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面白い/興味深い/共感するnoteたち

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タイトル通りの基準で素晴らしいnoteたち、何度も見直したくなる、お勧めしたいものを集めました!どうぞフォローして自分にあったnoteと出逢って頂ければ☆
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#コンテンツ会議

クリエイターの宿命

『やりたいこと』と『世間に受け入れられること』のギャップは、特にクリエイターの人にとって永遠のテーマだと思います。 どうにかしてそこの両立みたいなことをして、クリエイターやアーティストの方にフルスイングしてもらえないかなーと考えてるんですが、やっぱりそこは良くも悪くも、割り切るべきなのかなというのを、昨日たまたま観たYouTubeの動画2本から感じました。 観た動画というのは、これら2つ。 >コンテンツを作る人全員に必要な「編集力」とは?「編集者」を定義から見直せ!【ド

その道の「プロ」にしか描けない物語

多くの企業で複業(副業)が解禁され、本業と並行して新しいチャレンジに身を投じるビジネスマンが増えてきた。 その複業先として、「マンガ家」を選ぶ人がいる。 マンガ家というと、多くの時間と特別な才能を要する職業だと見なされてきた。アシスタントとして数年かけて腕を磨き、試行錯誤を繰り返しながら作品を描き続けても、売れる作家になれるのは一握り。多くの人にとって、職業選択としてマンガ家は馴染みがないだろう。 しかし、現在はマンガを描くための「型」が、手軽に身につけられるようになっ

『アツい言葉を探せ』note記事に良い感じのタイトルを付ける方法(タイトルコンペ感想戦)

まつしまようこさんの長文noteにコンペ形式でタイトルをつける、という企画が先日突如発生した。そして最終的に6人の案の中から採用されたタイトル『わたしの妄想と想像(と恋)が止まらない、もう1つの趣味』がどのように生まれたのか、この記事では他の仲間の作品も絡めて詳しく解説してみたい。 手順1:届けたい人に焦点を合わせる刺さるタイトルにしたいとき、まず考えるべきは STPだ。マーケティングの基本とされるこの3つを考える。 S (Segmentation) : 読み手の像をこ

「オンラインサロン」に勝るコミュニティ形態

アクセス方式のおかげで消費者(コンシューマー)が製作者(プロデューサー)により近づき、あるいは消費者がますます製作者のように行動するようになって、1980年に未来学者のアルビン・トフラーが命名した「プロシューマー」になっていく。 ※本中より引用 『〈インターネット〉の次に来るもの』を読んだ感想、第18回です! 第1回はこちら↓ いま、いろんな事業の分野で『サブスクリプション(定額利用)』型のサービスが増えていますよね。 これを筆者は本中にて『「所有権の購入」から「アク

「紙の本」はなくなるのか?

紙にインクで印刷した古いスタイルの本は、現在は何より最も耐久性があり信頼できる長期保存テクノロジーなので、図書館は(多くの個人も)敢えて廃業したいとは思っていない。 ※本中より引用 『〈インターネット〉の次に来るもの』を読んだ感想、第16回です! 第1回はコチラ↓ きのうのnoteでは『本というフォーマットは、単なるプラットフォームになっていく』という話をしました。 ウィキペディアのような感じで、各ページ相互にリンクが貼られ、始まりも終わりもないような形が、これからの

CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。 2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。 こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、その役割は今も確かに存在しているのですが、「高度な専門職」として、認識されにくいの

有料
250

現代に生きるぼくたちはみな、「永遠の初心者」

『〈インターネット〉の次に来るもの』という本を読みました。 きっかけは、下記のけんすうさんのツイートです。 その場ですぐにポチったのですが(なので購入日は約3ヶ月前の4月21日)、なんせ本が長かった。。。 全416ページ!!! ただ、伊達に長いのではなく、その分たくさんの示唆に富む話があったので、これから何回かのnoteに分けて書いていきます! ということで第1回のテーマは『我々は永遠の初心者』。 新しいテクノロジーは際限なくアップグレードを要求するので、、あなた

日本の飲食業界が大きく変わる!定額サービスと自動決済システムの登場で見える未来の店舗

今後コンビニは隣の土地を買い取って居酒屋化するだろう。そして会員制やサブスクモデルが台頭し、これらのビジネスモデルが定番化する。 飲食業界に対して多くの人が望んでいるのは定額サービスだ。いや、望んでいるというよりも潜在的なニーズという感じだ。 実は若い人を中心にサブスクライブモデルや定額メニューは人気が高い。というのも、誰だって食事中は食事だけに集中したいと思っているし、楽しいことをした後でお金のことを考えると空気がシラケるからだ。 誰も「この食事にいくらかかるのだろう

好きなコンテンツってありますか?

