日建グループ

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日建グループは、建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。 https://www.nikken.jp/ja/

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○○さんに訊いてみた!#04|監理者は説明の積み重ねで信頼獲得

粕谷 公一、千々岩 豊、八田 有輝 日建設計 設計監理部門 監理グループ 発注者・施工者・設計者からの信頼を得るには── 発注者・施工者・設計者と良好な関係を構築するために、また信頼を得るために、笹部さんが心掛けている方法・手法を教えてください。(千々岩) 笹部:定例会議などで、監理者目線でもいろいろ調整したことをしっかり伝えるべきなんです。そうすることでより確実に意思が伝わります。品質確認はやってあたりまえ。そこにプラスアルファどんな値打ちをつけることができるか。 あと

    • 「”+エアモビリティ”のまちづくり|空飛ぶクルマで未来のまちはどう変わる?

      渡邉 修一 日建設計 設計監理部門 グローバルデザイングループ 兼 都市・社会基盤部門 スカイスケープデザインラボ課 スピーカーと取り組みのご紹介伊藤 貴紀さん(以下敬称略):まずは、経済産業省に所属していた時、なぜ空飛ぶクルマのための「次世代空モビリティ政策」を立ち上げたか、基本的な概観を話します。 エアモビリティに明確な定義はないものの、「電動」「自動」「垂直離着陸」が1つの共通イメージです。自動車が電動化・自動化するのと同様、航空機も電動化・自動化が目指されています

      • 日建グループオープン社内報|“O3”って?リニューアルした日建設計コンストラクション・マネジメント大阪オフィスの試み

        佐々木康貴、大澤雄二、関口理絵 日建設計コンストラクション・マネジメント マネジメントコンサルティング部門  “O3”(オースリー)とは?”Osaka Osekkai Office”の通称で、令和5年5月17日にリニューアルオープンした日建設計コンストラクション・マネジメント(以下NCM)の大阪オフィス。「行きたくなる、おせっかいを」をテーマに、働く人を孤立から救い出し、元来大阪に根付いている“おせっかい”の力で人の活力をオフィスに呼び戻そうというプロジェクトです。プロジェ

        • 〇〇さんに訊いてみた!♯03|スペシャリストへの道 ━ 劇場・ホールの監理心得━

          八田 暢之、津村 勇次、原 和樹 日建設計 設計監理部門 監理グループ ── どのような経緯で劇場・ホールのスペシャリストになったのですか? 入社5年目くらいに新神戸国際会館こくさいホールの設計を担当することになったのが始まりです。それまで舞台設備設計を担っていた大先輩が後継者を育てるという話が持ち上がり、これに手を挙げて担当したのがきっかけだったと記憶しています。それ以降、途切れることなく劇場・ホールの設計が現在まで続くという恵まれた縁のおかげで、自然と知見が身に付いた

        ○○さんに訊いてみた!#04|監理者は説明の積み重ねで信頼獲得

        • 「”+エアモビリティ”のまちづくり|空飛ぶクルマで未来のまちはどう変わる?

        • 日建グループオープン社内報|“O3”って?リニューアルした日建設計コンストラクション・マネジメント大阪オフィスの試み

        • 〇〇さんに訊いてみた!♯03|スペシャリストへの道 ━ 劇場・ホールの監理心得━

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        • PYNT
          5本
        • スマートビル関連
          7本
        • イノベ研
          6本
        • COVID-19 新型コロナウィルス関連
          56本
        • オープン社内報
          28本
        • 「つな木」関連
          9本

        記事

          渋谷で2万人が帰宅困難に!? 災害時の行動変容を促す、ハードとソフトのデザインとは

          染谷朝幸 日建設計 テックデザイングループ SDL(Safety Design Lab) ダイレクター スピーカーと取り組みのご紹介金山淳吾さん(一般社団法人渋谷未来デザイン ジェネラルプロデューサー / 渋谷区観光協会代表理事、以下敬称略):私は渋谷区の新しい観光資源づくりや文化イベントのプロデュースなどに携わってきました。今日のゲストの牧野さん、小野川さんと同じく、広告業界出身です。広告プロデューサー的な視点で、渋谷という街の運営について考えています。 牧野圭太さん

