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2分で読める子育てエッセイ№824『ゲームを片手に思いっきり寝落ち・・・後日談』

ある休日前の金曜日の夜遅く。こたつでぬくぬくしながらワタクシはPCに向かってポチポチ、同じくこたつの反対側で小3の息子がゲームを堪能している気配。気がついたら2時前でワタクシメッチャ焦って息子に声をかけた。
「そろそろ寝るよ~」
ところが息子は、ゲームを片手に思いっきり寝落ちしていた。
「わ~、幸せの極み~」
と思ったものの、すぐにやばいと気がついた。
息子は起きない、なかなか起きない。声を掛けても掛けても息子は目をうっすらと開けるだけ。座らせても座らせてもすぐに横になりたがる。仕方なく、20キロを超えた息子を2階まで抱えて上がるハメになった。もう、そろそろ限界・・・。おもっ。

次の日、ちょっぴり寝坊して起きてきた息子にこう声をかけた。
「昨日、こたつで寝てたよ。母が抱っこして布団に連れて行ったの知ってる?」
ワタクシ、息子が照れながら「そうだったかも」と言ってくれると期待していた。
ところが息子は、予想を反してこんなことを言い始めた。
「え? 昨日? 僕自分で布団に行ったよ」
ひょーっ! どうしてそうなるの?
でも息子は、ウソをついているわけでもなく本気でそう思っているようだった。夢を見たの?
そこでスルーしておけばいいものの、ワタクシもムキになってこう言った。
「いやいやあなた、昨日ここで寝落ちしてましたよ? ゲームを握りしめて」
すると息子は真っ赤な顔をして怒り出した。
「僕、寝落ちなんかしてないも~ん!」

他に誰も見ていない夜中のちょっとしたミステリー。
結局ワタクシ「布団に息子を運んだこと」を誰にも証明できず、息子は「ふつうに寝た」という結論に。ああ・・・無念。

これにより大人げなく、すっかり拗ねたワタクシ。
「寝落ちによる息子を布団まで母が筋肉痛覚悟で全力で運ぶGO!号」は誰にも見送られることもなく、最後の便が終了した。
もう、次は全力でたたき起こす。

ちぇっ。



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