内観研修所

40年以上にわたり延べ10,000人以上の内観をお世話させていただいている内観研修所で…

内観研修所

40年以上にわたり延べ10,000人以上の内観をお世話させていただいている内観研修所です。 内観法を治療として取り入れている医師や心理士、企業家を育成するコーチング指導者やキャリアカウンセラー、メンタルを強化したいプロアスリート等への内観指導にも長年の実績があります。

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「内観法」も昔と比べて様々な方が話題にしてくださるようになり、医療・心理療法・教育・人材開発・生きがい創造・スピリチュアルなど、様々な分野で注目をされていることが見てとれます。 また、応用や工夫も数多く見られるようになりました。 そういう嬉しい広がりを見せる反面、憶測やイメージで内観を語る情報も見かけるようになりました。 そこで、長年内観研修を続けてきた研修所として、正しく内観法を知ることが出来る、いつでも本来の内観法に立ち戻ることが出来る、そして内観法の本質に触れることが出

    • 母の供養と息子の「今」

      息子の病気のことで伺いました内観ですが、実際には、一周忌を終えたばかりの母の心を長い間考えさせていただきました。 雑事に追われる毎日で、母のことをゆっくり思い出すことさえなく、何か不安定なものを感じておりましたが、内観の最後には、目をつぶると、初めてにこやかな母の顔がはっきりと浮かびました。 それは本当にやわらかい笑顔です。 その時私は、息子の事より先に母の本当の意味の供養をすることが大切だったのだと感じました。 そのために私はこちらへ伺ったのだと、今ではよくわかります

      • 人生の切り替えポイント

        今までの自分は、機関車としてただ突っ走るだけで、周りの景色も、季節も、風も、匂いも、味も感じずのまま、点検もせず、 「時というレール」をただ走るだけでした。 この内観の一週間で、45年間で初めて、分解掃除の日々を過ごすことが出来ました。 お父さん、 今まで、あなたのようにはなりたくない、何が何でも自分でやるぞ、とうそぶいていました。 しかし私はあなたの息子です。 今自分が走るレールの枕木は、生まれてから今日まで注いでいただいた愛情という枕木でした。 あなたの生き様をお手

        • ありのままの自分を出していい

          母に対して、生まれて5歳位までの私は、暗いトンネルに迷い込んだようでしたが、 恨みの自分を受け止めて、母の思いに入れた時、ようやくその頃の子供の自分に声かけてやれる気持ちになれ、 「安心して出てきていいよ…」 と声をかけている自分がいました。 「弱い子」という自分を盾に、 自分に素直になれず、余計に自分を苦しめ、 愛ある人たちの行為も見えず、感じられずにいたかと思うと、 この1週間で自分の中に巣食うねじれた心を直視でき、 あるがままの自分、 それ以上でも以下でもない「私」が

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          8本

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          勇気を得た

          内観6日目、気分がとても軽くなったので、許可を得て外に出て、瞑想の森を散歩させてもらったとき、 自然がすごく近く感じた。 小学生の時の  太陽の熱さ、  木陰の涼しさ、  風の気持ちよさ、 を思い出した。 身体の調子が悪くても、 心がおかしくなりそうでも、 病院で検査するのが怖かった。 帰ったら、検査しに行こうと思った。 ありがとうございました。  (栃木県 21歳男性 無職) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 心が動いた方は、フォローをお願いします。

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          うれしさの在処

          内観に行きたいなーと思う中にも、少しの不安がありました。 「私、どうなるのかしら…」 午後1:30頃、主人に送っていただきこの瞑想の森に降りたった時、 天気もよく、「うわぁー嬉しいなー」と思いホッとしました。 この空気、 この空、 心地よい風、 木々のささやき、 穏やかな日だまり、 花がきれい、 蕾がふくらんでもうすぐ春よと、 うわぁーみんなが私を待っててくれたみたい、 いい里だなーと、連れてきてくれた主人に有難うと思いました。 お香のいい香りにさそわれ香を追ってい

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          狭いスペースが自分を見せる

          最初、紹介者である兄に内観のことを教えていただいて思った事は、 1日15時間も半畳という狭いスペースにいられるものか、 ということでした。 しかし実際に来て、内観をさせていただきましたら、 辛いことも苦しいこともなく、 むしろ居心地としては良かったと思います。 相手の気持ちを冷静に考えることができたのも、 この狭いスペースがあったからこそだと思います。 さて内観の成果の方ですが、 正直言って6日目までは、 いろいろなことがわかったようでも 今思えば小さな気づきでした。

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          素直にごめんなさいと言える

          今回、母に誘われて一緒に参加させていただきました。 私は、こちらへ来る前、特に差し迫った悩みなどもなく、日常を暮らしておりました。 また自分は、どちらかと言えば良い人間で、何も問題もなく、人に迷惑なんてかけてはいない、と、少しうぬぼれておりましたので、内観をしてもあまり得るものはないと思っていました。 しかし内観をさせていただく中で、私が犯してきた罪、また、それらについて悪いと反省しつつも罪を認めたくないと心の奥に押し込めていたことなどが、明確に浮き彫りにされて参りまし

