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ドイツワイナリー探訪③ Chat Sauvage

3回に分けてお届けするドイツワイナリー探訪。

1. Weingut Friedrich Altenkirch GmbH & Co. KG
2. Weingut Closheim Conrad
3. Weingut Chat Sauvage

前回は2回目でClosheimを紹介しました。
ドイツのワイナリー紹介のラストは

3. Weingut Chat Sauvageです。

この単語は完全にフランス語で”wild cat”、野性的な猫とでも日本語では訳されるような単語です。

しかしこのワイナリーはドイツのラインガウ地域の丘の上、ヨハネスブルグ城の近くにあります。
この辺りは数件のワイナリーが並んでいるので、少し行きにくいですが、訪ねればツアーのようにできるエリアだと言えます。

ワイナリー自体はそこまで大きくなく、所狭しと機器と樽が並んでいました。

畑はワイナリーの近くにもありますが、アスマンスハウゼンというラインガウの違う地区などにも所有しており、アスマンスハウゼンでは主にピノノワールを栽培しているそうです。

というのもアスマンスハウゼンはピノノワールの栽培で有名な地区であり、ここの急斜面での栽培は急斜面の栽培で有名なモーゼル地域に負けず劣らずの見ごたえがあります。

そしてなんといってもこのワイナリーの最大の特徴は、名前からも感じられるフランスへの愛です。

というのもこのワイナリーの主要品種は先に挙げたピノノワール
約7-8割がこの品種となっています。

この時点でドイツのワイナリーとしてはかなり異色ですが、驚くことにもう一種類はなんとシャルドネなのです。

ドイツでは一般的にリースリングとピノノワール、他数種主要品種がありますが、シャルドネが入ってくることはまずありません。

つまりここのオーナーはブルゴーニュワインに惚れ込み、なんとかドイツでブルゴーニュのスタイルのワインを造りたいと思ったのでしょう。

先の写真のように所狭しと並んでいる樽もブルゴーニュサイズで、一般的なドイツの樽よりは小さく、ピノノワールはかなりスムースでエレガントかつ樽のニュアンスを十二分に含んだワインとなっています。

値段の設定は高めですが、エントリーレベルのピノノワールでもかなりクオリティは高く、まさにブルゴーニュのスタイルを踏襲できていると感じました。
もっと言えば、ブルゴーニュのワインはブルゴーニュというブランドを背負うので、コストパフォーマンスではこちらの方が高いかもしれません。

シャルドネに関してもボディ感と厚みはピノノワール同様ブルゴーニュに負けず劣らず。

訪ねた日とブログに書こうと思った日が結構離れているためこのワイナリーに関しての詳細を記述することはできませんが、ここも含めこの3回で紹介したところは、私が訪ねたところの中で特にオススメしたい思ったところなので、このワイナリーも外れることはないかと思います。

そして最後になりますが、
彼らのワイナリーのワインを日本で見ることはほとんどないかと思いますが、ドイツへの旅行やレストランで見かけることがあればぜひ飲んでみてほしいです。

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