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オタクパパの映画レビュー

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2021年3月の記事一覧

拗らせているのは監督か観客か 〜シン・エヴァに興味のない人のための記事〜

拗らせているのは監督か観客か 〜シン・エヴァに興味のない人のための記事〜

エヴァンゲリオンシリーズの最終作、劇場版『シン・エヴァンゲリオン』が大ヒットしている。
正直、あんまりエヴァにはハマっていない47歳なんだけど、劇場に行ってしまった。
だって最後だし。見た人に「ちゃんと終わった?」って聞いたら「ちゃんと終わった」って言ってたし。

と、ここまで書いたってエヴァンゲリオンを知らない人にはポッカーンだろう。
なんで自分の年齢を書くの?
なんで「終わった?」って聞くんだ

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日本と同じ広さのスターウォーズ銀河

フォースを信じている僕だけれども、スターウォーズの細かい設定には興味が薄い。
ライトセーバの7種の戦闘フォームはそらんじていない。
僕がそらんじている7種は必須アミノ酸だ。(保育士試験に出てきたから)

僕が興味があるのは、細かい言葉で書かれた設定や数字じゃない。
映画で登場人物がどのように生きてどんな会話を交わしているか。
そこからスターウォーズ銀河の生活を想像することだ。

映画から僕が読み取

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クラッシャージョウはハン・ソロでクラッシャーダンは

クラッシャージョウはハン・ソロでクラッシャーダンは

サンラインズのyoutubeチャンネルで、今日まで劇場版『クラッシャージョウ』が無料で見られる。
1983年公開、高千穂遙原作、安彦良和監督のアニメ映画だ。
80年代の日本アニメの作画技術が最高レベルで活かされたスペースオペラの王道。

何度も観ている映画だけれど、無料で観られるからとまた観てしまった。
先週は金曜ロードーショーで放映されたスターウォーズの外伝映画『ハン・ソロ』を見た。
そのせいか

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ダークサイドはサイコロの1・野田昌宏の日本語訳は凄かった

ダークサイドはサイコロの1・野田昌宏の日本語訳は凄かった

スターウォーズ最初の三部作のノベライズ。
その翻訳はSF作家の野田昌宏が一手に担っていた。
そこではフォース”the Force”は「力場」と訳されていた。

そしてフォースのダークサイド”dark side”は「暗い側面」と訳されていた。
よくある日本語訳の「暗黒面」ではなく「暗い側面」。
スターウォーズの最初期、まだ用語や訳語が定まっていない時代だった。

日本語訳はおろか、本家の英語でも”t

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個人ブログがGoogle検索で2位に上昇した理由

個人ブログがGoogle検索で2位に上昇した理由

は、全くわかりません。

Googleさんが急に「あんたのページが急上昇してまっせ」とメールをくれた。
僕のブログがある検索ワードで2位に浮上してた。上にはWikipediaがあるばかり。その検索ワードは『リイクニ・ノンデライコ』。アニメ映画のヒロインの名前だ。
ある世代のアニメファンにとっては神アニメなんだけれど、一般にはほとんど無名だろう。

このややこしいマイナーな名前を検索する人が世界で1

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