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2分で読める子育てエッセイ№768『残りたったの3行』

ある日の夕方、久しぶりに実家で母とお茶を飲みながら長々としゃべった。
「今日は~夕飯も作ってるし~、食べる前に温めるだけ~」
とワタクシ今日の家事は終わったと完全に油断していた。

帰宅前にスマホを確認してみると、ダンナや小6の娘から鬼のような回数の電話が入っていた。
「ちょ~っと実家に帰っただけで、なにごと?」
折り返し電話をしてみると、小3の息子が新しいノートが要ると言い出した。
「明日買っておくよ」
とズボラな返事をしたら
「書けるスペースが残りたったの3行」
と息子が白状した。
「うそ~ん。もう少し早めに言いなさいよ」
慌てて、近くのスーパーに寄ることに。

ところがそんなときに限って必要なノートがない。今回は、1回で覚えられなかった、こくご18マス・リードつき。
「え? 最寄りの小学校で使うノート置いてないの?」
思い出してみると、買いたいノートがこの売り場に置いてないという事件はこれが初めてではない。なんだかな~。
結局、遠~くのお店に行くハメになった。

そのとき、ワタクシ、こう思った。
わが家で使っているおしりふきは「残り5枚目に青いラインが入っている」という親切設計。学習用のノートも分かりやすく、残り枚数のカウントダウンを入れてもらえないかな。そこには多少「次もうちのノートをよろしくね」なんて、広告が入っていても構わない。そして、このアイディアを使いたい企業様からのお問合せはウエルカム。

「小3の男子、早め早めに準備できないよね」
と小さなため息をついたワタクシ。その直後、麦茶パックが残りたったの1つだったことに気がつく。反省。


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