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インタビュー

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ナクソス・ジャパンが取材したアーティストへのインタビュー記事です。
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#クラシック音楽

「悲しみの違いを演奏で表現したものが、音源にそのまま収録されている」──椿三重奏団の新境地『偉大な芸術家の想い出に』リリース記念インタビュー

「悲しみの違いを演奏で表現したものが、音源にそのまま収録されている」──椿三重奏団の新境地『偉大な芸術家の想い出に』リリース記念インタビュー

高橋多佳子、礒絵里子、新倉瞳が奏でる重厚でエモーショナルなアンサンブル
 ピアノの高橋多佳子、ヴァイオリンの礒絵里子、チェロの新倉瞳によるトリオ「椿三重奏団」の最新アルバム『偉大な芸術家の想い出に』が、9月20日にリリース。12月8日よりApple Music, Spotifyなどでのグローバル配信が順次開始されました。
 リリースを記念して、アーティスト3氏にインタビューを行いました。選曲の理由

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【全文公開】『ヴォーン・ウィリアムズは“ノブレス・オブリージュ”の精神の持ち主でした』──ヴァイオリニスト・小町碧 アルバム発売記念インタビュー

【全文公開】『ヴォーン・ウィリアムズは“ノブレス・オブリージュ”の精神の持ち主でした』──ヴァイオリニスト・小町碧 アルバム発売記念インタビュー

10代の頃よりロンドンを活動拠点とし、ヴァイオリニスト、作曲家、研究者、翻訳家、ライターとして、イギリス音楽の探究を中心に幅広い活動を続ける小町碧(こまちみどり)さん。

2017年に、イギリスの作曲家フレデリック・ディーリアスをフィーチャーする「ディーリアス・プロジェクト」を実施。翻訳書の出版、アルバムのリリース、演奏会の開催など多彩な活動で日本の音楽ファンを驚かせた小町さんが、2022年に新た

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NHK交響楽団首席トランペット奏者長谷川智之さん、待望のソロ・デビュー!

NHK交響楽団首席トランペット奏者長谷川智之さん、待望のソロ・デビュー!

※記事中のアンダーラインの語句をクリックすると関連作品の一覧にジャンプします

NHK交響楽団首席トランペット奏者、ソリストとして活躍する長谷川智之さんの待望のデビューアルバムがリリースされました。

トランペットの定番レパートリーであるオネゲルやエネスク、高い技術を要求されるビッチュやベーメ、そして独特の色彩感が美しい珍しいヴァイオリンとの三重奏曲。定番から珍しい曲まで非常に中身の濃いアルバムと

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ジョスカン・デ・プレ没後500年──ヴォーカル・アンサンブル カペラ全集一挙配信開始

ジョスカン・デ・プレ没後500年──ヴォーカル・アンサンブル カペラ全集一挙配信開始

古楽演奏家・花井哲郎により1997年に結成された中世・ルネサンス専門の古楽声楽グループ「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」。

つねに古楽の世界で注目と尊敬を集め続けている彼らが、2009年より10年以上をかけて取り組んでいるのが、ルネサンスを代表する天才作曲家ジョスカン・デ・プレのミサ曲全曲録音プロジェクト。
ジョスカン・デ・プレ没後500年にあたる本年、ついに配信が解禁となりました。2021年

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【インタビュー】ドイツ・バイエルン放送が仕掛ける「デジタル・オンリー」という新たな試み

【インタビュー】ドイツ・バイエルン放送が仕掛ける「デジタル・オンリー」という新たな試み

ドイツ・バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk、通称:BR)がクラシック音楽レーベル「BR-KLASSIK」を設立したのは2009年のこと。以降10年に渡り、放送局傘下のオーケストラのライブ録音を中心に100を超えるアルバムをCDとしてリリースしてきました。音楽監督マリス・ヤンソンス指揮によるバイエルン放送交響楽団の「ベートーヴェン:交響曲全集」は、今でも同レーベルのベストセラー

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「チャイコフスキーコンクールを経て自信がつきました」───藤田真央、凱旋帰国レポート!「岩谷時子賞」授賞式&コメント(写真7枚)

「チャイコフスキーコンクールを経て自信がつきました」───藤田真央、凱旋帰国レポート!「岩谷時子賞」授賞式&コメント(写真7枚)

7月1日。空港から藤田真央が向かった場所は……?第16回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で2位に輝いたピアニスト・藤田真央(20)。
第1次、セミファイナル、ファイナル、それからモスクワとサンクト・ペテルブルクでの2回のガラ・コンサートという超ハードスケジュールをこなし、日本に帰国した当日の7月1日……。

東京・丸の内で行われた第10回「岩谷時子賞」授賞式に、藤田真央の姿がありました。

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指揮者・秋山和慶に聞く、ブラームスの「聴き逃してはならない秘密」──中部フィル「ブラームス・ツィクルス」完結

指揮者・秋山和慶に聞く、ブラームスの「聴き逃してはならない秘密」──中部フィル「ブラームス・ツィクルス」完結

日本を代表する名指揮者・秋山和慶が率いる中部フィルハーモニー交響楽団のブラームス・ツィクルス。

昨年リリースされた第1弾(交響曲第1番&大学祝典序曲)、第2弾(交響曲第2番&悲劇的序曲)に続いて、待望の第3弾(交響曲第3番)&第4弾(交響曲第4番&ハイドンの主題による変奏曲)が配信スタート。

中部フィルが約1年をかけて取り組んだ「ブラームス・ツィクルス」が、ついに完結しました。

●試聴(Sp

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【インタビュー】ピアノ+リコーダー+鍵盤ハーモニカの個性派ユニット「おんがくしつトリオ」──結成4年目の“トリオ”と“ごもく”を語る

【インタビュー】ピアノ+リコーダー+鍵盤ハーモニカの個性派ユニット「おんがくしつトリオ」──結成4年目の“トリオ”と“ごもく”を語る

ピアノ + リコーダー + 鍵盤ハーモニカ。子どもの頃に一度はさわったことのある3つの楽器で、ときにレトロなオモチャのようにかわいく、ときにハッとするほど色っぽいオトナのサウンドを聴かせてくれる、摩訶不思議な三重奏団……

それが「おんがくしつトリオ」。

おんがくしつトリオ
ピアニスト内藤晃の呼びかけで結成され、2015年1月始動。「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、

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