          渋谷で2万人が帰宅困難に!? 災害時の行動変容を促す、ハードとソフトのデザインとは

          〇〇さんに訊いてみた!♯02|現場関係者の礎となる監理者のコミュニケーションスキル

          新出 真也、小大塚 陽平、尾崎 綾(元職員) 日建設計 設計監理部門 監理グループ ── 猪俣さんはリーダーシップが強いイメージがありますが、今の猪俣さんを形成したエピソードはありますか? 一番影響を受けた先輩がいました。 その方からは「筋を通すこと」と「他人事にしない」ということを教えてもらいました。 自分が正しいと思ったことは、それが発注者であれ施工者であれ、社内の人間であれ意見を交わすようにしています。 皆、良い建物をつくりたい!という目標は同じですからね。 あとは

          〇〇さんに訊いてみた!♯02|現場関係者の礎となる監理者のコミュニケーションスキル

          第4回 ソウル都市建築ビエンナーレ 現地リポート

          黄 ジュン儀 日建設計 都市・社会基盤部門 都市基盤計画グループ 2023年9月1日から10月29日にかけて、韓国・ソウルにおいて、「第4 回ソウル都市建築ビエンナーレ(以降、ビエンナーレ)」が開催されました。世界34都市、23チームが参加した「Guest Cities Exhibition、PARALLEL GROUNDS、TOKYO」の企画展には、日建設計も出展し、”Cooperative Design for New Urban Infrastructures”をテー

          第4回 ソウル都市建築ビエンナーレ 現地リポート

          「イノベーションとともにある都市」 研究会|vol.06 沖縄科学技術大学大学院 (恩納村)

          諸隈 紅花 日建設計総合研究所 主任研究員 吉備 友理恵 日建設計 イノベーションデザインセンター イノベーション空間のレシピを用いたケース分析第4号日建グループの「イノベーションとともにある都市研究会」(略してイノベ研)では、建築や都市開発の専門家の立場から、イノベーションが起こる(または起きやすい)空間のレシピ(要素)やその関係性を明らかにしようとしています。今回は「イノベーション空間のレシピ」を用いたケース分析の第4弾となります。レシピ自体の解説は下記noteをご覧く

          「イノベーションとともにある都市」 研究会|vol.06 沖縄科学技術大学大学院 (恩納村)

          〇〇さんに訊いてみた!♯01|ベテラン社員に聞く、気持ちのよい現場監理の極意

          高村 康徳、小澤 柚花 日建設計 設計監理部門 監理グループ 気持ちのよい現場をつくる監理者とは?[ 怒らないこと ] 監理者の基本姿勢のお手本は、工事監理ガイドラインの講師としても全国を回っていた監理部OBのTさんです。 受注者に絶対に怒らない。Tさんが怒ったところを見たことがない。怒らないのには理由があって、「人は怒られたときにはその仕事はするけれど、そのほかの仕事はしたくなくなる。」から。「受注者にやって欲しいことがあるときは、とことん説明し相手が納得するまで話し続け

          〇〇さんに訊いてみた!♯01|ベテラン社員に聞く、気持ちのよい現場監理の極意

          人にとって良い ”生物多様性” とは?| まちも、森も、家も、ヒトも、生物多様性!

          須藤 伸孝 日建設計 都市・社会基盤部門 都市デザイングループ ランドスケープ設計部 ランドスケープアーキテクト スピーカーと生物多様性に関する活動のご紹介藤木庄五郎さん(株式会社バイオーム 代表取締役、以下敬称略):バイオームは生物多様性の保全をビジネスにすることを目指す、2017年設立のベンチャーです。私自身は京都大学で生態学を研究し、マレーシアのボルネオ島で2年以上キャンプ生活を送るなどの経験の積み重ねから、「環境を守るには、経済活動の中で生物を守っていく必要がある」

          人にとって良い ”生物多様性” とは?| まちも、森も、家も、ヒトも、生物多様性!

