚。マジで異常)

  • お金に余裕が無いくせに特に気にせず好きな物バンバン買いまくってクレジット請求額がえらいことになっているけど、なんとかなると思い続けている

などなど…とにかく酷かった。
後になって、それらが全て躁状態の症状(多弁・多幸感・拒食(人によっては過食)・浪費etc…)であるということを知るのだが、今思い出すだけでも震える。怖すぎ。
でも、あれ以来そこまでひどい躁が来ることはなく3年が経ったところだった。

そんな中
「『あの躁状態の感覚』が私に近づいてきている・・・!怖い!やばい!どうしよう!!!😭」
という焦りが生まれた。背景としては、2日で3時間の睡眠しか取れず「なんか身体がそわそわするし、あんなことやこんなことが今なら出来そう!凄く誰かと喋りたい!!」という衝動が私の中に生まれてしまったのだ。
この衝動がきた反面、本当に恐ろしくて生きた心地がしなかった。

でもこの感覚をちゃんと「自覚」出来たという事実が(今のところ)抑制に繋がったのではと思っているし、ケースワーカーさんと話してる中でも「精神疾患を持つ人は症状を自覚することがイカワさんが思っているよりめちゃくちゃ大事やで」と言ってもらえた。

双極性障害といえど、私の中であのバグ期の自分はもはや別人なのだ。でも紛れもなく「私」であるという恐怖。バグ期の感覚もちゃんと体感として残ってるのだから。二十人格とまでは言わないが、私の感覚ではそれに近い。

この「バグ期のような自分になりたくない!」という恐怖感があったからこそ、
躁状態の前兆自覚できたのかもしれない。


では、なぜ私は躁状態の前兆を自覚できたのだろうか?
恐らくでしかないが、

  • 双極性障害であるこの現状を私の中でしっかり受け止めていて、療養に向き合い続けていること

  • かかりつけの心療内科があること。月2〜3の通院と服薬。そこで毎回ケースワーカーさんと面談して今の自分の状態を話して客観的に見てもらえていること

  • 自分が抑鬱状態/軽躁状態になったときになんとなく自己分析していること

  • 前途したように、一度経験した躁状態の感覚が察知できたこと

この4つが肝になったのだろうと思う。

私自身が双極性障害Ⅱ型の当事者なのでこれらを自覚することが肝になっているが、別の精神疾患(うつ・統合失調症etc…)にも症状の自覚が肝になると私は思う。ケースワーカーさんも言っていた(説得力がある)。
事実、私には統合失調症の従兄弟がいて、その従兄弟は自覚どころか通院すら出来ていない状態なのである。近くで見ていて何もできないのがもどかしい。
(本来なら何か力になりたいところだしその気持ちは十分にあるのだが、統合失調症になった経緯や本人の状況が複雑なのと、従兄弟家族のことなので詳細は割愛する。)

これらのことから、今記事のタイトルにあるように「精神疾患の療養は「自覚すること」が一番大切」と感じた。

ちなみにこれを書いている今、私の「躁になりそうという状態」は割と落ち着いている。
落ち着いてきた経緯としては、かかりつけ医のシステムとしてケースワーカーさんの勤務日であればいつでも電話で話を聞いてくれるので、該当する症状が出てからすぐに電話で相談することが出来た。今回は「お薬を見直そう」ということになり、急遽かかりつけ医に行き少しだけお薬の調整をしてもらった。
だが、即効性がある物では無い。
(補足:ここ数年はずっと【朝1錠/夕2錠・ランドセン、夕2錠ラツーダ(少し眠気が出る)】で服薬していたのが【朝1錠/夕1錠・リーマス】が増えて【夕2錠ランドセン、ラツーダ】と、朝のランドセンがなくなった。双極性障害は「これを飲めば治る」が無いから厄介である。)
そして、バグ期の私を知っていてよく見てくれていた友人から、私の見え方を意見してもらった。電話でも対面でも喋りすぎてると「よう喋るなあ(笑)」と言ってくれる、とかそれくらいのことだが、ふとこちらも冷静になれたりする。

そして何よりも大事な睡眠!
もともと不眠症気質なところがあるのだが、今はラツーダを飲めば眠くなるので食後に他の薬と一緒に飲むようにしている。ちゃんと夜寝て朝起きる生活。

でも、ドライブが好きで夜な夜な車を出して友達とお喋りドライブしちゃうことがあって。それをまだちょっと危うい時に一度やってしまったんだが、それくらいから落ち着いてきた感覚がある。
その日は昼間にずっと行きたかったカラオケ(2時間)に行って、お薬を見直すために病院に行った日。
躁特有の頭も身体も冴えまくってる感覚(それ故そわそわしてしまう)には、何もかも我慢しすぎるのではなくある程度の欲の発散(高額なものはダメ)と疲労感を与えることも大事かもしれない。
私はカラオケとドライブで何かしたい欲を発散出来てスッキリした。
その後すぐ生活リズムを取り戻し、言われた通りに服薬し、危機感を感じるほどの躁の予感も無くなって落ち着いてきた。ひとまず安心。

まだ油断大敵なのでしばらく様子見だが、久しぶりにヤバめな躁状態に陥りそうになり無事対策(?)出来たお話。

余談だが、躁状態来そう問題の前にまさかの椎間板ヘルニアになってしまったのである(笑)26でヘルニア・・・悲しい・・・😂
幸いにもお薬がしっかり聞いてもう今では全く痛く無いくらいまで治ってきているがまだ療養中なので、今、朝と夜だけ(特に夜)服薬する薬の量が半端じゃ無い。笑うしか無い量の薬を日々飲んでいる。まあこの話はまたいつか…!(笑)

皆様も心身ともに健康に過ごしてね。



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