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人物観察には”うってつけ”です! <ライフ>

ライフ 著者:小野寺史宜さん

一見、単調かなと思いきや、日常生活のちょっとした出来事や会話が
リアルに描かれていて、会話劇のようでもあります。
私はアパート上階での騒音トラブルを結果的に解決したことに
座布団1枚を差し上げたいです🏳‍🌈

主人公は27歳の井川くん。
日中はローソンでバイトしながら、土日はたまに結婚式の代理出席の
バイトもしていて結構忙しい。
モテ期ではなく、ある時期に江戸川区平井(JR総武線)
周辺に住んでいる人たちと急に接点ができて・・・

井川くんの穏やかな性格が周辺の人と良好な関係を築いていて、
戸田さん家族や、高校生の郡くんとその彼女の間に
急にポンと入っても違和感がないところが最大の魅力だと思います。

一人ひとりに対する接し方も勉強になるし、頂き物のビールを
何気なく隣人へのおすそわけもほのぼのしました。

そうそう、書き忘れましたが井川くんの下の名前は幹太くん。
「下の名前も聞いておいていいですか?」というお人です。
そういうところも人柄が見えますね。

あっ、これは誰にでも聞いているのではなく
あることがあって聞いているのです。念のため。

ということで、人物観察にはうってつけの1冊ですー!😀


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