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郷愁カタルシス 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」★4,5

ものすごーーーく、久しぶりに鑑賞。やっぱ間違いない!

1988年 伊 124分(155分版、170分版)
監督・脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ

今思えば、シチリアだったか。行ってみたいところだな~。シラクサ気になる。監督がここ出身だったんだ。自伝的な?感じでもないのかな。できれば、もっと島感ほしかったかな。海の画、少しだったよーな。にしても良い映画だから、いいんだけど。これは、The 映画って感じがするな。

物語と役者と音楽が良く相まって、きれいにまとまってる。物語と音楽が抜けてて、画が劣るか?クセはなし。人にお勧めしやすい。個人的には、なんかいい感じのクセがあれば、なお好きになってたかも。あと50分長い完全版も見てみたいな。どうなんだろうか。冗長かな?

初めて見たときのラスト、シャレオツだなー、て思ったの思い出す。やっぱ素敵。ただ今回見て思ったのは、ニューになってから、破廉恥シーン切らなくなったのは何?オーナーが変わったから?時代が変わったから?でもほんと映画初期?すごい楽しそうに見てるなー。

当時はすごい娯楽だったんだろうなー。けっこう上映中めちゃくちゃやってるけど笑 今じゃ考えられないよーな、日本人だし。でも村の交流の場にもなってていいなと思う、今の社会では生の交流が少ないよな。(コロナもあるけど。)こういうの地域ごとにあったら、いいんじゃないかな。騒ぎながら映画見たり。

ちなみに、この作品の時代背景は、Wiki見ると「第二次世界大戦終結から間もない頃」て書いてある。トトの父親が戦争から帰ってこない。そのせいもあってか母親はまいり気味。妹はあまり出てこなかったが。アルフレードは、トトの父であり友であり、メンターだった。トトが大好きだから、自分のようになってほしくない、だから帰ってくるな、と。

こういう思いやりの美学はやっぱ好きよね。切なく、清々しい。それから30年。だもんな。あんなに特別な人だったのに、生前にもう会うことがなかったなんて。美しいけど、でもやはり、寂しいよ。アルフレードはこの村で、トトの成功した話を聞いて、それは嬉しかっただろうな~満足して死んでいったよね、きっと。

もうお前とは話さない。お前の噂を聞きたい。

何をするにしても自分のする事を愛せ。子供の頃、映写室を愛したように。

子供の時の大切な思い出。ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」のアリョーシャの言葉を思い出す。こういうのが大切なんだろうな。つらい時、力強く、救ってくれる。でも正直、こういうの持ってない人の方が多いんじゃないかな。それだけに、トトは幼いころから、とても素晴らしい宝を得ていたんだ。となると、子供には、その時間を大切に過ごしてもらいたい。でも子供はそれをわからない。だから、それを導くのが大人の役割だよな。思うけど、大人になってからでも遅くはないんだろう。子供の時ほど大きいものにはならないかもしれないが。じゃないと、つらい、救われない。

なんだか、話がずれてきたようだけど。
とりあえず、美しい映画だった。以前見たときよりも。
もっと時が経って、年を重ねてから見ると、また感じ方が変わりそうだな。


☆\(^^)/★

Jah よ! へるぷみ~ (T人T) ナムナム アーメン タスケテ・・ ☆彡(-人- ) 星に願いを・・・ らぶみーてんだー ♡♡♡ <3