見出し画像

日建グループオープン社内報|わたしの自慢のワークプレイス⑤

西田 徹太郎
日建スペースデザイン デザイン部門・デジタルデザイン部門代表

緑視率と雑念のワークプレイス

キッチンの片隅が在宅時の仕事場です。もともとレシピ本などを開いて見るため、調理台の横に設けた、ささやかな書見台のような場所なのですが、昨年4月以降、在宅勤務が始まるや、Wi-Fi圏内でPCを広げられそうな場所が他に無く、強引にワークプレイス化しました。デスクが北向きの窓に面していて、一日を通じて安定した自然光を得られるのが強み。また、窓越しに庭木が見えるので、生産性との関係にエビデンスがある「緑視率」高めの環境になっています。ただ、落葉する冬季には枝だけになるのが弱点です(笑)

書画カメラアームを設置するなど、少しずつワークプレイスとしての機能を充実させつつあるものの、周囲は食材やワインなど「雑念」を呼び起こすアイテムで溢れており、お腹が空くと集中力が落ちます。今後どんなに世の中が変わっても、フライパンやトースターがデザインのツールとして役に立つことはないと思いますが、そもそも料理はクリエイティブな行為。調理器具はみな機能的で美しい姿をしています。こういう雑音が良い発想につながれば、というのが目下の期待です。

※この記事は、2021年6月に日建グループの社内報に掲載したものです。

西田 徹太郎
日建スペースデザイン デザイン部門、デジタルデザイン部門代表
1992年日建設計入社、96年NSD独立のタイミングで移籍以降、金融機関、教育施設、ホテル、レストランなどノンジャンルにインテリアデザインを担当。2018年からワークプレイス系プロジェクトを扱うデザイン部門を所轄。デジタルデザイン部門代表と新領域開発担当を兼任。

みなさんのお悩みを募集しています

ワークプレイスについてのお悩みがありましたら、こちらのアドレスwebmaster@nikken.jpまでお寄せください。日建グループのメンバーがそれぞれの専門性を生かして、楽しくまじめにお答えします。






この記事が参加している募集

オープン社内報

こだわりデスクツアー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?