私は学ぶことが好きだ。同時に、ずっと悩みがあった。
それは学んだことを使いこなせていないこと。

自分のわくわくに従い、新しいことを始めること・チャレンジすることが好きだ。
面白いものはとりあえずやってみて、その後どうするか決めればいいじゃん、というのがスタンス。

行動力や好奇心、学習欲があるのは自分の強みである一方、「学んだ先」がないことが悩みであり劣等感のようでもあった。

それはある意味応用力がないといえるのかもしれない。

ビジネス書を読み、行動のヒントを得ても実生活でどう使えばいいのかを具体的に考えるのが苦手、みたいな。

その悩みが最近強くなりつつあるのは、仕事で出会った尊敬する方の影響かもしれない。
その方は膨大な知識を得ては仕事できちんと使っている。
なぜわかるのかというと、おすすめしてもらった本を読むと「あ、これ◯◯さんがやってるやつ！！！！」というのに毎日出会うから。

いいな〜かっこいいな〜

そんな思いが膨らんでいった。

作戦：趣味からやってみる

とはいえビジネス書の内容をすぐに実践... だと、続かないと感じたのでまずは自分が気負いすぎず頑張れるテーマでやってみることにする。

私の最近の興味の一つは、ハーブとスパイス。

きっかけは2つある。

一つは、在宅勤務のおともにティーバッグで淹れたチャイを飲むことが多くなり、スパイスの効能に興味を持ったこと。特にシナモンが大好きで、「どんなメリットがあるんだろう？」と調べたのが最初だ。

もう一つは、薬に頼りすぎず体の調子を内側から整えることに興味を持ったこと。
私は生理痛がしんどくなりやすいタイプで、以前病院へ行った時には胃腸もあまり強くないね、と言われた（自覚症状はあまりなかったのだが...）。

薬を服用することに反対は全くしておらず、むしろしんどい時はすごくお世話になってきた。
同時に、体内に入れるものを含め普段から体調を気遣った生活をすることで、訪れる不調を和らげることもできるのなら最高では...? と感じたのだ。

早速本を一冊購入し、一つ一つのハーブやスパイスについて、使い方や効能を学んでみた。
知れば知るほどに奥が深く、また検定も開催されているようなので俄然勉強のやる気が出た。

同時に「日常生活でハーブやスパイスを取り入れている」って素敵なのでは...!?とふと思った。

私は単に「知識を頭に詰め込んで暗唱できる人」ではなく、「知識がある前提で目的に応じて使いこなせる人」になりたいのだ。

とりあえず試してみる

そのためにまずは使ってみることが必要だ。

ネットで探すと、調合されたハーブやスパイスとそれを使った料理やドリンクのレシピをセットにして販売されているのを見つけた。

宅配で届いたものを開けると、何もやっていないのに「使いこなせる人」の気分になりうきうきしてしまう。

早速セットになっていたレシピを見ながら、まずはチキンをスパイスと合わせて調理してみた。

なるほど自宅に元々ある調味料では絶対に出せない味だ。

旦那さんも「あまり食べない味付けだけど美味しい」と言ってくれた。

「日常生活でハーブやスパイスを取り入れている人」の第一歩は無事成功だ。

いま始めたいこと、それは「日常生活でハーブやスパイスを取り入れている人」だと自信を持って言えるようになるために、知識を深め普段の生活でどんどん試していくこと。

そしてその先には、分野を問わず新しい知識をゲットすることに喜びを感じ、それを取り入れて使いこなしながら生活するのが当たり前である状態を作りたい。