          Web3×まちづくりの可能性|ブロックチェーンでまちづくりはどう変わる? 地域資源活用から市民参加まで

          小松航樹 日建設計総合研究所 都市部門 研究員 道家浩平 日建設計 都市社会基盤部門 都市開発グループ 都市開発部 プランナー まず、Web3とはなにか?Web3は一般的に、ブロックチェーン技術を使って実現する、特定の管理者がいない分散型ネットワークと定義されます。Web1.0は、Googleの検索結果に出てくるような、一部の配信者から一方通行の情報の流れがある状態。Web2.0は、SNSのように、双方向の発信ができるもの。Web3は、参加者全員が分散して、データを保持・保

          Web3×まちづくりの可能性|ブロックチェーンでまちづくりはどう変わる? 地域資源活用から市民参加まで

          インクルーシブなデザインをどう考える? |当事者の視点を交えたプロジェクトをつくるには

          車戸高介 日建設計 都市・社会基盤部門 都市開発グループ 企画開発部 プランナー なぜ今「インクルーシブデザイン」なのか?車戸高介さん(日建設計 都市開発部):今、世界の人口の15パーセント、約13億人が障がいを持っている(*1)と言われており、大きなインパクトとなっています。そういった方々がより社会参加できる、サステイナブルな社会の実現に向けたダイバーシティ&インクルージョン(D&I)が求められています。 一方、日本財団のD&Iに関する意識調査(*2)では、「日本社会に

          インクルーシブなデザインをどう考える? |当事者の視点を交えたプロジェクトをつくるには

          CROSS OVER|我々はどこへ向かうのか

          ますます複雑化する社会課題に対して、建築や土木、都市など業界の垣根を越えて、どのように取り組んでいくのか——。20年以上にわたり渋谷駅と周辺地域の一体的開発を共に進めている日建設計とパシフィックコンサルタンツは、ジャンルの違う専門家がクロスオーバーして未来のビジョンを語る研究会を行いました。 研究テーマは「デジタル」「カーボンニュートラル」そして「エアモビリティ」の3つ。建築設計、電気、河川、PFIなど、さまざまな専門性を持つ2社の技術者が混成するワーキンググループ(WG)に

          CROSS OVER|我々はどこへ向かうのか

          建築・都市×メディアの可能性を探る|メディアの変遷からの考察

          堤 遼  日建設計総合研究所 環境部門 研究員 メディアと建築都市空間の相互活用を目指して建築都市のシンクタンクである日建設計総合研究所とコンテンツクリエイターであるTBSテレビは、IPコンテンツ・空間・ICTの相互活用を目指して共同研究を実施しています。 近年のメディア(注)は、お茶の間中心から都市のあらゆる場所に分散することで多方向化しており、エンタメに留まらない利便性や社会課題の解決など多様な価値を生み出しています。特にインタラクティブなメディアの代表であるゲームでは

          建築・都市×メディアの可能性を探る|メディアの変遷からの考察

          IWMS(Integrated Workplace Management System)|ワークプレイスのデータを統合する ファシリティマネジメント システム

          光田 祐介  日建設計 デジタルソリューションラボ アソシエイト コンサルタント 皆さんはIntegrated Workplace Management System(以下IWMS)という言葉をご存じでしょうか。日本語に訳せば、「統合ワークプレイス管理システム」といったところでしょうか。何のことやらよくわかりませんね。 IWMSとは、企業の不動産ポートフォリオ、インフラストラクチャ、設備資産の管理など職場のリソースやサービスを組織的に利用するための統合ソフトウェアプラットフ

          IWMS(Integrated Workplace Management System)|ワークプレイスのデータを統合する ファシリティマネジメント システム

          4D-DASH |BIMを用いたクラウドセンサーダッシュボード

          渕上 敏生 日建設計 デジタルソリューションラボ コンサルタント IoTセンサーデータ可視化の課題近年スマートビル市場は拡大を続けています。スマートビルでは様々なIoT技術が利用されます。例えばIoTセンサーを活用した温度分布や照度分布など、様々な状態量の可視化です。さらに、人感センサーと照明設備、温度センサーと空調設備など、竣工後に設置されるIoTセンサーと設備の連動制御に用いられることも増えました。 IoTセンサーの値を可視化するダッシュボードを作成するには、目的に合わ

          4D-DASH |BIMを用いたクラウドセンサーダッシュボード