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絵本のアメに会いたくて 松本まで2時間かけて行く①出会いは突然に

ある晩、私の興味のアンテナにビビビとかかる出会いがありました。

子供がいつものように、読んで~と持ってきた本。
その日、図書館で小学生の娘が借りてきた「あめができるまで」

子供と読んだ絵本

子供が選ぶ本って、私が見つけるものと違う世界があって面白い。
今回、アメか~って、そんなに気にも留めずページをめくると…

  • 砂糖からではなく「もち米と麦芽」から作っている老舗飴屋があること

  • めちゃくちゃ時間をかけて、昔からの作り方で作られていること

  • その100年以上続く店を含み、長野県松本市にはアメの老舗が3件あること

ということが写真付きで紹介されていました。

もう、「もち米と麦芽」だけでアメという材料のところから興奮して、
いつもより力が入って、一字一句しっかりと読みあげてしまいました。

アメって、栄養を学べば学ぶほど、砂糖の固まりで血糖値も上がるし…って、最近はちょっと疎遠な存在です。

ただ、この本に紹介されているアメは、砂糖ではなく、米から甘みを引き出しているようで、
米麹も自分で作る私にとっては、発酵に似た工程もあるこの飴作りの工程が、面白くって。

このアメ、きっと昔から高級品なんだろうな。
砂糖も高価だったから、米から作ったのか?このアメをどんな人たちがどんな風に食べてたんだろう?とか、勝手に想像が始まりました。昔の子供たちに思いを馳せるというやつでしょうか。

そして、このアメを手に取ってみたい!と思いが強くなり、食べたいというより、なんでしょうか、リアルに手にとってみたいって思い始めました。
もちろん味も知りたいですが、なんだか、不思議な感覚。

子供を寝かしつけた後、私は さっそくGoogle mapでお店を検索。
高速を使えば2時間強で行ける…。

…これは、行ける。

ネットでも売っていることは見つけましたが、知りたいのは味だけではないのです。なんでしょう。雰囲気?自分で買いに行く体験?
お昼に蕎麦を食べたいって言っていた、ナイスタイミングな旦那さんにも、もち米と麦芽でできているアメが松本にあることを熱く語ると、
「行こうか?」って。相変わらずフットワークが軽い。

えー、
行きたいー!(笑)

そういえば、信州と言えば、お味噌じゃないか!と発酵マニアの私が調べると、松本には11件も味噌蔵があるということ。
味噌は自分でも作るくらい気になる存在。家には仕込んだお味噌が所狭しと、順番待ちしているが、浮気ではありません。
おいしい味噌を知り、さらなる向上のためだ。

出番を待つ我が家の味噌たち

さらには、私の大の大好物のりんごの季節。

蕎麦、味噌、りんご、そしてこのアメ
気になるものが全てそろっている。
夜遅いのに、鼻息が荒いです。

旦那さんに、ツアー組んでみたら?と言われた私は、
タイムテーブルではなく、なぜかしりとりが浮かんできてしまい

みそ→そば→ばくが(麦芽)ともち米で出来た飴を買ったり→りんご

「つながった…」

呼ばれています松本に。
もう行くしかないようです。
こんなことを考えていたら、その晩、寝られなくなりました。
まるで、遠足前の子供のように。

旅の準備
旦那さんとの予定が合わず、松本旅行が平日になってしまう模様。
翌朝、起きた子供に、昨晩のアメ屋さんのある松本に行けること、そして平日になっちゃうけどどうする?と聞いたら
行きたいー!って。
学校も仕事も休んでまで行くのかって思われてしまいそうですが。(賛否両論あり)わが家の社会科見学とします。(むしろ私の社会科見学だが)

旅のしおり
結婚前から、旅行って全く計画的でなく、いわゆる観ナビ(行き当たりばったりの直観ナビに従う)が多い私たち。
ただ今回は、おもしろがって旦那さんも、旅のしおりもいるんじゃない?って言ってきました。
今どき、アプリとかでさくっと作れるんだろうけど、アプリやGoogle my mapsなどちょっと試したけど、時間もないしなんか思うようにいかず。

結局、
Google map+メモアプリ(Good Notes)で書き込み

という、なんともアナログとデジタルの融合体になりました。

1.メモアプリでひとまず行きたいお店や場所を行きたい順に書き出す
  どのお店から行くかを考えるために開店時間を追記
2.Google mapで行きたいお店や場所を「旅行プラン」というリストに保存
3.Google map上に行きたいところのリストと場所が表示される
(リストを限定共有して、その旅行プランリストの共有URLを相手に送れば共有可能)
4.このGoogle mapをipadでスクショし、メモアプリに貼り付け
(メモアプリ上で直接書き込みが可能になる)
地図上に書き込みたかったのは、どこから回ると効率がいいか、
どこに何があるかすぐわかるようにしたかったためです。
位置関係が一目瞭然になり、満足しました。
(当日も、次どこ行こうってGoogle mapで調べるときにリストがあるので、検索しやすかったです)

メモアプリにスクショの地図を貼って 手書きで書き込み

4の書き込んだ地図は、印刷して子供たちに渡しました。
社会科見学のようというか、地図があると冒険感が増すので。
子供たちも、当日、車の中で色やイラストを足して楽しんで使っていました。

子供も、自分の覚え用に絵本をみたり、スマホで写真をとって事前準備。
このアメを食べてみたいと言って、夢を膨らませています。
私も、友人の味噌のプロに、松本のおすすめの味噌蔵を教えてもらい、蔵も見学予定です。
旅は計画段階が一番楽しいと言いますが、久しぶりの旅行プランの妄想時間を楽しみました。
さぁ、ワクワクの当日です。長くなったので、↓次の記事に書きます。


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旅の準備

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