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メルボルンでお手紙ワークショップをやろうかと思って動き始めた

私の今の生業は翻訳とエッセイで

「言葉を選ぶこと」が日々のミッションだ。


私は言葉を選ぶという作業が大好き。

エッセイを書くときも翻訳をするときも

どんな言葉を使えばより伝わるだろう?

どう表現すればより心に響くだろう?

って考えながらタイピングをしている。

今まで天職を見つけるために

服を試着するように

色んな仕事をあれこれ試してみたけど

一番楽しくて、一番ありがたがられたのが

「言葉を選ぶこと」だった。

やっと天職を見つけたと思っている。


だからこそ最近

言葉を選ぶ力を活かして他に何かできないかな?

って考え続けていたのだけど

今日、とてもワクワクすることを思いついた。


今住んでいるメルボルンで

日本語でお手紙を書くワークショップを開催したらどうだろう…?

って思ったのだ。


というのも

メルボルンには日本人が本当に多くて

日本語学習者や親日の方々も

めちゃくちゃたくさんいる。


言語交換イベントに参加すると

「日本語勉強してるんだ!」

「日本人の友達たくさんいるよ!」

「実は恋人が日本人なんだ…!」

と言われることがすごく多い。

こないだ立ち寄ったパジャマ屋の店員さんも

「実は日本語勉強してて、日本人のチューターに教えてもらってるんだ〜!!」

って話しかけてくれた。


そこでちょっと考えてみた。

日本人のお友達に、恋人に、お世話になった先生に手書きで日本語のお手紙を書いてみませんか?

っていうワークショップ

結構…いやかなりマニアックだけど

誰かしらに需要あるのでは…?

と。


4年前にカナダでワーキングホリデーしてた時

仲良くしてた人が帰国する時

多くの人がお手紙を書いて渡してた。

素敵だなぁと思った。


もし帰国する予定の日本人のお友達や恋人に

日本語で綴ったお手紙を渡したい人がいたら

その想い、ぜひ言葉にするの手伝いたい!!!


世界中の人のメッセージを日々翻訳していて

一応言葉を選ぶプロなので

日本語でお手紙書きたいなぁ…

でも日本語分からない…

漢字書けない…

文法さっぱり…

みたいな外国の方のお手伝いできないかなぁ…??

って思った。


お手紙ワークショップを思いついたきっかけは

バイオレットエバーガーデンというアニメ!

バイオレットエバーガーデンという女の子が

「ドール」という仕事を始めて

世界を旅しながら色んな人の想いを代筆して

お手紙にしてあげる..という物語なのだけど

そのアニメを観たとき

「え、この仕事私もやりたい!絶対できる」

と思った。

わりと本気で

インディードで検索もした。笑

でも当然

バイオレットエバーガーデンな仕事はなかった。

だからね

またまた自分で作ることにした!


実は私

一度だけバイオレットエバーガーデンっぽいことをしたことがある。

あれはアメリカに留学していたときのこと。

ある韓国人のお友達に

お世話になった日本人の先生に手紙を書きたい!

でもどうやって書いていいかわからない!

どう気持ちを表現していいのかわからない!

だから手伝ってくれませんか…?

と頼まれた。

そしてカフェでコーヒーを飲みながら

一緒にお手紙を書いた。

伝えたいことをよ〜く聞いて

先生との思い出なんかも聞いて

だったらこういう表現はどうだろう?

この話も触れようよ!

って提案して

やがて渾身のお手紙が完成した。

世界にひとつだけの花ならぬ、お手紙。

そしたらその子、想像以上に大喜びしてくれて

何度もキラキラした目でお礼を言われた。



言葉選びを活かして他に何ができるだろ?

ってずっと考えてて

バイオレットエバーガーデンを観て

お手紙を書くのを手伝った経験を思い出して

色々頭の中で繋がって

ハッ!!これだ!!って思った。笑


私は最近ビクトリア図書館で

翻訳の仕事をしたり

エッセイを書いたりしている。



ビクトリア図書館が大好きすぎる。


だからワークショップを開催する場所は

ビクトリア図書館にしよう!!と決めた。

飲食&おしゃべり可能スペースがあるから

チョコレートを用意したら喜ぶかも…

そこで話を聞きながら言葉を文字にしていって…

時間は1時間あれば十分すぎるだろう…

ボールペンと白い封筒は用意するけど

ポストカード選びは手紙の醍醐味だから

ぜひじっくり選んで持参してほしい…

そんなことをワクワクしながら考えて

忘れたら困るからiPadに記録した。

イベントを告知するときに

サイトがあるといいことは

過去のオリジナルな仕事作りで実感しているから

今回も作っておこうと思い、作った。


日本語で、手書きのお手紙書いてみませんか?
恋人、友達、先生、どなたでも
なぜ始めようと思ったか
ワークショップの詳細など


この活動に名前をつけたくて

mojiya (文字屋)という名前にした。



そんな感じで

こういう仕事があればいいのになぁ…♡

って思ったら早速作ってみることにしている。


翻訳とエッセイの活動も

元を辿れば

オンラインに自分のページを作って始まった。

たまらなくカフェが好きでしょうがないから

カフェへの情熱を何らかの形で活かせないか?

って考えて

一時期、ローカルカフェツアーを開催した。

色んな国の人と会話するのが大好きで

だったら何かできないだろうか?って考えて

コーヒーの飲める日本語会話教室を東京で開いていた。


そして今回

バイオレットエバーガーデンのようなことをしたくて

お手紙ワークショップをやってみることにした。


私の主な仕事は

これからも翻訳とエッセイだと思う。


それでもそれ以外の時間に

自分の中にある何かを活かして

楽しみながら誰かの役に立てるのであれば

それはすごく幸せなことだから

どんどんやっていきたい。


私は「こういうことがやりたい!!」を形にして

商売にすることが得意だと思う。

商売人の家系に生まれて

周りに商売人しかいない環境で育ったから

知らず知らずのうちに

商売気質を貰ったのかもしれない。

とはいえ私の場合は

ビジネス!とか起業!とか大規模なものではなく

自分1人でもできる

ささやかな商売を作ることなのだけど

今のところ、成功率100%なので

バイオレットエバーガーデンにもなれる気がしている!!


ちょうどメルボルンにいるうちに

何か新しいことに挑戦したいなって思ってたから

いいチャレンジになるんじゃないかな(^ω^)




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