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「あなたが今言った言葉、ハラスメントかもしれませんよ」

今日は記事のタイトルが物騒ですが、
見たあなたは一瞬ドキリとしたのではありませんか?

何しろ今は、ハラスメントに対する意識が、
年々厳しくなっていますからね。
ただ、少々行き過ぎている気もしますが。

「せめてどんな言葉を避けるべきなのか分かれば……」

あなたもこのように思った事が、
少なからずあるのではないでしょうか?

意識の高まりを受けて、研修なども行われていますが、
もっと手軽に具体的な事例を知りたい。
あなたがそう思っているのであれば、
今からピッタリな本を紹介します↓

「山藤裕子監修、新村響子協力、
ハラスメント言いかえ事典」

今日は上記の本を紹介していきますね。

監修者、協力者について

ですがその前に、今回は監修と協力と言う形で、
記載されているお二人について、
少し解説していきます。

山藤裕子さんは、ハラスメント専門研修講師で、
ご自身もハラスメントを経験されたことがあり、
当時の経験を踏まえて、現在年間200以上の
企業や自治体で、毎年5000人を超える人に、
ハラスメント研修を行っています。

研修の内容が、行動に移しやすいと好評で、
同じ人が何度も受講されるのです。
一方でコメンテーターとしても活動されています。

協力者の新村響子さんは、
労働問題に対して特に強く、
いくつもの著書を出版されている、
弁護士の先生です。

講師と弁護士がタッグを組んで、
ハラスメントの対策本を、
制作されたんですね。

内容について

では、本の内容についてみていきましょう。

ですがその前に1つ質問をさせてください。
ハラスメントと言っても、内容は様々ですが、
あなたはまず何を思い浮かべますか?
恐らくは「パワハラ」ではないでしょうか?

制作者も予測していたのか、本の内容は

・ハラスメントについての概説とよくある質問
・主に職場で起こるハラスメントの実例
・家庭や友人、学校や病院などで起こるケース
・ハラスメントに備えたノウハウ

と言う順番で構成されています。

ですが、本の内容は大半が、
職場でのハラスメントに集中しており、
次に家庭や友人、学校や病院の順です。
最初と最後は本当に軽く触れている程度。

それぞれの部分を具体的に見ていくと、

・まずはハラスメントが起こる構図と、
よく来る質問、代表的な種類について、
解説されています。

・続いて職場における、しかる時、
指示の出し方、雑談方法、連絡手段の落とし穴、
相談時の注意点などで、よくあるケースが
68パターン掲載されています。

・次のチャプターでは、職場以外の場所で
発生するハラスメントの実例32ケースが
具体的な解説付きで説明されていました。

・最後にハラスメントの被害者、加害者
どちらにもならないようにするために、
生活していくうえで出来る工夫が、
いくつか紹介されていました。

後、上記には書いていませんが、
ところどころでハラスメント訴訟の実例が、
いくつかさしはさまれています。

ケースの数からみても、
やはり職場が半分以上を占めていますね。

改めて数字を見ると驚きます。

私の感想

では、実際に読んでみた私の感想ですが、

「ハラスメントの実例を色々知る事ができて、
今一度自分のふるまいを振り返ろうとも思うが、
それ以上に201ページに書かれている言葉を、
もっと多くの人に知ってもらいたい」

と思いました。同ページに書かれているのは、
人に雑談や愚痴を言いたい時に、
どのようにお願いするべきかと言う、
ケースです。

上記の様な場合に

「あなたに言っても仕方ないけど……」

などと口を開くのは、相手を下に見ていると
思われるので大変失礼。

「つまらない話だけど聞いてくれる?」

など謙虚な姿勢でお願いしましょうというのが、
お手本であると書かれています。
ですが私が知ってほしいと思ったのは、
ケースの言い方ではなく、解説欄の

「人に話を聞いてもらうというのは、
聞いてもらっている間、相手の貴重な時間を
使ってもらっているのである」

と書かれている部分です。

私は以前からコミュニケーションは
100あれば99は無駄であると、
記事に書いているのですが、
そう思う理由が、まさに上記の
時間に関する考えと同じでした。

私の個人的な考え、体験ですが、
愚痴に限らず、相談、雑談、悪口をいう人間は、
相手に時間を使ってもらっている、
と言う自覚が全くないと思っています。

つまり、相談、雑談、愚痴、悪口を、
やたらとする、したがる人物は、
時間に関する考えが非常に甘いのです。

もし相手に貴重な時間を使ってもらっていると、
思っているのであれば、
雑談は相手にとってもプラスになる話を
するでしょうし、相談や愚痴は、
信頼している相手に、
打ち解けたいことだけ告げるでしょう。

悪口はもはや論外です。

ちなみに雑談部分のプラスとは、
何も知識やノウハウを伝えるというだけでなく、
楽しい話をして相手を笑顔にするなど、
気持ちの面での得も含めて言っています。


ですからやたらと話をしたがる相手は、
単なる時間泥棒でしかないのです。

さらに言うと、そうした人物ほど、
こちらが話したいと思ったときは、
あっさり断る、明らかに適当な
返答をしてきた、話題を自分の事に、
すり替えるといった事をするので、

「自分の話はしたい、だけど
人の話は聞きたくない」

と言うわがままをかなえるのに、
こちらをちょうどいい相手だと、
思っているのではないかと、
私は考えています。

もちろん、よほど信頼しあっていて、
普段言わない人が、ふと愚痴をこぼした時、
聞いてあげたいと思ったのであれば、
耳を傾けてあげてもよいとは思います。

まあ、要は聞きたいと思った人であれば、
聞いたらいいと、私は思うのです。
反対に聞きたくないのであれば、
断った方が、時間泥棒を相手にしなくて済むので、
長い目で見れば得をします。

と、なんだか私の考えを述べて、
終わってしまいましたね。

今日紹介した本である
「ハラスメント言いかえ事典」は
記事を読んでくださっているあなたが↓

・職場で部下に指導する立場である
・周囲の人間関係に悩み、苦む
・ハラスメントについての理解を深めたい

のであれば、きっと勉強になりますので、
ぜひ読むべきです!!

まとめ

日常演舞の読書感想文、今日は
「ハラスメント言いかえ事典」を
読んで、あなたに合っているかどうか、
レビューしてみました。

あなたがもし、私の文章を

・わかりにくいと思った
・別の表現もあると思う

と思ったのであれば、
コメントで教えて下さい。

今後の参考にさせていただきます。

明日またお会いしましょう!!

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