          素直にごめんなさいと言える

          幸せの表現体

          今、岩手の山の中で 神楽を舞っております。 内観で 自分の中に深く潜っていくと、 神楽を舞うのは「私」ではなく、 神そのものだったことが見えました。 仏様の手のひらに乗って、 炎のような光に包まれて踊りだす 自分の内なる仏様。 私の真我が幸せになると 宇宙的な大我も幸せの相を表し、 そして輝く光の中に溶けて消えていく。 そんなビジョンがやってきました。 悟っても迷っても、 幸せでも不幸せでも、 常に御仏の掌の中だったんですね。 どういう状態にあっても 全ては成就

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          母子の絆、再び

          【母】 長男につきまして、 本当に辛いお面・鎧を着せてしまいました。 長男のため、善かれと思って、 結果私の思い通りにしようとしていました。 10年という長い長い年月、 さぞ重く辛いものだったかと思うと、 お詫びのしようがありません。 これからは、 長男が自分を取り戻していく時間を、 邪魔をせずゆっくりと見守っていきたいと思います。 はじめの二日間は、食事の後いつも胃が痛くて重かったので、 ほとんど横になっておりました。 最後の二日間は、胃があるのを忘れ、お腹がすき

          母子の絆、再び

          幸せのかたち

          今まで幸せを求めながら  幸せだったことに気づかなかったこと、 幸せに気づかないための  感謝の心がない人生の寂しさ、 その寂しさから多くの人に対し迷惑をかけることになり、  自分で自分の首を絞めていた姿勢、 それらが目前に見えたときのあの感動、 そして  両親の私に対しての思いやりに気づけたときの  体に湧いてくるポワ〜ンとした温かいもの、 それと同時に私の愚かさの反省…… 。 今はただ「幸せだなぁ」という気持ちです。 (東京都 41歳男性 会社経営) ★☆

          幸せのかたち

          父への悔悛

          父の嫌な部分がどうしても目について、憎しみのような感情が湧き上がってくるのをなんとかしたいと思っておりました。 父に対する内観をしているときもその感情が消えず、なかなか素直になれませんでした。 別れた妻に対しての内観で、自分が自由になりたいため、自分のことだけを考えて、子供を育てることを放棄した自分が、今まで一生懸命働き育ててくれた父のことを悪く思う事はとんでもないことだと思いました。 すると、父が苦労して稼いでくれたお金を、自分の見栄の為や自分の罪の穴埋めの為、本当に

          「奪う愛」から「与える愛」へ

          6日目の夕方、2回目の母に対する内観を行っていたところ、大きな発見がありました。 あまりにもの大きなショックで、体中がカーッと熱くなり、耳たぶまでカッカとしました。 私は、7年以上親元から離れて暮らしているので、親に対する感謝の念はとても強くありました。 こんな私には大きな自己変革なんて起きないのかも、と半ば諦めかけていましたが、この日の昼過ぎから母について再び記憶を掘り起こしていましたところ、「なんで父に対しての内観の方が、母に対してのものより深かったのだろう?」とふ

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          寂しさ、後悔、感謝の涙

          3日目の夜まで、私がお母さんに言われたことにかなり頭に来ていたのですが、寝る前に、ふと、私のしてきた行動はどうだろう?と思って考えてみました。 全てを母に頼り、全てを母のせいにして、何か悪いことをしても全て母が助けてくれる、許してくれると思っていたこと、母は兄ばっかりかばって私ばかり怒る、えこひいきしていると思っていたこと、次々にあんなことをしてしまった、こんなこともしてきた、というようなことを思ったら、イライラする気持ちが取れたのは本当に不思議に思います。 私は入院して

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          彩りの人生

          景色がきれいに思えるようになった。 まるで白黒テレビからカラーテレビに変わったよう。 今まで、迷惑の連続で生きてきたことがわかった。 言葉では言い表せないものが身に満ちているような感じ。 言葉だけの「ありがとう」から脱却できそう。 この年齢でここに来ることができて本当によかった。 これから生きていく上で、金銭では買えない高価なものを得た気持ち。   (東京都 23歳男性 大学生) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 心が動いた方は、フォローをお願いします

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          涙の果て

          両親や兄に対して、素直に頭を下げられない、 そうしたら負けてしまうような感覚が、 最初ありました。 過去の体験談の放送を聞かせていただいて、 自分の中に 「いたらない自分を認めてしまったらどんなに楽だろう、 全身全霊で泣きながら謝れたらどんなに幸せだろう」 と、憧れている心があることに気がつきました。 形だけでもやってみようと思い、 面接の時、放送の人のように 「この場を借りて謝らせてください」 と深々と頭を下げてみました。 すると、堰を切ったように言葉が出てきました。