見出し画像

エッセイ 2月23日は何の日?(改題)

 「23日は休みで混むから・・・」と女房が言った。美容院に行く日を決めかねての言葉だった。「23日って何の日だっけ?」と私。「天皇誕生日。」そう言われてもまだピンと来ない。「天皇誕生日って12月じゃなかったっけ・・・?ああ、今は2月に変わったかあ。」正直言って、私にとっての天皇誕生日はいまだに4月29日なのである。以前、2月と言えば、2・26事件を思い出すと書いたが、2月11日は建国記念の日でもあった。2月は天皇に縁のある月なのだと改めて思った。
 「座標軸」の記事の中で、昭和はA型が独占した時期だと書いた。戦後、A型の時代が終わって、A型の大反省時代になってA型は肩身の狭い思いをして暮らさざるを得なくなった。(個人的見解です)しかしそれでも、日本を日本たらしめているのはA型だと、私は思う。日本は今でも右に重心が偏っていて、さらに上が重い構造をしている。日本に真の民主主義、資本主義が根付かないのは、そのせいだと思う。本当に日本を変えよう、日本の政治、社会、教育を変えようと思ったら、天皇制をなくすしかないと思う。
 私は天皇が嫌いではない。日本が好きだ。日本人が好きだ。しかし、なぜ、という気持ちもある。なぜ、あの人たちは特別なのか?上に特別な、高貴な人たちがいるから、その人たちに近い人間ほど威張りたがる。政治家、官僚、大資本家(昔は軍人)。そこにすべての格差、差別の根源があると言ったら言い過ぎだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?