Hideo Ohneda

1975年04月21日富士通株式会社入社。(第一次石油ショックの影響で、3週間入社遅延…

Hideo Ohneda

1975年04月21日富士通株式会社入社。(第一次石油ショックの影響で、3週間入社遅延。4月分給与無し!)2016年6月20日、富士通卒業。この間、流通業界におけるフィールドSE、1988年から富士通システム総研(FRI)にて、流通業コンサルタントとして活動。実務実績は追々。

最近の記事

より良いキャリアを築く「働く場」の選択(9)~ 各業界分野の取り組み②  製造分野(組立)~

2回目の今回は、IT技術の進化がもたらす「モノつくりの世界」。本稿では、組立業界を中心とした「製造分野(スマート製造)」について紹介します。  1回目同様、本稿における記載表現は、「実業企業者の立場」からとしていますので、「実業支援企業の立場」に就職されたい方は、 「活用」「導入」「推進」などの記述表現に対して、「~を支援」という言葉を加えて読んで下さい。 1.製造業を取り巻く環境1760年代、イギリスにおける「蒸気機関」による技術革新に始まる「第一次産業革命」以来、製造

    • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(8)~ 各業界分野の取り組み① 生産分野(農業)~

      これまで7回にわたり(No.9からNo.15)、「どのような「場」で働くか」ということについて、企業特性、採用特性、業界、職種等について、分類、定義をしてきました。 今回から、6回にわたり以下の「業界主要6分野」を取り上げ、その分野における「取り巻く環境や課題」、そこで期待される「技術、ノウハウ」について紹介していきます。就活の際の参考にして下さい。 ご紹介する6分野について、以下に示します。 1回目は、「生産分野(スマート農業)」について紹介します。  尚、本稿にお

      • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(7)~どのような「場(業界)」で仕事をするのか②~

        前回(第14回)は、「各業界」における分類と、主な事業内容、取り組み課題などについて紹介しました。 今回は、各業界のIT関連部門(システム企画、開発、運用、保守等)で「働く」にあたり、就活される上での「留意観点」などについて紹介します。 分類は、今回も「実業企業系、実業支援企業系、実業を持ちつつ支援もする企業系(プラットフォーマ系)」の3事業業界としています。 ※前回同様、業界分類、名称について、日経新聞、東洋経済、帝国データバンク等との分類とは異なっているかもしれません

        • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(6)~どのような「場(業界)」で仕事をするのか①~

          前回(No.13)、「どのような「場(職場))で働くか」ということについて紹介しました。 今回は、働く「場」にどのような世界に広がっているのかという観点で、仕事をする「業界」について紹介します。 今回も実業企業系、実業支援企業系、実業を持ちつつ支援もする企業系(プラットフォーマ系)の3事業という視点で紹介します。 ※業界分類、名称について、日経新聞、東洋経済、帝国データバンク等との分類とは異なっているかもしれません。あくまで「参考程度」として意識して下さい。 1.「場

        より良いキャリアを築く「働く場」の選択(9)~ 各業界分野の取り組み②  製造分野(組立)~

        • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(8)~ 各業界分野の取り組み① 生産分野(農業)~

        • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(7)~どのような「場(業界)」で仕事をするのか②~

        • より良いキャリアを築く「働く場」の選択(6)~どのような「場(業界)」で仕事をするのか①~

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(5)~どのような「場(職場)」で仕事をする?~

          前回は、働く場としての業界、企業、雇用等について紹介しました。 https://note.com/nac750192/n/n19e423ffc1f4 今回は「入社後どのような職場(部門)に配属され、仕事をすることになるか」といった観点での分類について紹介します。 ここではNo.10の記事で定義した企業分類のうち、実業企業系、実業支援企業系と、実業を持ちつつ支援もする企業系(以降、プラットフォーマ系と呼ぶ)の3事業について紹介しています。 1.想定配属先の分類一般的な企業

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(5)~どのような「場(職場)」で仕事をする?~

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(4)~どのような「場」で仕事をしたいか③~

          2回にわたり(No.10、No.11)、就活対象としての企業における事業主体や事業形態についての定義分類について紹介してきました。 今回は、「どのような「場」で仕事をしたいか」の最終回(3回目)として、企業の「採用形態と雇用形態」という観点での分類について示したいと思います。 1.採用人材特性についてここでは企業の成り立ちから見た、「採用人材に関する見方、取り組み認識」という観点から、分類定義を示します。 ■ 日本従来型企業(一般的な日本企業) ・新人採用型中心の取り

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(4)~どのような「場」で仕事をしたいか③~

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(3) ~どのような「場」で仕事をしたいか ②~

          前回(No.10)、就活対象とする企業を「働く場」として、事業(ビジネス)主体、事業形態の観点から分類し、定義しました。 今回は、「働く場」としての企業特性をより理解するために、企業特性プロフィールについて以下の観点から分類定義してみたいと思います。 1.事業(ビジネス)対象市場について 企業が、主に主戦場とする「ビジネス対象市場」という観点での分類定義を示します。  ■ 国内市場(外資系も)を軸に展開 ・国内(日本)市場をメインに、ビジネスを展開している企業。 (

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(3) ~どのような「場」で仕事をしたいか ②~

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(2)~どのような「場」で仕事をしたいか①~

          初回として、前回(No.9)、自身のキャリアを築くために、「働く場」を選択する前提として意識しておいて欲しい企業を取り巻く時代背景(経営環境、技術環境等)について紹介しました。 今回から3回に渡り、具体的にどのような働く「場(事業主体・事業形態)」があるかを紹介します。まずは、「働く場」について、定義をしてみたいと思います。 世の中には、「働く場」について様々な定義があります。今回紹介する定義もその一つであり、個人的視点から事業主体・事業形態を、5つに分類しています。 現

