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心の傷の癒やしかた

苦しみや悲しみといった強い感情が嫌いなはずなのに、人の苦悩や絶望を愛してしまうのは、全く矛盾しているとおもう。

この痛みさえ消えれば、こんなにも生きづらく感じることなんてないのにねと、いつも思うことがあった。些細なことで傷つき、ささくれのようにチクチクとする痛みは、生きる苦しみそのものであった。

ひとの苦悩は美しい。だけど、美しいがゆえにトゲがある。繊細で何もかも敏感に反応してしまうそんな身体には、その人にしか感じることができない痛みがあり、美しさがある。

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