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こだわりながら、でもこだわりすぎずに会社で働くということ

この秋、久しぶりに上司2人(直属のリーダー&部長)が変わり、一緒に働くメンバーも変わったことで、改めて仕事の仕方について考えました。

わたしは、今の会社での社歴がけっこう長いです。
そして、今の仕事内容の経験も、部の中で上司を含めて一番長いです。
さらに、まあまあこだわりがあり、意見はしっかり言う方です。
(「社歴長い&こだわりあり」は下手すると「局」になりかねないので、おそろしくならないように気をつけています…)


でも。

新しい上司たちは、その上をいく「こだわりが強く自分の思う通りにしたい」人たち。そして、新しい同僚は、上司に決して反対意見を言わない、穏やかでやさしい人たちでした。

ということは、新しい組織では、わたしのようにあまりこだわりがありすぎると、周りとうまくやれない。
(これまでは、上司だけでなく他の同僚もこだわりが強かったので、多少こだわりを出すくらいでちょうどよかったのです)

自分も仕事がやりにくくなるし、周りともめてまでこだわりを押し通したいわけではない。

そう思ったわたしは、自分の中の「こだわり」に少し控えめになってもらうことにしました。

でも。

「上司に言われた通りのことをやればいいや」
「意見なんて言っても煙たがられるだけだし」

と軽くやさぐれながら試しに数日過ごしてみたら、思った以上に心が弱ったのでびっくりしました。

「…こんな仕事の仕方、嫌だな」

と、心の中の「こだわる」わたしがポツリ。この心の声は無視したくないと思いました。


「こだわる」と「こだわりすぎない」のバランスが大事だなと思います。

たとえば、「こだわりすぎない」わたしは、自分が書いた文章に対して他の人から指摘をもらったり、直されたりすることは平気です。

「わあ、こんなに赤(指摘や修正)が入ったよ!」
などと傷つきすぎず、よくするためにそれらを受けて直し続けることは、苦しくも楽しい作業。

ただ、もちろん「こだわる」わたしもいるので、
「この修正、指摘にはこういう理由で違和感があるので、こんな風に少し調整しました」
などと相手に伝えて、もとの文章を生かす形で納得してもらうこともあります。


こだわりすぎると、心が固くなっていく気がする
こだわらなすぎると、心が死んでいく気がする

組織やチームで働くということは、このバランスを常に調整し続けながら、「こだわりすぎずに」周りの人とうまくやっていくこと。

そして、その仕事内容をもっとよくしていくための「こだわり」を伝えることはあきらめないこと。


こんな風に、自分の中の「こだわり」と「こだわらない」を調整し続ける。
自分にとって大事なこだわりは捨てず、でも、余計なこだわりは捨てていく。
「やわらかい心のままで、意思も持っている」会社員として働いていけたらと思います。

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