人生一度きりの残酷さ
お疲れ様です。金曜日です。
人生一度きりって残酷だなと思いました。
死んでしまうまで生きるとして、その人生は一回だけしかないんですよね。当たり前のことだけれども、これって結構きついことだと思います。
全てのことにおいて生じる問題は、人生が一度きりしかないからじゃないかなって思いました。
一度しかないから、義務教育である小学校、中学校に行けるのも1回きりで中学2年生を何度も経験するということはできないですからね。
やり直しがきかないし、もう一度別の道を歩もうと思うには歳を取ってしまったりするわけです。
人生一度きりしかないからこそ、大きな決断には慎重になってしまうんだな、と当たり前のことを今更のように気が付きました。
例えば、私は大学を休学しているけれど、これを決断するにも人生一度しかないから、大学を最後まで休まずに行くか、途中で休学を経験したけれど卒業するのか、中退するのか、と大いに迷ってしまうわけです。
さっき読み終わった小説にだいぶ影響を受けているような気はするけれど、出産だってそうです。(村山由佳『BAD KIDS』を読了。私は好きです)
私は身体は女で子どもを産むことができる構造にはなっているわけです。もしも、子どもができたときに産むか産まないかの選択肢が責められる。産むと決めたとして、中絶には期限があるから、だいぶ経ってからやっぱり子どもやめたいとかできないわけです。これは、子どもを産んだ後でも同じで、取り返しがつかないんですよね。
はあ、もしも私にいま子どもができたらどうするんだろう、どうしよう。
妊娠はまだ経験したことはないけれど、今子どもできたらおろすよとずっと言い続けている自分でも、もしもできたら途端に母性やらなんちゃら色々感情が爆発するなり生まれてしまって、どうしよう、という迷いが生まれたりするのが怖い。なってみないと分からなかったり経験してみないと知れないこともあるのは事実。まあ、そこらへんの話は今回はいいんです。
そういう意味で、人生一度きりしかないから楽しもうというのもあるけれど、私は残酷だと思ってしまいました。
人生一度きりだから、人間悩んで苦しい思いをすることもあるよなって。
何でも暗い方に考えすぎかな。
昨日は久し振りに体調がよくてお出掛けしたわけだけれど、私は愛知県民なので名古屋は割とよく行くんです。沢山の人に囲まれていて、見ていたわけだけれど、みーんな人生一度きりで生きているんだなと思って、それを自覚しないで生きている人の方が多いだろうと思ったら怖くなりました。
どういう怖さなのか具体的には説明できないけれど、なんかそれって怖いと思った自分がいて。
時間が流れているのに、何度も立ち止まってしまうことが私にはあるからかもしれません。立ち止まってどうするかと言ったら、過去を思い出したり、今の状況を見つめたり、はたまた未来のことを想像したりするわけです。
過去に生きている人は今も見えていないので、今過ごせるはずだった時間や経験をないものにしているようでもったいないと思うし、怖いです。せめて私は過去からは抜け出したいと思います。
今を生きている人は、人生一度きりだと思って生きてる人なのかは分かりませんけれど、迷いがなくて見ている分には気持ちがいいような気もします。だけれど、もしもその人がふと我に返ったときが怖いです。
自分が選んだ会社はここでなくても良かったのではないか。
今お付き合いしている人は、別にこの相手でなくてもよかったのではないか。
なんだかんだ、未来に不安を抱いているのかな、と思います。
そう思うと、私たちって本当に想像の中で生きていて、現実を生きているはずなのに夢の中を生きているようだな、とたまに思います。
だって、することなすこと全てが想像の連続ではないですか。
もちろん、会社や学校によってはマニュアルが用意されていることもあるだろうけれど、たとえばコンビニでモノを買う時もここでお金を払わなかったら、窃盗として逮捕されてしまうなと思うからお金を払うわけです。ここまで意識する人はいないだろうけれど。そして、多めにお金を渡すことになるとしても、おつりを貰えるだろうからということで、お札を渡したりするわけです。
そう思うと、世の中は想像と期待でできているんだな、とも思いました。
人生一度きりと言いながら、その中で私たちはありとあらゆる可能性を考えながら生きているわけです。何も考えていない人だっていると言うけれど、私はそうは思いません。本当の意味で、何も考えていない人なんて一人もいないような気がします。
人間ってすごいし、面白いなと思います。とにかく、人が多い、人間が多い。周りや何を見ても、あまりの情報量にやっぱり頭がクラクラしてしまいそうです。
なんともまとまりのない文章になってしまったけれど、今日思ったことを書いてみました。ここまで読んで下さりありがとうございました。では、また。
サポート、応援してくださったら、とても嬉しいです。ありがとう。