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2分で読める子育てエッセイ№809『変なジンクス』

ワタクシには変なジンクスがある。
「あれどこやったっけ?」
と探しても探しても絶対に見つからない、そんな時には電話するとみつかる、というジンクス。
そこには絶対ないと分かっている所にでも、全く関係ない誰かにでもOK。とにかく電話すると、その後見つかるというもの。もはやその威力は魔法級。でも、実際毎回そんな迷惑電話に付き合わされるのは実家の母。
「もしもし、お母さん? 絶対にないと分かってて聞くんだけど、そこにあれ忘れてないよね?」
変な娘だよ、と半ばため息まじりに付き合ってくれる母には感謝しかない。

ある日、学校から帰ってきた小3の息子がこう言った。
「お母さん、やっぱりあの黄色のノート学校にもなかった」
息子の宿題用の黄色のノートが行方不明になって2日目の火曜日のことだった。
情報を整理すると、月曜日に学校に行く前、そのノートを見かけたのが最後。火曜日のおやつの時間にも息子のカバンにはなかった。仕方なく水曜日の朝、連絡帳に「確認して頂けませんか」と先生にメッセージを書いた。すると水曜日の夕方、行方不明だったノートはわが家のあり得ない隙間からみつかった。
「ひょーっ! いくら探してもみつからなかったのに」
今回は電話ではなく、連絡帳。やっぱりどこかに申告しないと見つからないと思った。

ところが連絡帳にお詫びの文を書こうと思ったその時、先生からこんなメッセージを貰っていることに気がついた。
「月曜日、宿題は提出されていませんでした。家にあるかもしれないというので様子をみていました」
「ひょーっ! 月曜日の朝、宿題出しとらんかったんかい。初耳なんですけど。だったらどう考えても家にあるよね?」
ワタクシの息子からの確認不足が否めない。
でも、ノート出てきた。たぶん連絡帳に書いたから。

ちょっと恥かいたけど、どんまい。

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