わたしたち次の日経を考えるチームですが、最近、社外のメディア関係者の方を中心に「日経にもコンテンツマーケティングをするチームがあったんですね」とたびたび言っていただくようになりました。 ■コンテンツマーケティングの定義をあまり知らないので調べてみたせっかくなので、ご期待にさらに応えられるよう、コンテンツマーケティングについて考えてみました。 よくよく考えるとコンテンツマーケティングの定義がわからないので、軽くググると、アメリカには「コンテンツマーケティング協会(Conte

書評「読みたいことを、書けばいい。」(田中泰延)

Twitterで多くの人がシェアしているので、買う予定じゃないのに手にとってしまいました。 「人は3回違う場所で目にしたら、その商品が欲しくなる」という話を聞いたことがあるのですが、僕はTwitter、Facebook、書店と3回目にしてしまったので、まんまとその法則にハマってしまいました。 でも、読み終えた今はこう言えます。買ってよかった。人に自信をもっておすすめできる本です。 本書「読みたいことを、書けばいい。」は、電通で24年間コピーライターとして働いていた著者が

クリエイターが想像力を上げてクリエイティブな脳みそになるための科学的トレーニング方法

クリエイティブな脳みそというのは訓練次第で誰でも自由に作れます。 独創的なひらめきは、それを生まれつき持っている人たちの専売特許という訳ではないのです。 実はものを考える想像力とものを作る創造力には相関性があり、想像力が高い人ほど物作りのスキルも高い傾向があります。この脳科学的な傾向を利用して、脳みそをクリエイティブな発想ができる状態に成長させていくのです。 今回の研究はアメリカの中西部に位置する、米国トップの名門州立大学として評価の高いミシガン大学の論文から引用してい

ヒット作品はタイミングが9割である

「独創的な企画を生み出したいなぁ〜」 「アイデアをポンポンポンと生み出して、ヒットを連発させたいなぁ〜」 多くの人は1度はそう思ったことがあるだろう。無論、自分も常々そう感じている。 クリエイティブ=特別な人に宿るもの 一般的にはこう言われているが、実際はある種の「まやかし」である。 今回紹介する本を参考に「まやかし」を紐解いていき、一人ひとりが日常生活において習慣化できるようになれば、誰でも後天的にクリエイティブを身に付けることができる。 『クリエイティブ・スイ

手を動かすことの怖さとその意味

最近、ディープラーニングの話ばっかり書いているが、今日はコルクの佐渡島さんと連載している #コンテンツ会議 の更新日。ということで、ディープラーニングの周辺で思ったことを書きます。 ディープラーニングを勉強すると数式がたくさん出てくる。ぼくのように数学がそれほど得意ではない人間には、これが最初はまったくわからない。教科書を読もうとしても、目が紙の上をすべっていって、ぜんぜん頭に入ってこない。 でも、しぶしぶ手を動かして、ノートに数式や図を書いてみる。そうすると、不思議なこ

東大のディープラーニング公開講座がヤバくていろいろ考えさせられた件

1カ月ほど前から、東京大学の松尾研のディープラーニング公開講座に行っている。 ネットで募集していたのであわてて申し込んだら、とんでもない数の人が集まっていて熱気がすごい。学部生、院生、社会人、あわせて300人以上が同時に授業を受けている。 初回こそ、人工知能概論のような話だったけれど、2回目以降はものすごい速度で授業が進む。そして宿題の量と質もすごい。2回と3回目の授業だけで、普通の学校の半年分くらいの内容になっている気がする。東大、ほんとにやべーよ。 毎回、授業の冒頭