2分で読める子育てエッセイ№775『お見通し』
ある休日のお昼ごはん。
「今日はカップラーメンにしよう」
と家事の手抜きをおおいに開き直っていたら家族も、もうその予定だったらしくそれぞれ買い置きしていたラーメンを楽しそうに選んでいた。
すると、ダンナと小3の息子がどちらにしようか、全く同じもの2つで悩んでいて息子がダンナにこう持ち掛けた。
「お父さん、少しずつ味見しない?」
一応、お互いにメインのラーメンを決めて食べ始めた。
するとしばらくして、ダンナが息子にこう声をかけた。
「2口もらってもいい?」
息子が快くダンナに自分のラーメンを渡した息子。けれど1㎜も目を離すことなくメッチャダンナの行動を見張り始めこう言った。
「お父さん、2口目は小さい口で食べてね」
遠慮なく大きい口を開けかけたダンナ。息子の先制攻撃に1口目から小さな小さな口に変わった。そして、息子のラーメンは無事に戻ってきた。
もうダンナのすることなんて、子供たちはお見通し。
「油断大敵・先手必勝・大人だからって、いつも正しいとは限らない」
こんな教訓がしっかりと刻まれているのではないかと思われる。
うん、立派に育った。おみごと。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