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「苦しい親子関係から抜け出す方法 石原加受子著」読んでみた。

あなたの親子関係はどうですか?
もし「つらい、苦しい、やりきれない」
と思っているのであれば
本日紹介する↓


著者について


まずは著者の「石原加受子」氏について解説します。

石原氏は心理カウンセラーを務める傍らで

・心理相談研究所オールイズワン所長
・日本カウンセリング学会会員
・日本学校メンタルヘルス学会会員
・厚生労働省認定
「健康・生きがいづくり」アドバイザー
に所属されています。

本の内容について


ではここから本の内容について
解説していきます。

ざっと一覧にすると

・苦しい親子関係が生まれる理由
・親が子を傷つける訳
・親と子を分離させる必要性
・自分の言動を理解する重要さ

・親よりも自分を大切にしていい
・自分の為が人のためになる。
・私を表現する訓練

以上の順番で書かれています。

端的にまとめると
前半に問題を引き起こす要素が
後半は対処法と著者の考えが
書かれています。

複雑に絡み合った親子問題を
取り扱った書籍は私もこれまで
色々呼んだり紹介してきました。

ですが今回紹介する本で
著者が提唱されている
「自分中心心理学」
これまでにない視点だと思いました。

自分中心心理学とは?


ではここで自分中心心理学とは何かについて
解説していきます。

自分中心という名前をみたあなたは
「自己中心的に振る舞うのがいいの?」
と思ったかも知れませんが、
自己中心とは全くの別物です。

自分中心心理学とは
「自分の気持ちや欲求や感情」つまり自分の心を
基準に物事を捉えていきます。

ただしそれを無理やり
押し通すのではありません。

「自分の心を大切にすることで
相手の心も大切にして行けるようになる。
自分自身に寄り添った生き方を選んでいく」

以上が自分中心心理学の考えです。

「皆が皆そんな事をしたら争いが起こるのでは?」

あなたはこう思ったかも知れませんが、
石原氏は「自分自身に寄り添わずに
我慢した生き方をしても必ず相手に伝わり、
結果として関係は悪化する」と断言しています。

更に著者は
「自分自身に寄り添った
生き方を選ぶ人が増えれば社会のトラブルは
大半が無くなる」とも述べています。

私の感想


では本を読んだ私の感想ですが

「自分自身に寄り添った
生き方を選ぶのは大切だと思うが、
それ以上に今まで日本を支配してきた
察しの文化が諸悪の根源なのでは?」

以上のように思いました。

というのも自分自身に寄り添った
生き方が出来ず、大切に出来ないのは

「言わなくても態度で察してくれる、
もし察してくれなければ
相手は私を軽んじているから」

のように相手が察してくれないのが悪い、
と自分の言葉で伝えず、
不機嫌な態度で示したりしているのが
人間関係のトラブルを引き起こす
最も大きな理由だと感じるからです。

上に述べたような察しの文化が
今まで日本を支配してきたひずみとして
親子関係の悪化を始めとする形で
表面化してきたのではないでしょうか?

まあ、私自身は先日
「細谷功」氏の著書を紹介した時にも述べたように

「100中99のコミュニケーションは無駄なのだから
それに使っている努力や時間を
仕事や趣味に使ったほうがいい」

という考えを持っていますが。

まあ、このあたりは人それぞれですね。

今回紹介した
「苦しい親子関係から抜け出す方法」は
あなたが

・親子関係で悩んでいる
・友人や職場の人とうまくいかない
・自分中心心理学が気になる

以上3つに当てはまるのであれば
ぜひ読んでほしいです。

まとめ


日常演舞の読書感想、今日は
「石原加受子著 苦しい親子関係から抜け出す方法」を
読んでみました。

明日またお会いしましょう!!

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