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(2)~どのような「場」で仕事をしたいか①~

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(1)~どんな時代に「仕事に就く」のか~

          これまで8回にわたり、SE・IT系コンサルタントに求められる「資質、性格、振る舞い」などの行動様式について、「人(日本人)の本質を理解する重要性」という視点で紹介してきました。 今回からは、IT業界だけではなく「ITを使った仕事」に就きたいと考えている方々向けに、どのような「働く場(世界)」があるのかということを紹介していきたいと思います。これから、職業や企業を選択する上での幅を広げるきっかけや、面接時や説明会時などでその企業の位置づけや経営の在り方などを確認し、自身の思いと

          より良いキャリアを築く「働く場」の選択(1)~どんな時代に「仕事に就く」のか~

          他人に報告(報連相)するということ(3)~報告の際の心掛け~

          過去2回にわたり、報告する際の自己性格の認識、報告書を作成する際の留意観点などについて紹介してきました。 報連相の最終回として、「報告書の作成」ならびに「報告する際、した際」に取るべき行動様式について紹介します。「心掛けていて欲しいという観点」で捉えて頂ければと思います。 ■報告すべき基本事項 ここで報告すべき基本的な内容(モレてはいけない項目)について、再度まとめてみます。 以下のような項目が、抜けていないかを意識して下さい。 ① 計画(スケジュール) ・担当分の作

          他人に報告(報連相)するということ(3)~報告の際の心掛け~

          「他人に正しく報告(報連相)する」ということ(2)~どのように報告すべきか~

          1回目(№6)は、報告を行う際には「己の性格を自覚すること」というテーマで紹介しました。 今回2回目は、基本的に「どのようなことを報告すべきか」ということを紹介します。既に、いろいろな形で紹介されているテーマですが、ここでは特に「留意して欲しい点」に焦点を当てて紹介したいと思います。 報告は、「日報、週報、月報」というタイミングが一般的かと思います。当然のことながら、作業進行上の状況や発生事象に合わせ「随時」求められるということもあります。その際でも、報告すべき事項は変わ

          「他人に正しく報告(報連相)する」ということ(2)~どのように報告すべきか~

          「他人に正しく報告(報連相)する」ということ(1)

          「報連相(報告・連絡・相談)」については、様々な形でその重要性が語られ、技術・技法や留意すべき観点などについても多く発表されてきました。 今更というテーマかと思われる方も多いかと思いますが、本項ではタイトルにあるように、「人(自分)が他人(対顧客・対上司・同僚・部下)に、正しく報告(伝える)」ことの難しさというところに視点を置いて、3回に渡り紹介します。   第3回で投稿しました「何故システムトラブルは無くならないのか」という内容にも通じますが、報連相には報告者の「性格・置か

          「他人に正しく報告(報連相)する」ということ(1)

          あなたの会社、「システム部門」は本当に機能していますか?

          第一回では、「システム部門に望まれること」として、自社のシステム部門に求められる役割について紹介しました。今回、第五回は、その役割の実効性、並びに「自社のシステム部門」に経営が期待する役割を担保するために必要と考える、「経営者、システム部門」の現況認識(今の実態は?)観点 について紹介したいと思います。 ●システム部門に望まれること(再掲) ●経営層の現況認識 ●システム部門の現況認識 意識されるべき「再検証観点(チェック)」の一助として活用頂ければ幸いです。 システム

          あなたの会社、「システム部門」は本当に機能していますか?

          IT人材に必要な「心掛け10か条」

           これまで、3回(3.5回か)にわたりシステム部門の役割やそこに関わる人材、そして開発人材の気質と開発成否といった関係などについて紹介してきました。今回(4回)は、それらのまとめ的な意味合いを含め、「IT開発者の心掛けるべき10か条」として紹介したいと思います。 目次 ●これまでの「まとめ」 ●心掛けたい取り組み姿勢「10か条」 ●これまでの「まとめ」  ITがすでに「事業経営」に不可欠の道具となったということは、言うまでもないでしょう。(あくまで「道具」であるとい

          IT人材に必要な「心掛け10か条」

          IT人材気質って ~なぜシステムトラブルは無くならないのか?~

          先の第三回分ですが、改行ズレを起こしてしまう編集方法をしてしまったため、改めて再構成させてもらいました。ご容赦下さい。(タイトルも変わっています) それでは、以下、改定版。 開発工程管理や、スケジュール管理、体制、マネジメント等、システム開発に関する「マニュアル」は整備され、企業内で用意されるだけではなく、書籍やネット上にも揃っています。にも関わらず、なぜ未だにトラブルや動かないシステムが話題になるのでしょうか? ひょっとすると「日本人気質」がその要因の一つではないか?との

          IT人材気質って ~なぜシステムトラブルは無くならないのか?~

          何故、システム開発トラブルは無くならないのか?無くせないのか?

           今や、開発工程管理や、スケジュール管理、体制、マネジメント等、開発に関する「マニュアル」は整備され、揃っているのに、何故未だにトラブルや動かないシステムということが話題になるのだろうか。ひょっとすると、「日本人気質」がその要因の一つではないかとの思いから、今回はその観点から語ってみたいと思います。内容は、チェック項目的な表現としておりますので、該当ありか無しかを検証(〇×)頂くということもありかと思います。ただ、記載順序や内容レベルなどマチマチになってしまっているかと思いま

          何故、システム開発トラブルは無くならないのか?無くせないのか?