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2分で読める子育てエッセイ№792『アレンジを加えてきた』

ある日、小3の息子が恒例の音読の宿題を始めた。今回は教科書やプリントではなく、漢字ドリルの決められた範囲を3回を読むというもの。

例えば「炭」という字。「タン」と「すみ」と基本的な読み方とその漢字の使い方の例「木炭をみつけると肉を焼きたくなる」「炭は隅に置けない」(少々フィクションあり)を続けて読む。たったそれだけのはずなのに、1ページ息子が読むだけでワタクシ大爆笑。

以前、順番に読むのではなく「炭」を立て続けに「すみ・すみ・すみ」と3回読み続けて「タン・タン・タン」と淡々と読むいう荒業をみせた息子。今回はさらにアレンジが加わっていた。
「タンすみ、タンすみ、タンすみ」
ひょーっ、なんか耳障りイイ感じで音読進めとる~。これ先生的にアリなのか~。そう思っていたら、3回を言い終わってもまだリズミカルに続けている。
「あれ? 自主勉強しているの?」
と聞いたら、息子はこう答えた。
「明日の分もついでに、やっとくから全部で6回言うね」
勢いで乗りきる息子がそこにいた。

さらに「口笛を吹く」という文を「口笛」×6を言った後、残りの「を吹く」と読みだしたからさあ大変。
「おふく・おふく・おふく・・・」
時代劇が大好きなワタクシ。「口笛・おふく」と呼ばれる、時代劇のヒロインが居るのかと勘違いした。いや、これどうなん。なんで途中で切るかな。

もう1個気になったのは「試合に勝つ」の音読み。
「試合に」で切って「カツ」を続けて6回聞いているうちに、途中からイメージが「勝つ」から「トンカツ」に誤変換されてしまったのは、ワタクシだけではないと思う。ああ、お腹空いてきた。危険。

さらにさらに、アレンジを加えてきた息子。ついには「もしもしカメよ、カメさんよ」のリズムに乗せて音読を続けた。飽き飽きする単調な宿題を自分流にアレンジ。ふつうにやってみるとか、さらさら思っていないらしい。

「お母さん、イチ(息子)の音読聞くのすきなんだよね~」はお世辞でもなんでもなく、ガチでおもしろい。大変よく頑張りました!

本当に勉強になっているのかは知らんけど。



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